【ボードゲーム レビュー】「内陸港」- ル・アーブルの二人版専用版!
名作ル・アーブルの二人用専用ゲームが、この「内陸港」です。
もとのル・アーブルの雰囲気はアートワークを除けばかなりなくなっているのですが、非常に独特なりソース管理システムとソレを支えるための建物の相乗効果がとてもうまく機能しているゲームになっています。
--関連動画
【ボードゲーム レビュー】「ル・アーブル」- アグリコラに続く収穫3部作の一作
https://youtu.be/62N8ml81FTA
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メーカー・卸元:アークライト
『アグリコラ』のスタッフが作った2009年国際ゲーマーズ賞受賞の傑作ボードゲーム『ル・アーブル』の、2人プレイ専用ゲーム『ル・アーブル:内陸港』が登場です。
前作『ル・アーブル』につづいて、今度はル・アーブルの内陸港を拡げます。プレイヤーは、31もの色々な建物を建設して使用することで、木材、レンガ、魚、小麦の4種類の品物を増やしてお金を稼ぎ、ゲーム終了時に相手プレイヤーよりも多くのフランを獲得していることを目指します。
このゲームは、ウヴェ・ローゼンベルクによる『ル・アーブル』の雰囲気とゲームの根幹となる要素はそのままに、『祈り、働け』のアクションリングを組み合わせたシステムでプレイもしやすい、新しい2人用ゲームです。
【ボードゲーム レビュー】「内陸港」- ル・アーブルの二人版専用版!
名作ル・アーブルの二人用専用ゲームが、この「内陸港」です。
もとのル・アーブルの雰囲気はアートワークを除けばかなりなくなっているのですが、非常に独特なりソース管理システムとソレを支えるための建物の相乗効果がとてもうまく機能しているゲームになっています。
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【ボードゲーム レビュー】「ル・アーブル」- アグリコラに続く収穫3部作の一作
https://youtu.be/62N8ml81FTA
ル・アーブルの内陸港に建物をどんどん建てて資産を増やしていくゲームです。資材管理のやり方とラウンド毎にくるくる回る針のシステムが独特ですが,やってることは要はアクションドラフトです。ゲームはおもしろいです。が,コンポーネントが抽象的で味気なく,その点損してるなあというのが感想です。
建物を立てるとそれぞれ様々な効果を発揮して,木材,小麦,レンガ,魚の4種類の品物のストック(とお金)を増やすことができます。品物の在庫を表現する「倉庫ボード」が独特で,幅(1マス右に動くと在庫ひとつ分の増加を表す)と高さ(1マス上に動くと在庫3つ分の増加を表す)のある平面に品物マーカーを置いて管理します。建物の効果では,たとえば「魚マーカーを斜め右上に動かす」など,この倉庫ボードの特徴を生かした独特の抽象化された指示が描かれています。そうやって品物を倉庫に増やし,建物建設のコストとして使い,さらに在庫を増やし,という風に拡大再生産するわけです。
資材管理がマーカー4個でできる分スッキリしますが,この矢印の移動がテーマ的に何を表しているのかよくわからないし,個人的にトークンをじゃらじゃらさせる方が好きなので,味気ない気がしました。
ゲームボードに付いている針はラウンド毎に1区画分(針の根っこを中心として60度ずつ6区画に分割されています)回転し,各区画にある建物を使用したときに発揮する効果の回数が,だんだん増えていきます。使ってしまうと効果0回の区画(つまり利用できない)に建物が移動します。最高で4回+1コインのおまけの区画があります。相手のボードにある建物も1コイン支払えば使用できるので,相手に出し抜かれないように,しかし効果がなるだけ大きくなるように建物を使用するというジレンマがあり楽しいです。
建物がいろんな種類があってゲームとしては楽しいのですが,コストと勝利点と効果が抽象的に描いてあるだけの簡素なタイルで,裏側には建物のイラストが描かれているものの,これも味気ないなと思った点でした。
奇しくも同じ面子でまたローゼンベルクのゲームをプレイした。
そして同じく画像はありません。
先攻のはレンガと木材を積極的に伸ばす方向で建物を購入。
は余り
物に手を出す形で小麦とお金を産む建物を選択する。少ない資金でやり繰りす
るに対してアドバンテージを得ようと画策する
は、序盤のお金を産
む系建物を独占し、なおかつ相手の建物は使わない鎖国体制を採る。財布に余
裕はできたが、レンガと木材は余り伸ばせないため、メインの小麦に魚を足し
て食料で買える建物を中心に獲得していく。
しかし中盤、の手にお金を産む建物が渡ると必然鎖国体制は崩壊。この
あたりから必要があれば相手の建物を使い、また終盤に買える得点に直結した
建物を買うための計算と準備が始まる。
最終ラウンドはの先手なので錨マークが10点になる建物は
が獲得。し
かしがメインで伸ばそうとしていた小麦はすでに
が建物を買って得
点化を防いでいた。めげないは魚と木材の得点化建物を得つつ生産も限界
まで伸ばすことに成功し、錨の点と合わせて都合64点を確定させてすっかり勝
利気分に。一方のはレンガの得点とセーヌ橋の20点で追いかけるも終盤
