レストラン専門ゲーム。食材カードのセットコレクションと目標カードは、チケライの捌き方と同じなので、難しいゲームではありません。
↑ メインボードのテラスは縄張り争い。個人ボードのマネジメントも面白い。食材も美味しそう!
まずは食材カードを集めます。該当のセットを集めたら、大きさレベル4種類あるレストランを建てます。同レベルの中にも店名の違うレストランもあります。(レストランは計8種類)
レストランを建てた瞬間、収入トラックが上がります。今度はその収入をフルに使ってテラスを敷きます。敷設料は段々と値上がりしますが、初期値は一枚1〜4金。同じ4金を使うのでも、レベル4のレストランが1枚しか敷けないのに対しレベル1だと4枚敷けることになります。
VPの取り方は、目標カード、競争カード、レストラン自身のVP、それと個人ボードのテラスの空けた穴によるVP、の4つです。
↑ この写真ではレベル4のVPはすでに26VP。超高級レストランガストロノミックは、全食材を仕入れ、収入+4、終了時12VPだが、テラス敷設金は一枚4→6→8→12金と異常に高い。一方、フライドポテト専門店のフリテリーは収入+0。その代わり、仕入れがジャガイモ2個だけ、テラス敷設金も8枚まで1金。つまり収入が8金(以上)であれば、一手番で8枚(以上)置くことも可能だ。
写真のように収入16金もあれば、16まで何種類のテラスを何枚取り除いてもOK。
このゲーム、支払いはありません。手番のたびに収入が元に戻る、ダイヤモンドクラブ方式です。つまり、テラス敷設は、一回一回お金を使い切っていきます。
ただし、自分のターンにやれるアクションは2つ。(アクションの前に食材カードを1枚取り)、食材カードを取るか、レストランを建てるか、テラスを敷くか、達成した目標カードを開示するか。この4つの中から2回できます。
収入が多くなれば、レストランを建てた後、90%以上は、2つのアクションのうちの1つをテラス敷設に充てることになるはずです。
テラスの置き方は、ただの隣接配置。他プレイヤー店舗及び自分の別店舗とも接してはいけません。なので、早いうちからフリテリーのテラスで、相手の縄張りを狭くさせる手もあります。なお例外として、鳩カードによる「他プレイヤー店と1枚接し、さらに2枚上書きすることができる」というカードがあります。
しかしテラス敷設の基本方針としては、目標カードと競争カードを達成できるように、そして鳩を取るように置いていきます。
どの大きさのレストランを建てていこうか考えるのが、このゲームの一番楽しいところです。初見では大型レストランが強そうに見えますが、それだけではテラス敷設による目標カードVPや競争カードVPが達成できず、勝ち目がありません。序盤は、小さなレストラン、フリテリーなどでエリアを足早に取っていかないと、この2つの終了時VPが貰えなくなります。
タイル配置、セットコレクション、エリアエンクロージャー、穴空け式レイヤー構造、そして優雅な雰囲気。インタラクション強めの割りには、マイルドなので長考せず、気軽に遊べてワイワイ盛り上がりますよ!
p.s 個人ボードのセットアップ、テラスタイルを52個埋めるのが大変ですが、袋から個人ボード上にばら撒き、そのまま手で滑らせると、自然にスポスポ嵌っていき、十数秒で終わります。