このゲームでは議題カードに対して手持ちのカード
ステーキや電球やロケットなどの産業や物、行為などが描かれ
CO2の排出量の数字や動物絶滅を防ぐためのアイコンなどが
付けられたカードを出していきます
このカードのイラストが面白い
どのイラストにもコインや紙幣などのお金が忍び込ませてあります
電気スタンドの傘が紙幣であったり車のタイヤがコインであったり
その他のアカウントでログイン/登録
Eメールでログイン
「参考画像」は会員が当サイトのデータベースにアップロードした画像です。
メーカー:ホビージャパン
気候変動会議の会場へと車を走らせながら、あなたはリムジンのバックミラーを見て自分の姿をチェックした—あなたのスーツと微笑みは一分の隙もなく、環境を気遣う完璧な印象を与えている。
あなたの石油株は値を上げており、国庫は膨らんでいる。しかし、気候研究からの声も大きくなりつつある。地球温暖化、海水面の上昇、CO2の排出量、大気汚染、動物の絶滅——すべてが変わってしまうこともあり得る。
世界を救うことには大賛成だが、誰か他の者がやることはできないだろうか? 第一に考えるべきは自国の繁栄では? 他の国々を説得して、共通の環境目標を達成することもできるのでは?
結局のところ、地球は少々の気温の上昇には耐えられるのでは?
いずれにせよ、交渉の席についたときに大切なのは勝つことだけだ。しかし未来の話となると、勝利とは何を意味するのだろうか?
『京都議定書』では、プレイヤーは6つの大国の代表となり、「世界は環境崩壊の危機に瀕している」と主張する、いくつかの極めて不吉な論文について討論します。疑いなく、あなたは地球を救うためにできるすべてのことをします。そうでしょう? 絶対に......母国の富を守ることができる限りは......そして陰の実力者たちの富も共に守れるのであれば......。
すべての論文を検討したあと、自国の富を最も残している国家が勝利します。しかし、気をつけましょう。この惑星に差し迫っている被害があまりに深刻になった場合、会議は即座に失敗に終わり、最も貪欲な国家は勝利することができなくなります。とはいえ、あなたは決してそんなことにはさせないでしょう......違いますか?
※本作は、ドイツEggertspiel社、Frosted Games社、Pegasus Spiele社の設立者たちが新たに設立したゲーム会社「Deep Print Games」の2 番目の作品です。
内容物
ボード 1 枚、カード 100 枚、紙幣 63 枚、国旗トークン 6 枚、国旗ホルダー6 個、雲タイル 6 枚、気温レベル 6 枚、動物タイル 5 枚、書見台 1 つ、ルールブック 1 冊
このゲームでは議題カードに対して手持ちのカード
ステーキや電球やロケットなどの産業や物、行為などが描かれ
CO2の排出量の数字や動物絶滅を防ぐためのアイコンなどが
付けられたカードを出していきます
このカードのイラストが面白い
どのイラストにもコインや紙幣などのお金が忍び込ませてあります
電気スタンドの傘が紙幣であったり車のタイヤがコインであったり
タイトルから教育玩具を創造していましたが、まったく教育的な要素はありません。プレイヤーは各国の代表となって、うまく他人をそそのかしたりブラフをかけたりしながら、各個人に与えられたミッションをクリアするようなイメージです。基本的には環境助成金を出したり環境対策をしない方が自国にはメリットがあります。とはいっても、お互いに自国の利益を優先すれば地球が崩壊してゲームオーバーとなります。交渉には制限時間があるため、限られた時間で自分に有利な条件を導く必要があります。
制限時間のおかげでゲームはかなりサクサク展開していきます。残念な点はタイトルが真面目すぎるところですね。教育玩具でないので、架空の国や惑星にした方が良かった気がします。それと、駆け引きがメインのゲームであるため、おそらくゲームの展開は子供ウケしません。良かれと思って誕生日プレゼントに買っても押入れの肥やしになる気がします。一方で大人ウケはいいと思います。また、プレイヤーは実際の国の代表となりますが、例えばアメリカは資金力が強いなど、国によって特性が異なる仕掛けはありません。
1年ほど前に発売された、当初話題になった京都議定書です
1997年に世界各国の政府代表者が日本の京都に集まり 、世界各国が初めて、地球環境対策について合意しました。その時定めた基準が「京都議定書」になります
それから20年ほどして作られた作品ですが、さらに深刻化する環境問題に警鐘を鳴らしているようなゲームです
まず議長国が、取り組むべき環境問題についてスピーチをします
「温暖化により、永久凍土が解け始めている! このままではいけない!!」
環境破壊を食い止めるためには、CO2や動物の乱獲などを削減しなければいけません
ですのでみんなで少しづつ、削減やお金を出し合えば、地球環境は守られます
CO2などの削減を実行すると、それらの産業は収益が下がるなどの影響を受けます
そのため自国の主要産業団体は「地球環境は大事だけど、我々のことも考えてね」と、何とも勝手なことを仰るのです。既得権益を守ろうとする、腹黒い方々です
環境問題の削減目標を達成し、資金が集まらないと、地球の気温は上がり、大気は汚染され、動物は死滅します
おおよそ2,3回くらい、環境問題に対処しないでいると、あっという間に環境破壊が限界を迎えます
「まだもうちょっと気温が上がっても大丈夫だろう」と余裕をかますことはできません
少しシビアすぎるように感じたのですが、日本のお祭りSDGsと違い、欧州の方々が環境問題に本気で取り組んでいる証拠ではないでしょうか
環境問題は次々と起こり、1国では対処できません
全ての国が多少の不利益に目をつぶりながら、環境問題に対処していかなければ、地球環境はすぐに限界を迎えます
色んな戒めを感じ取れる良質なゲームが「京都議定書」です
実際の環境問題や資本主義社会と絡めながら、遊んでもらえたらと思います
各国の代表になって地球の環境問題について話し合い、環境を守るために支援し合うが、各国は団体とズブズブやから支援するかは約束できないなぁ。
毎ラウンド1分半で支援するかを決めるが支援できないと温暖化や生物の絶滅にと地球はダメになっていく。議論開始直後の議長の『今回は諦めましょう。』発言から、次ラウンドには率先して支援をする各国代表にと人は手の平くるくるですわ。
支援は気持ちが大事なんだけど、最後は札ビンタが各国代表をなぎ倒して勝たれましたので、やっぱり金や金や。
順位争いよりゲーム中の悪い話選手権を楽しむゲームな気はします。
議論等が1分半やから焦りから意味がわからん展開になったりもあり、程よくて楽しい。
「地球を守るためにと協力しようとするけど、できれば他国にお金を多く出してもらい、自分の負担を少なくしたい」という少し現実味を帯びた面白い風刺ゲームです。
基本は1位を目指しますが、地球が壊れてしまった場合、1位のプレイヤーが一転してビリになってしまうのがまた面白いところです。つまり「協力しすぎると負ける」が「協力しなさすぎても負ける」ので、そこの駆け引きもまた面白い点だと思います。
唯一改善点があるならば、「京都」議定書なのに日本がないことです。日本があれば星10評価だったと思います。
会員登録後、通知送信先を設定すると入荷通知を受け取れます