▲評価は高いけれど、すぐに手放してしまったゲームシリーズ。
ビッグシティのように自分のコマを置いていって、エリアごとに陣取りをするようなゲームです。もしくは、複数人でテトリスをしている感じ。
陣取りなんですが、みんなでパズルをしているようで、そこまで駆け引きも強くないし、頭を悩ませる感じでもないような気がします。行き着くところは、ロアムの世界観が好きかどうかと言うところが強いと思います!
私はけっこう好きな世界観!
1エリアが6マスで、6エリアあります。最初は3人のキャラクターを持っていて、それぞれがパズルのピースになっています。自分のコマをピースの形で配置するんですが、エリアをまたいでもかまいません。
1エリアが6マス全部埋まったら、一番たくさんコマを置いている人が得点します。そしてさらに、新たな形のピースを持った仲間が手に入ります!
エリアごとに点数が違うのと、手に入るキャラクターも違います。引き分けなら、お金をかけて競り勝った方が利益を得ます。
配置制限がゆるいのでプレイしやすいです。相手のコマや、すでに配置した自分のコマに重なって置いてもいいし。重なったところは配置できないだけです。場合によっては、お金を払えば追加でコマを置けます。
アーティファクトをお金で購入する事もできて、その効果を使うことで相手のコマをどけたり、すでに配置した自分のコマを隣に移動させたりもできます。
なので、ガチガチの陣取りというよりは、まったりとしたプレイ感です。インタラクションは確かにあるんだけど、一人でパズルをしているような、若干ソリティアっぽくもあるように思いました。相手の点数も、ゲームが終わるまでわかりにくいし。
でも、その妙なバランスも、まったりプレイしたいときには丁度いいです。
個人的にはもっと配置制限があり、シビアな陣取りの方が好みではありますが…
それでも、ロアムならではの面白さというのもあります。エリアのマスには、置くとお金がもらえるマスがあります。
このゲームでは、お金がすごく重要なので、効率よくお金をゲットしながら陣取りをしていくことになります。
お金の使い方としては、まず、アーティファクトが買えます。アーティファクトは点数がもらえる上に、強力な追加アクションができます。なので、強いです!
次に、キャラクターのピースによっては、お金を払うことで追加で置ける範囲が広がります。
それと、一度使ったキャラクターのピースはしばらく使えませんが、お金を支払うとすぐに使えるようにできます。
他にも、陣取りで引き分けの場合に、競りで勝負するにもお金が必要!
お金を使うことで出来ることが多いので、どこに力を注いでいくか色々と考えます。
ロアムは陣取りゲームですが、2人でもわりと楽しめますし、アートワークがよくてキャラクターに味があります!
気に入っているのは、ロアムは夢遊病にとりつかれた仲間をさがしに行くという設定なんですが、エリアを支配して仲間を見つけたきに、そのキャラクターがその時に何をしていたか、カードに一言コメントが書かれています。
そのとき彼は、カブトムシのシチューを作っていた、とか。いい年したおっちゃんが、砂のお城を作っていた、とか。山頂でヨーデルをしていた、とか。なかなか芸が細かくていいですね!
ただ、ゲーム的には特に際立ったものは感じられず、良くも悪くも普通です。
初期キャラクターのピースの形はテトリスぽくてシンプルですが、新たに手に入る仲間のピースの形が変則的すぎて、配置するのにちょっとわかりにくい。
そのせいで、テトリスのように上手くはめ込んでいくというよりは、単に隙間を埋めていくゲームになってしまっている感じ。
同時期に購入したゲームで、テイルズ・オブ・グローリーがあります。
キャラクターに魅力があり、世界観を重視している。そして、それほど縛りのきつくないパズル要素はロアムとも共通しています。
プレイ感はぜんぜん違うんですが、同じくらい時間がかかります。テイルズ・オブ・グローリーが面白すぎたので、ロアムの出番がなくなってしまいました。
ですが、ロアムはプレイしても疲れないし、他にはない独特の雰囲気を持っているので、そういう魅力はあります!
そういった意味では、モンスターメーカーと同じ匂いがするゲームです。