の建物だけならやや劣勢のままゲームは終了。
集計の結果、
約190点
約200点
での勝利。
勝負を分けたのは序盤から中盤にかけての建物から得られる基礎点だった。木
材とレンガに余裕がなかったはコストも点も安いもの中心で建物を選んで
きたためにこの結果となったようだ。
★以下、個人的な感想とか★
「運要素は一切ない、ほぼ完全に理詰めのゲームですが、最後まで結果のわからないじりじりとした勝負が楽しめました。というか集計までは勝ったつもりでいたのですが、まさか負けるとは……。
このゲームはあれですね。Aラウンドの先手か後手かが決まった瞬間から最終
ラウンド付近の建物どれを取って点を稼ぐか決めて、そこから逆算して途中の
建物を選んでいかないと駄目ですね。アブストラクトが強い人はたぶんかなり
得意なゲームになると思います。
それにしても、アグリコラといい、パッチワークといい、ボナンザといい、ロ
ーゼンベルクという人は器用なデザイナーだなと思いました」
まだ一回しかプレイしていないので、とりあえずの初見レビューです。
◆マニュアル
かなり分かりにくい。僕の解読力が低いのかもしれないが、ウヴェ・ローゼンベルグさんの作品(アグリコラとかアルルの丘)は毎回苦労する(笑)毎回変わったシステムを考えているので、しょうがないかもしれません。逆にそこを乗り越えてしまえば、斬新で新鮮なボードゲームを遊べる、といった感じですね。
◆目的
貿易商人として成り上がれ、みたいな感じだと思います。運要素はゼロです。建物を買い、固有のアクションを駆使して、資材を増殖させ、更に建物を買う、の繰り返しになります。両プレイヤーが同じ建物を買うことは出来ないので、奪い合いの展開を楽しむボードゲームだと思いました。
◆結果
初回は209:216で負けました(ーー;)+50点の建築物を買われてしまったので、一気に追いつかれてしまった感じです。終盤まで勝敗が読めないので、良いバランスとなっています。
◆途中の展開
序盤はでシコシコ資源を増殖させながら、後半はダイナミックに建築物購入 or 大型得点を稼ぎに行く展開となりました。資材の増殖アクションや、フラン獲得のアクションの効果が、どんどんインフレしていくので、中盤以降は、どの大型建築物を買いに行くのか、計画を立て始めました。
◆重さ具合
初見で4,5手先を考えながらやるのですが、そんなに頭を使うことはありません。終わった後の疲労感はないですね。2回目はかなりサクサク回せる感じがしました。20〜30分くらいで終わると思います。やや軽量なのがうちには少なかったので、重宝することになりそうです。
大体こんな感じです。また2,3回プレイしたら更新してみます。
素材管理がパズルゲーム感覚なのが面白い。素材をジャンプアップする建物は簡単に増やせる。しかしそのためには→に進めていなければいけないし、特定のものを増やしたからといってそれが得点化される建物を相手に先に取られては意味がない。
インフレを楽しめるが、それを勝ちに繋げる動きを考えていく。
羅針盤の意味が説明書を読んでも今一わからなかったが、プレイするとあまりの優秀さにびっくり。情報の凝縮が凄い。
ターン進行、先攻後攻、いつどれを使ったか、このターン何手動いたか、持っている建物
全てをあの羅針盤一個で示す。感動しました。
ウヴェ作品好きなら必須でしょう。
二人用。資材、食料、お金で建物を買い、その建物の効果を使って資材、食料、お金を増やしていく。これを12ラウンド繰り返し、最終的にお金が多いプレイヤーが勝利する。
資材や食料は写真右側のようなボードで管理する。
右に進むと1つ、上に進むと3つ増える。資材や食料を増やす建物は、こうしてコマを右や上に進めることを指示している。
従って、例えば必要なのが1資材でいいのに、コマが一番左の列にある場合、諦めるか3つ支払うしかなくなる。その辺りの管理も大事になる。
取得できる建物はラウンドが進むにつれて増えて行き、もちろん後半の方が効果の強い建物が登場する。
取得した建物は、自分のボードの0の位置に置き、そのラウンドは使用できない。
ラウンドが進むと針が回転することで、0の場所が2になる。さらに使わずにいると、2が3になり、3が4になり、効果が強くなっていく。
ただし、1金支払うことで相手の建物を使うこともできるので、あまり待っていると相手に使われるから注意が必要である。
手番数は最初は3手番だが、最終的には1ラウンド9手番になる。ここでいう3手番とは、「相手、自分、相手」もしくは「自分、相手、自分」という合計の数で、手番はゲーム開始から終了まで、ずっと交互に行われる。
よって、どのラウンドが自分からになるかを見て、どの建物が自分のラウンドで現れるか(相手より先に買えるか)を考えることも大事である。
先手後手の有利不利、建物の強弱のバランスは良く感じる。若干、7ラウンド目に現れる「曜日市」という、食料を下に下げた分だけ4金もらえる建物が強く感じるが、1金払えば相手のタイルを使えるというルールがあるので、曜日市を取った方が勝つというほどの強さは無い。
10回ほどプレイしているが、208対202、217対237、221対204など、大体その辺りの得点(お金)になる。
今のところの最高得点は254。両者の合計の最高は239対241である。
二人用の鉄板ゲーム。とてもオススメ。