箱もカードもコンパクトなので、場所も取らずに手軽にやれるかなーとか思ってたらなんのなんの、タイル配置系でかつ枚数も多いため、それなりの机スペースじゃないとやれないゲームでした笑。これなら、タイルはカードではなくもっと小さくて厚いタイルのほうがやりやすいかなーと思いました。
ゲームはタイルカードを置きあって街を模した陣地を埋めていくゲームになりますが、配置していくタイルの種類に応じて、「勝利条件カードの所有権」が手番ごとに移る判定があり、即時終了条件により山札が尽きる(≒タイルを置き切る)前に終わることもあります。というか、その決着のほうが多いかもしれません。写真は、終了条件の1つ、配置タイルの色(赤、黄、緑)に応じた勝利条件カードのすべてが揃うと勝ち、の状態です。この状態に相手をさせないために必ずどれかの色を優先して置いていく必要があるのですが、例えば相手が赤と黄を押さえているとき、緑を2枚の差でリードしていても、相手が手札3枚同色緑を出す可能性があるので、一気に三種類揃えられてしまったりもします。
タイルを置き切ると、もう一つのサブ勝利点である花マークの数によって最後にボーナス的に勝利点2ポイントのカードをゲットするチャンスがあるため、最後まで山札をめくりきれば、勝利点が1点少ない状態でも逆転の可能性があります。しかしながら、それなりに仕組みと戦略を理解して進めないとタイル置ききる前に、どちらかが3色揃えて終わる印象です。なので、切札である勝利点2ポイントカード「双子の赤ちゃん」が生まれずに終わり、システム的にもったいないのと、ハッピーそうなカードなのに活躍の場がなくなりなんとなく残念な気持ちになります。
手札に持てる数が3枚と少なく、カードの引きという運がそれなりに大きいですので、割と小さな子供でもやれると思います。が、手番ごとの勝利条件カードの所有権の確認や、特殊なカードの配置条件の確認、ちょっと多いと思われる山札から薄くて軽いカードを大きなスペースにきれいに配置していくことなど、ハードルは思ったより低くありません。
しかし、トータルとしてはまちづくりを楽しくしていく雰囲気と、アートワークのほっこりした感じはとても魅力があり、システムもよく考えられていてかなり面白いと思います。色々とツッコミも増えましたが、それはあくまで小さい子どもとやるときのハードルはあるよという話であって、良いゲームであることは間違いないです。タイルの数や大きさなどが調整されたら、さらにもっと遊びやすくなると思います。
(追記)写真のプレイでは、特殊建物カードの配置条件が間違っていたみたいです。パッケージではプレイ対象が6歳以上となっていますが、確認事項とその頻度が多いためちょっとそこまでの低年齢では厳しいと思います。












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