その他のアカウントでログイン/登録
Eメールでログイン
「参考画像」は会員が当サイトのデータベースにアップロードした画像です。
この拡張セットでは、20体の新しいユニットと、6つの新しい建物がゲームに追加されます。
これらのユニットと建物は、両方とも使用することも、どちらかだけを使用することもでき、また何人でのプレイでも使用できます。
さらに、6人・7人でのプレイが可能になり、新たに1人用のソロモードも追加されます。
※本ゲームは拡張セットです。プレイするには『ペーパーテイルズ』基本セットが必要となります。
拡張入りで数回遊びました。
追加カードでゲームプレイの雰囲気が変わったようにはあまり思いませんでした。
上記は全体の流れ的な話で、カードとしては特徴的な物が追加されています。
この拡張は『プレイ人数を増やす』と『ソロプレイ追加』に重きを置いたセットのように感じます。
ボードゲーム初心者です。
ソロプレイもできるということで購入しました(ボドゲするような知り合いがいないのでw
ソロプレイをするためには、この禁域への門の他に「ペーパーテイルズ」本体も必要です。
ソロモードとなる「リッチキングの軍勢」は、リッチキングカード1枚(難易度最低)でプレイして、5戦目くらいでようやく勝てました。久しぶりに脳味噌で汗かいた気がします。
このゲームでは戦争やユニット・建築能力で手に入る勝利点を競い合います。
リッチキングは、まーあ雇用モードで入る勝利点がえぐいです(^^;
ラウンドを重ねるたびにリッチキングに入る勝利点の条件が増えていくので、戦争フェーズで勝利するくらいじゃ全然追いつけませんでした。
初勝利は戦のレリックを1ラウンド目で引けたので、とにかく経年カウンター稼ぎでなんとか勝てました。
死霊術師、ジンをシャドウや神秘の癒し手で繰り返し使い、建築の墓所の効果も後押しして、4ラウンド目では戦のレリック無双状態で超気持ち良かったです。
やればやるほどユニットカードそれぞれの魅力がわかってきて「これもいいけど、あっちも捨てがたい」とどんどん雇用フェーズにかかる時間が増えていきましたw
先に書いた戦法以外にも、きっと資源系を活用した方法や、リッチキングに勝利点を稼がせない方法などもありそうだなと、プレイを重ねるごとに可能性が見えてくる感覚があります。
引き続きプレイして、リッチキングカード4枚(最高難易度)でどんなユニットカードが来てもクリアできるようになりたいです。
(初めてボードゲームのレビュー書いてみましたが、ちゃんと作品の説明になってるのかな? プレイ日記みたいになってる気がする)
(ま、いっか^^)
このゲームは、勝利点を最も稼いだプレイヤーが勝利します。
戦争フェイズで全て戦争に勝った場合は、4ラウンド×6で24点入ります。
戦争で勝つことは相手の得点を消すことにもなるので、強力なのですが、この24点の確保だけでは、勝つことは難しいでしょう。
まずは、ペーパーテイルズの基本セットと混ぜた時の点数の取り方の方法を解説します。
カード名などがわからない時は、お手元にカードの用意をお願いします(全部書くととんでもない長さになってしまうためです)。
①肉パーティ
まず最初に、1番分かりやすいのが、この肉パーティです。
メインのエースは、マンティコア(戦闘力2に肉の数×2の数値が乗るモンスター)です。
肉を生産するキャラクターを並べてマンティコアでゴリ押しします。
肉を生産している数だけ、お金と勝利点が入ります。
この組み方の最優先は、マンティコアの確保です。
修道院、酒場あたりを狙って建てたいところです。
修道院はレベル2を建てるコストまで考えると、確実に金欠になるため、ジン(建造物をレベル1→2にする)を利用して、1ラウンド目に修道院レベル1を建てて、2ラウンド目の配置で、ジンの効果でレベルアップするなどしましょう。
戦争に勝ちまくることと、酒場からの点数を組み合わせれば、30点台後半は安定して叩き出せる組み合わせです。
修道院を上手く建てることが出来れば、40点台を安定して狙えます。
②岩パーティ
鉱山+鉱物の組み合わせです。
