2人用のアブストラクトで、軽いながらもいい塩梅にできてるなあって思えるゲームです。
タイルを綺麗に並べると、こんな感じで4種類の植物がそれぞれ4種類の装飾になっています。花札風ですが、短冊の言葉が違いますし、ちょっとずついろいろ違うようです。
このタイルをシャッフルして、4✕4の場を作ります。手番では、1つタイルを取る代わりに自分の丸いタイルを置いていきます。
勝つためには、
①縦横斜めのどれかで、自分の色が4つ直線で並ぶ
②2✕2で自分のタイルが並ぶ
③相手がどのタイルも取れないようにする
のどれかを満たす必要があります!
取るタイルには制限があります。
タイルを取ると、見えるようにタイルを重ねて置いておきます。相手が取ったタイルを同じ植物もしくは同じ装飾のみ取ることができます。
つまり、上の画像だと、私(赤)は松の雨を取ったので、相手(黒)は松の別の装飾か、別の植物の雨を取らなければいけません!
①松の雨→松の月
②梅の月→梅の雨
ときて3ターン目です!
わたしは2つ並んでいるのでもう1枚とってリーチにしたいのですが、あやめの雨を取っても結局相手がすぐあやめの鶴を取ってしまい、リーチがつぶされてしまいます。。リーチを増やしていくのが大事そうなので、別のにしました。
どんどん進んでいって、4ターン目はこんな感じに。次は相手の黒の番ですね。これくらい来ると、もう詰将棋状態でほぼ勝ち負けは見えてくる状態です。。
黒は、松の鳥か、あやめの短冊の選択肢のみです。松の鳥を取ったら次はどれが取れて…という思考を繰り返していく感じ。
決着がつきました!
相手が梅の鳥を取ったので、私が取れるのは紅葉の鳥だけ・・・。しかし紅葉の鳥を取ると、紅葉の月を取られてしまい、2✕2が完成して黒の勝ちです。
まいりました!
ルールがシンプルなので、おそらく将棋で5手10手先を読めるような記憶容量の大きい人だと、最初の1枚が取られた時点で既に勝敗が見えるのかもしれません。。
でも素人にはなかなかそこまでいけず、2手先3手先を読みつつ、詰まない方向にちょっとずつ持っていける、アブストラクトとしてちょうどいいゲームだなと思います!心地よい量。
日本のテーマということでタイルも華やかで馴染みのあるものですし、2人用ゲームとしてこれからいろんな場所で遊ばれて間違いのないゲームだなと思いました!
…女の人の絵はどう見てもチャイナドレスに見えますが、でもきっと日本です!
※ジーピーさんよりサンプルをいただきレビューを書いております。