雰囲気はガイスターに近いが、あちらと違って強力なスキル、参加キャラの選出、キャラ相性などの要素で心理戦の幅は広がった感じ
自身のキャラを、明らかにしないようにしつつ他人のキャラを予測していく必要があるのがなかなか良い要素。
要素が増えたものの、ややこしいルールはなく、かなりサクッとできるのでゲーム会などで浮いた3人ゲームの選択肢には良い感じ!
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プレイヤーは、2つの高校と魔物の陣営に分かれ、高校陣営は魔物の潜む館から失踪したヒロキを救い出すことを目的に、魔物陣営は助けに来た高校生を倒すことを目的に、複数のキャラクターを操作して館内を探索していく。
各キャラは相性があり、得意な相手(魔物・高校生)は倒すことができるが、苦手な相手には逆に倒されてしまう。他プレイヤーからは何のキャラクターなのかはわからないため、迂闊な動きは死を招くことに。
また高校陣営が探しているヒロキは、魔物の陣営の中に紛れているうえ、心を開いている特定のキャラクター以外で近寄ると逃げ出してしまう。
無数の時計が並ぶこの館では、時間とともに正体が明かされていく…。あそこにいるのはヒロキ…?それとも……
雰囲気はガイスターに近いが、あちらと違って強力なスキル、参加キャラの選出、キャラ相性などの要素で心理戦の幅は広がった感じ
自身のキャラを、明らかにしないようにしつつ他人のキャラを予測していく必要があるのがなかなか良い要素。
要素が増えたものの、ややこしいルールはなく、かなりサクッとできるのでゲーム会などで浮いた3人ゲームの選択肢には良い感じ!
ユニークキャラによる正体隠匿系のガイスター(千日手防止フィーチャー付き)と表現すればいいのかな、このゲーム(それはほぼ別のゲームでは?)
ガイスターでありがちな千日手(お互いに駒を前後させて取り合わない)を防ぐ要素として、「時間」という要素を入れたのは面白い観点だなー、と思いました。キャラクターそれぞれが時間管理されていて、固有の閾値を過ぎると正体が露見されてしまいます(攻撃力の高いユニットほどすぐ露見します)。これによって効率よくユニットを展開しないと自分のユニットの正体や作戦が知られてしまうことになります。また、その要素を利用して隠匿されたユニットの正体を推測することもできます。
探索を有利に進める「スキルカード」があるのですが、これが手に入るかどうかは完全に手札と引き次第というところが少し残念な気がします。攻撃系のカードが相性問題無視で排除できる協力なものだけに。
2人用ルールもあるのですが、バランスがかなり悪いので3人でプレイすることをお勧めします。
いいところも悪いところも書きましたが、ゲーム展開を促進する要素がしっかりしているゲームは概していい作品です。ストレスなくプレイできるこの作品、機会があれば遊んでみてくださいね。
(追伸)
先日プレイしたところ、「交換日記」のカードに致命的な欠陥がある(と思われる)ことが判明しました。
ルール通りに適用すると、このカードを同時に2枚所有すると、結果として手札が0枚になる(もう一人は4枚になる)状況が発生します。何らかの修正が必要と思われます。