こちらは、肉をベースに使う戦術と違い戦争を半分ぐらい放棄しています。
まず、鉱物の資源コストは、肉や木材に比べると少しだけ高くなっています。
鉱夫と冒険家と宝石商を中心に出していくことになるので、あまり戦争では勝てません。
洞窟の精霊、ドラゴンを出す余裕があるタイミングでは、戦争に勝ちに行っても良いです。ただし、対戦相手がマンティコアなどの場合は、勝ち目が薄いので、下手に歯向かわないようにしましょう。
建設物が鉱山レベル2だけの場合は、鍛冶屋などでお金を集めておけば、クラーケンを建てることも視野に入れます。
クラーケンは、他のユニットに経年カウンターを乗せることができるので、冒険家と宝石商と相性が良いです。
鉱山鉱物ルートだけでは点数が足りない時は、クラーケンを出せる状況にしておくことも大切になります。
鉱山と相性の良い建物は、墓所と闇市場です。
墓所は、経年カウンターを乗せることが出来る点と、大錬金術師で経年カウンターを乗せるための肉を生産していることです。
経年カウンターは、冒険家と宝石商に乗せます。
闇市場は、単純に岩を生産するからです。また、宝石商による収入のアップが、闇市場での得点に繋がるため、相性が良いです。
狙える点数は、50点以上ですが、戦争に勝てないことと、ドラフトで来なかったり、カットされすぎると20点ぐらいで終わり、最下位も見えます。
鉱山という建物自体が、拡大再生産能力がないため、気をつけないといけません。
③城下町ルート
あくまでも、城下町を経由するルートです。
森の精霊で木材を3つ生産出来ている時や、木こりや行商人が集まってきたら、まずは城下町レベル2を建ててしまいましょう。
この建造物は、次のラウンドにつなげやすいため、大事故は起きにくいです。
また、資材もたくさんあり、鍛冶屋などのお金を生み出すユニットカードも配置できている可能性が高いので、ルート選択の幅が広がります。
修道院、港などの資源を大量に生産していると強いルートにいくことも可能です。
修道院ルートにいくためには、密輸人を使ってお金を増やさないときついかもしれません。
また、城下町からでも肉や鉱物ルートにも入っていくことが出来ます。
ただし、資源出すために1ターン使っているため、50点超えなどは厳しいかもしれません。
④墓所ルート
墓所は、強力な性能をしています。
同時に建てるのであれば、経年カウンターと相性の良い大図書館でしょう。
このゲームでは、経年カウンターはプラスに働くことが多いので、墓所と大図書館の組み合わせで、お金とユニットカードを回しまくるのは、合理的です。
また、レリック、戦のレリックを出している場合は、このルートが1番効率的でしょう。
サラマンダー、デーモン、クラーケンなどの強力なモンスターをどんどん建てていきましょう。
ただし、毎ターン総入れ替えが起こるため、ドラフトの運要素にかなり左右されます。
⑤闇市場ルート
闇市場は、収入があるほど強い施設です。
相性のいい施設は神殿でしょう。神殿のレベル1なら、闇市場があれば建てれるため、事故なく建てることが出来ます。
大蛇、鍛冶屋などとにかくお金を生産するユニットを建てまくりましょう。
お金があれば、基本的に出来ることが多いので、さらに施設の建設などに力を入れることが出来ます。
このルートも自由度が高く、かつ高コストユニットを建てまくれるので、パワフルに戦えます。
⑥兵舎ルート
拡張が入ってきたことで、ちょっと弱くなったと感じるルートです。
木を生産するユニットは、非力なカードが多いので、兵舎のレベル1とレベル2を同時に達成することが難しいです。
また、木は施設を建設するための重要資材です。しかし、拡張版では、修道院などの強力な施設は、木がなくても建てることが出来てしまい、相対的に価値が落ちています。
とりあえず、兵舎のレベル2を建てることが出来る資材があるから、それから建てていこうというルートです。
ルートとしては、他にも無数にあると思いますが、このような感じです。
■重要カード
ドラフトで回ってきた時に重要なカードをピックアップしていきます。
