思わず宅配ピザが食べたくなる!?名作ピッツァづくりカードゲーム。
【ざっくり解説】
ローゼンベルグのピザ職人をテーマにしたカードゲーム。5種類あるピッツァの具をみんなで山札に投入していき、溜まった具材で焼けそうだと思うピッツァのレシピカードをチャンスを伺ってぶち込むゲーム。
8種類のピッツァを焼くことが目的ですが、ピッツァを焼く時に山札の具材に手札から不足分を補ってよいルールのおかげで記憶ゲームとしての要素がだいぶ弱まっているのが特徴です。素晴らしいルールだと思います。
【長所】
積まれている具材を覚えておくことも大事なんだけど、意外と予想外のピッツァが焼けたり、焼けると思っていたピッツァが焼けないこともしばしば。このままならないアクシデントが起こるのがこのゲームの醍醐味でしょう。
またピッツァをたくさん焼いた人ほど、レシピカードの絶対数や選択肢が減ります。出遅れた人の方がレシピカードを投げ込めるチャンスが増えるのも良いところです。意外と逆転は難しくないです。
【短所】
記憶力がスキル要素にあることですね。ざっくりでもまあまあ行けますが、記憶力の強い人が有利になることは間違いないシステムということです。特にラウンド開始時の具材は記憶力がものを言います。
あとは2ラウンド目、3ラウンド目は先手が有利なことが多いにも関わらず、先手を決める要素が運次第のマンマミーアカード任せなのも好みが分かれるところかもと思います。
【個人的な評価】
かなり好きなゲームです。ローゼンベルグといえば「マンマミーア」か「ボーナンザ」ってぐらい好きです。定番カードゲームとしての地位を不動のものにしており、プレイ回数は30~50回ぐらいは遊んでいると思います。
このゲームは人数を減ると実力ゲーに、増えると運ゲーになっていきます。好みのゲーム性に合わせた人数で遊ぶことをお勧めします。僕は3人ぐらいがちょうどよく感じます。
【お勧めのヴァリアント】
拡張セットで採用されている方式ですが、スタートプレイヤーの決め方を具材カードの山札を引ききった人からプレイする方式が好みです。運任せのマンマミーアカード方式よりは正式ルールに採用してもいいんじゃないかなと思うぐらいには良いヴァリアントルールだと思います。
山札の最終カードを引いた人は次のラウンド開始時の手札が7枚ないことが多いので、案外バランスが取れて個人的にお勧めのルールだと思います。基本セットでもマンマミーアカードを抜くだけで導入可能なのでお勧めのルールです。
【詳細レビュー】
もう少し詳しい情報が欲しい方は、筆者ブログに詳細レビューをアップしています。間違いやすいルールなど、情報を整備しております。是非こちらもどうぞ!
『マンマミーア』詳細レビュー