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カルカソンヌが大賞を受賞した黄金世代の2001年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。
簡単にいうと、1〜60のカードがランダムに12枚配られ、全員で1枚伏せて同時に公開し、2番目に大きい数字を出した人が失点をくらうゲーム。もちろん、もうちょい深みはあるのだが、言葉では若干表現しづらいので、割愛する。
このゲームの特筆すべきところは基本的に運ゲー要素を含むカードゲームを2ゲーム目は、今自分が使ったカードを左の人に回すというルール。
それをプレイ人数分やるのだが、ゲームが進む毎に誰が何のカードを持っているのかがだいたいわかってきて、それに応じて読み合いがさらに熱くなる!
前回の隣の人と同じ手札を使っているわけだから、手札の運が悪かったんだよ!は通用しません笑
でも、同じ手札のはずなのに各プレイヤーの得点が違ってくるのが面白い。
お手軽なルールでここまで痺れるカードゲームはなかなかない!
最初は森のカッコーとして鳥がテーマになっていたが、次は豚にリメイクされ、その後またリメイクで現在の羊が採用されている。まぁ、羊が一番かわいいからいいと思う。
あと、原題はLAND WATERとある通り、直訳すると「沈没世界」とかになるんだろうが、これを「ブクブク」と訳したメビウスゲームズさんはすごいと思う。とはいっても、やはり「ぶくぶく」と日本語表記されるのは、やっぱり違和感はあるが笑
心理戦が若干強いので、ハゲタカとかを楽しめる人であれば、それのレベルアップ版としてオススメ。
ぜひとも全てのカードを使う5人プレイで5ラウンドで全ての手札を回してのプレイを推奨します!