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メーカー:メビウスゲームズ
時は戦国時代。群雄割拠する中、実力を蓄えた大名が天下を目指します。ただし、多くの国を従えた軍事国家だけではこのゲームの勝者にはなれないのです。宗教や文化にも貢献することが必要なのです。
ゲームは、2年間にわたって行われます。はじめの年の春から始まり翌年の冬までです。春・夏・秋は勢力を拡大する季節です。このゲームには10のアクションが用意されています。資金を使って自分の国のいずれかに軍隊を投入する(投入量により3種類)。自分のいずれかの国に城・神社・能舞台のいずれかを建設する。自分が支配するいずれかの国から、米または資金を取る。この行為はやりすぎるとその国の農民の不満を膨らませ、農民一揆に発展する可能性があります。そして、軍隊の移動が2つ。軍隊の移動は、移動先なが自分の支配する国で無ければ戦いが起こります。
これらのアクションの順番は、そのつど違い、発生する順番はカードで示されます。ただし、はじめに分かっているのは5番目までです。6番目は1番目のアクションをみんなが行ってから公開されます。7番目は2番目が終ってからです。つまり後半のアクションの順番はだんだん分かるのです。ただし、どの国にどのアクションを割り当てるかは(ひとつの国にはひとつしか割り当てられませんし、ひとつのアクションはひとつの国にしか割り当てられません)、5番目までのアクション順が分かっている時点ですべて決める必要があります。
そのほか、手番順と特殊能力を得るための競があります。特殊能力(収入が多かったり、戦いに有利だったりするものです)は、カードで示され、手番順のところにランダムに配置されます。これを、高額で競り落としたプレーヤーから順に取ります。特殊能力カードが置かれていた場所がそのプレーヤーの手番順になるのです。
手番順に沿って、1アクションずつすべてのプレーヤーが行い、次のアクションに移ります。
このゲームの最大の特徴は、戦いです。このために特殊な塔を使います。塔の中に互いの兵力コマを入れて出てきた数が多いほうが勝ちです。ただこの塔には途中に段があり、投入したものがすべて出てくるわけでもありませんし、前回出てこなかったコマが後から出てきたりします。したがって、軍事力を多く投入したほうが勝つとは限らないのです。ただし、多く投入したほうは、負けたとしても中に多く残っているわけで、次回の戦闘には有利です。戦闘結果は、負けたのコマすべてと、勝ったほうも同数のコマをストックに戻し、残ったコマを戦闘が起こった国に戻します。つまり消耗戦です。百姓一揆が起こった場合には、農民兵との戦いです。
冬の季節は、得点計算です。ただその前に一揆にが発生するかもしれません。プレーヤーが保管している食料が少ないと一揆が発生します。これにより国の支配権がなくなってしまうかもしれません。その後で、得点計算です。国の数により点数が入ります。ただ、ここでは城・神社・能舞台などの施設による得点が大きくゲームを左右します。ただ、いろいろ建設していても、国の支配権を奪われたら、これらの建物による得点も奪われてしまうのです。
これを2年分行って、得点を競います。
かなりきっちりした、計画を立てる必要があるゲームです。戦略ゲームが好きは人にはお勧めいたします。このゲームは、ヴァレンシュタインのリメークです。
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