年始麻雀の後、またも負けた兄がまだ何かしたそうな顔でリビングに居座っていたので春のゲームマーケットで買って以来埃をかぶっていた推理ゲームを試すことになった。
概要
被害者、犯人、凶器、犯行現場、4種のカードが場に伏せられている。プレイヤーは手掛かりとして余ったカードを均等に受け取り、それらのヒントから伏せられたカードが何なのかを推理していく。手番では他プレイヤーの持つ手掛かりから何枚かをピックアップして確認することが出来る。そんなこんなで一番早く正解を出した人の勝ち。
序盤
まずはセットアップ、なのだが、以前1、2回だけルールを読んだだけだったのでこれに大変時間がかかった。加えてこのゲームはセットアップでランダムに配るカードに偏りがあると一からやり直しとなるので、ゲームが始まるどころかルールを理解することすらセットアップの項目から先へ進めない。
1時間弱でなんとかセットアップを終え、説明も兼ねて
から手番を始める。
の手札には「青崎」のカードが2枚と「拳銃」「ロープ」「雪道」「地下室」がそれぞれ1枚ずつ。例外もあるらしいが自分が保有する手掛かりについて調査することは出来ないらしいので、とりあえず「黄瀬」「薬」「部屋」についての情報を求めた。
手番者が調査を表明したら、その対象と同じカードを持っている他プレイヤーは伏せた状態でそれらのカードを場に出し、手番者はそれらのカードから一種類のみを確認することで調査を終える。
兄と弟双方から2枚一組のカード一種と1枚のカードが差し出され、
は弟の出した2枚一組の手掛かりを選択。「黄瀬」だった。全てのカードは2枚ずつしかない。よって容疑者と被害者は
の中で「赤井」と「緑川」に絞られた。
とは言っても事件の全容など当然分かるはずもないので推理はせず手番終了。
手番は弟に移り、「緑川」「拳銃」「地下室」が調査対象になる。
からは1枚×2、兄からは1枚ずつのカードが3枚出され、弟は兄のカードを見て手番を終える。
推理はなしで兄の手番。同様に「赤井」「ロープ」「雪道」を調査すると、
から1枚ずつのカード2枚、弟からは1枚のみだった。
のカードを確認して手番は終わり、結局一巡目は誰も推理せずに終わった。
中盤
二巡目の
の推理。「赤井」「鉈」「談話室」を調査し、兄は0枚、弟は1枚×2だったので弟の手掛かりから「鉈」を確認する。凶器カードは手掛かり以外にあらかじめ1枚オープンされており、その1枚が「鉈」だった。よって凶器は「鉈」以外の何か。また、「赤井」の調査で2枚1セットのカードが出なかったことから被害者と犯人は絞ることが出来た。
おぼろげながらいろいろ分かってきたところではたと気づく。次の弟の調査で制限時間が来てしまい、回答しなければならなくなっていた。(難易度を下げれば二巡目の兄の手番まであった)
弟は「青崎」「ロープ」「地下室」を調査して2枚、1枚、1枚の
の手掛かりから「青崎」の無実を確認する(兄からは1枚のみだった)。人物関係については弟も大体推理できているはずだった。
終盤
そんなわけで各自推理。
は被害者を「赤井」、犯人を「緑川」、凶器を「ロープ」とし、現場は「部屋」か「談話室」の二択だったが完全にあてずっぽで「談話室」と推理した。
推理が終わって解答パートへ。各自の推理は以下の通り。
犯人「緑川」被害者「赤井」凶器「ロープ」現場「談話室」
兄 犯人「緑川」被害者「赤井」凶器「ロープ」現場「部屋」
弟 犯人「緑川」被害者「赤井」凶器「薬」「談話室」
それぞれの推理内容を確認したら伏せられたカードをオープン。正解は
だった。
本来ならスタートプレイヤーを動かしながら3回やって最も正解が多い人の勝ちだが、セットアップ疲れで
が意欲を削がれ1ゲームで終了。ミステリー好きの兄はまだやりたそうだったが他にも推理ゲームがあったので勘弁してもらった。
まあ設定的に首をひねりたくなる部分はありますが、軽めの悪くない推理ゲームだと思います。
セットアップの手間さえ、手間さえ何とかできれば……。
ちなみに兄と弟の手掛かりは下記のような感じでした。一人称視点で綴ると他プレイヤーが何のカードを持っていたかの推理が楽しめるかも知れません。と言うわけで伏字にしてみたり。
兄「緑川」「拳銃」、「薬」×2、「地下室」、「部屋」
弟「黄瀬」×2、「鉈」、「部屋」、「談話室」、「雪道」