○時計職人
0コストで経年カウンターを2つ乗せれることは強力です。資源や施設が安定している場合は、とりあえず、取っておいても良いです。
○シャドー
1コストで戦闘力3で、1つのユニットの配置時効果をコピーする能力です。
単純に戦闘要員としての性能もそれなりにあります。また、時計職人や大錬金術師などの配置時効果をもう1度使われると厄介なため、ドラフトで回ってきたら意識しましょう。
○ゴーレム
2コストで、レベル1の施設をレベル2にすることが出来ます。
また、戦闘力も3あるため、戦闘要員としても使えます。
○ジン
実質1コストで、1つのユニットに経年カウンターを乗せながら、施設をレベル2にします。1ラウンド目に来たら、確保しておいて、2ラウンド目に持ち越したい候補のカードです。
○サル
1金を生み出すことは、それだけで強いです。
○インプ
マイナス効果を上手く消せる場合は、特に強く消せない場合でも2金を生み出すことは重要です。
○森の末裔
1ラウンド目はまず欲しいカードです。初期の手札にあれば、取ってしまいましょう。
○森の精霊
1ラウンド目の初期の手札にあれば、城下町レベル2の建設が確定で可能になります。
安定感が高いため、取っておきたいカードです。
○レリック
1ラウンド目であれば、取ってしまって良いでしょう。大きく点数を伸ばせる可能性と、最悪事故した場合でも、点数源を確保出来ます。
○戦のレリック
1ラウンド目に配置して、育てましょう。3ラウンド目以降に強力な戦力になれば、両サイドへの戦争の勝利が取れます。
○光のレリック
毎ラウンド新しいユニットを4つ出すだけで4点をもらえます。そのため、最大15点確保することが出来ます。ただし、資金がきつくなるため、専用のルートが必要になります。
■ユニット全体を見て
このゲームには、使えないカードがないことが特徴です。もちろん、使いにくいカードはありますが、完全に使えないカードはありません。
コツを掴むためには、複数回プレイしたあと、カード一覧をよく見るといろいろ見えて来るものがあります!
■強いて挙げる使いにくいカード
▲民兵
初期戦闘力が2で経年カウンターが乗った状態で古参兵と同じです。
このカードにわざわざ経年カウンターを乗せるほどのことはないので、副産物で戦闘力が4になったりはしますが、汎用性が低いです。
このカードぐらいかな
74点を出したプレイのリプレイです。
74点を出した方法は、大まかには、鉱山鉱物戦術です。
鉱山は、鉱物の数の2倍の点数を出す施設です。
この鉱山は、鉱物と勝利点のみを出すため、失敗すると何も出来ないこともあるため注意が必要です。
ドラフトの内容によっては、時々20点ぐらいで終わってしまうこともあります。
前置きは、このあたりにして、鉱山を利用したリプレイを書きます。
1ラウンド目は、ドラフトの中で鉱夫が来たため、ピックアップしました。
基本的には、1ラウンド目は資源を生産するカードを選びましょう。
そこから、行商人と木材商をゲットしたため、鉱山のレベル2を建設することができました。
もし、レベル2の建設が出来ない場合に備えて、1ラウンド目はゴーレム かジンをピックしておいて、保存しておくのもおすすめします。
2ラウンド目は最初に洞窟の精霊があったため、すぐにピックしました。洞窟の精霊は鉱物を出すため、鉱山との相性抜群です。
洞窟の精霊、鉱夫、行商人を利用して、墓所を建設しました。
鉱山デッキには、確実にほしい冒険家を保存しています。
3ラウンド目は、神がかり的なドラフトが来ました。
時計職人、シャドー、大錬金術師が回って来たのです。
時計職人は、ドラフトでカットされやすいのですが、運良く最初の手札に来ました。
シャドーもカットされやすいのですが、相手の配置に強力なカードが無ければ、そこまで警戒されません。
また、大錬金術師もカット対象にはなりにくいです。
ここで、保存しておいた冒険家を出します。
墓所で経年カウンターが1つ乗ります。
時計職人で2つ乗せます。
シャドーで時計職人をコピーして2つ乗せます。
墓所が肉を2つ生産しているので、大錬金術師で2つ乗せます。
