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メーカー:テンデイズゲームズ
プレイヤーは、職人であり芸術家でもある一人となって兵馬俑の建造に携わり、より高い得点を得ることを目指します。
三重ホイールを用いたユニークなワーカープレイスメントによるアクション選択の中で、精巧なミニチュアによって造り上げられていく兵馬俑。
遊び応えも見た目のインパクトも十分な注目の一作です。
メインとなるシステムは、自分の駒をスペースに置いてアクションを選択し実行していくワーカープレイスメントです。
ただし、普通のワーカープレイスメントではなく、三重のホイールで用意されたアクションスペースが大きな特徴となっています。
三重のアクションホイールの外周に用意されたスペースにワーカー駒を置くことでアクションを実行することになるのですが、三重のホイールにはそれぞれにさまざまなアクションが用意されており、ワーカー駒ひとつを置くことで、三重ホイールによって組み合わせられた3つのアクションを実行することになるのです。
自分にとってより効果的なアクションの組み合わせは一体どのスペースなのか、的確な判断を行いましょう。
また、コストを支払えば僅かながらホイールを回すことも出来るため、状況が許すならばより効果的なアクションの組み合わせを探ることも必要かも知れません。
と同時に、配置するワーカー駒の選択もカギとなります。
ワーカー駒には、一回り大きい「名工」と呼ばれる駒があり、通常のワーカー駒である「職人」が置かれたアクションスペースであれば、(一人だけではあるものの)名工は後から同じアクションも選択できるのです。
あるプレイヤーが駒を置いたアクションは後から選択できないことが一般的なワーカープレイスメントですが、「兵馬俑」では、二つの駒の使い分けによって、アクション選択の順序や、他のプレイヤーの動向をどう読むのかという点に、新しい駆け引きを盛り込むことに成功しています。
通常のワーカー駒である「職人」をアクションによって「名工」にアップグレードすることもでき、ゲームを通して、どのようにマネージメントしていくかは、非常に重要なポイントとなるでしょう。
こうして、アクション選択を繰り返し、兵馬俑を建造していくことになります。
兵馬俑にさまざまなミニチュアを配置し、ミニチュアの種類ごとに異なる得点や効果を得て、ゲームを進めていきます。
武官俑や射手俑といった一般的なミニチュア以外にも、馬俑、歩兵俑といった特別なミニチュアもあり、これらをどう組み合わせて配置すべきか、決して広くはない配置スペースを巡っての陣取り的な要素と相まって、的確な判断が求められることになります。
手元にある数だけでなく、「乾いているかいないか」その使用状態、不使用状態に分けられた資源となる「粘土」の独特なマネージメントも、「兵馬俑」の魅力と言えるでしょう。
リソースの「種類」ではなく、その「状態」がポイントとなるこのメカニズムは、シンプルさとマネージメントの面白さの両立に繋がっているのです。
豪華でインパクトの大きなミニチュアに目が行きがちですが、タイトな得点システムも含め、随所に「通好み」な点が多く、満足度の高いプレイ感を得ることができます。
「ネメシス」のヒットも記憶に新しいAdam Kwapińskiがデザイナーの一人として加わっているだけに、納得と言ったところです。
※ミニチュアの細い箇所等に若干の変形が見られる場合がありますが、材質上避けられないことのため、仕様としてご理解ください。気になる方は、ぬるま湯で温めて丁寧に整えることなどをお試しください。
※箱の記載は「1人~」となっていますが、ソロルールは商品に含まれておりません。サポートページからダウンロードしてご利用ください
htto://support.tendays.jp/
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