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メーカー:テンデイズゲームズ
プレイヤーは、インドの司祭となり、さまざまな都市を巡りながら、神々を讃える祭壇、彫像を建築し、マハラジャへアピールすることでより高い得点を獲得することを目指します。
各ラウンド、プレイヤーは、「アクションホイール」を使い、自分の行いたいアクションをあらかじめ決め、それを順番に実行することでゲームは進みます。
各都市に祭壇、彫像をより多く、いち早く建築することが重要ですが、アクションをあらかじめ決める必要があり、先にアクションを行ったプレイヤーの影響により、すべてのアクションが計画通りに実行できるとは限りません。
そのため、アクションを決める時点で、プレイヤーは、それぞれの思惑を読み合う必要があるのです。
もちろん、それぞれのアクションを効率よく行うために考えなければならないのは、お互いの思惑だけではありません。ゲーム中に使えるお金はややシビアなバランスでなかなか余裕が生まれず、的確なマネージメントが求められます。
各プレイヤーが、一枚ずつ持つことになる特殊効果タイルをどう活かすか、また、時にはそのタイルを交換することも考えなければなりません。
移動にも注意が必要です。都市間を繋ぐ道にある村に建てられた祭壇は、他プレイヤーへの通行料を発生させることがあり、ただの移動にも大きな制約が課せられることもあります。
ゲームの鍵を握るマハラジャが、どのような順番で都市を訪れるのか。その順番は見えているとは言え、展開によってはその順番が変わってしまうこともあり、気が抜けません。
「マハラジャ」では、これら用意された要素の多くが、綿密に絡み合い、プレイヤー間のインタラクションの強さと相まって、強烈な悩ましさに繋がっているのです。
こうしてプレイヤーは、都市に、より多く彫像や祭壇を建てることで得られる影響力による多数派争いを繰り返し、お金や得点を得ていき、勝敗を競うことになります。
今回、ルチアーニが手を入れることにより、建築の早上がり競争だったオリジナルが得点獲得競争スタイルに変化、また、ゲーム中に特別なボーナスを受け取れる機会が用意されたことでよりさまざまな手を試すことができるようになっています。
オリジナルは、ややアブストラクト感が強く感じられるところがありましたが、展開に幅が生まれたことで、そのアブストラクト感も緩和し、濃密ながら遊びやすくなっているのもポイントです。