これにより、冒険家は、7個の経年カウンターが乗りました。これだけで、鉱物の数の2倍が点数になるので、14点となります。
さらに、戦に勝つたびに大錬金術師の効果で、鉱物の数が点数になるため、爆発的に点数を稼ぐことが出来ます。
この時点で50点を軽く超えています。
そして、デーモンを保存しておきました。
4ラウンド目は、マンティコア、デーモンを使用して戦争にさらに勝利して74点です。
マンティコアは、肉があるだけ強くなるため、墓所との相性が良いです。
デーモンは、経年カウンターを乗せないとマイナス効果が発生するため、墓所との相性が良いです。
ということで、鉱山+墓所の組み合わせで74点を記録したログでした。
鉱山は、お金を生産しないため、組み方を間違えると大事故になりますが、40点以上を狙いやすい建造物なので楽しいです。
連鎖が気持ちいいゲーム。
どんなカードがあるか覚えておかなけば初見が勝つことは難しい。
20枚の追加ユニットカード、6種類の新しい建物、6・7人でのプレイ、ソロプレイモードと4つの要素をペーパーテイルズに追加する拡張「禁域への門」。4つの要素それぞれについてレビューしてみたいと思います。
●20枚の追加ユニットカード
追加ユニットカードは13種20枚。全て、ヴォーパルスやその拡張にも含まれていなかった完全新規のユニットです。いずれも癖のある効果を持っており、バランス調整というよりは、慣れたプレイヤー向けにコンボや戦術の幅を増やすための追加ユニットという感じ。基本セットにそこそこ慣れてから追加した方がいいのではないでしょうか。
↑高コストだが一挙高得点のロマンがある「姫」と「迷える魂」。
●6種類の新しい建物
ペーパーテイルズのベースとなったヴォーパルス+拡張の建物が、一部名前変更やバランス調整をされて全部収録されました。この拡張により、1プレイあたりの建物の共通サプライは「城下町」「酒場」「鉱山」「神殿」の固定4種+ランダム3種となります。建物がランダムになることでリプレイ性や戦略の幅が広がってかなり面白くなるため、この拡張は基本で少し遊んだらさっそく追加してしまった方がいい気がします。
↑ヴォーパルスで強力だった「空中庭園」のペーパーテイルズ版である「修道院」。肝であるレベル1の効果はそのままにレベル2の効果がより強力になり、どんな資源でも得点にできるようになりました。一方でコストが厳しくなりかなり建てにくくなっています。一気にレベル2で建てようとすると2食糧+6金+土地代がかかるのはキツい……。
●6・7人でのプレイ
元々ペーパーテイルズは全プレイヤー同時進行型のゲームなので人数によってプレイ時間が延びにくく、単純にプレイ可能な環境の幅を広げる良拡張だと思います。(人数が増えるごとにカードドラフトによるプレイヤー間インタラクションが薄まってしまう面もあるとは思いますが、メリットに比べれば微々たる点です)
ところで最大人数が「7人」とやや半端になっているのは、本ゲームのベース「ヴォーパルス」のモチーフの一つである海外小説「七王国の玉座」(ゲームオブスローンズの原作)を意識している気がするけどどうなんでしょう。
●ソロプレイモード
ソロモード「リッチキングの軍勢」は、最近のボードゲームに良く付属しているソロプレイの中でもかなり完成度が高く楽しめるものになっています。
まず、雇用フェイズの「ピックしなかったカードが敵方(リッチキング)の得点源になる」というルールが良くできています。これにより「自分で使わないカードはピックしたくない ←→ 敵方の得点になるカードを流したくない」というジレンマや戦略性が生まれ、ソロプレイなのに疑似的なドラフトが味わえるようになっています。
また、以下の要素によりリプレイ性も非常に高くなっています。
↑4ラウンド目用のネクロポリスカード4種類。疑似ドラフト時の得点能力(カード下部のテキスト)をはじめ能力にかなり幅がある。
「百年かけて押し寄せ続ける魔王の軍勢と世代交代しながら戦う」というテーマも良く、個人的にはかなりお気に入りのソロプレイです。