世界の七不思議の拡張セットです。
この拡張によって、それぞれ独立する2つのルールが追加されます。
プレイヤーはそのルールを片方だけ採用しても良いですし、両方採用することもできます。
また、「都市」「指導者たち」の拡張も加えられ、全混ぜも可能です。
追加されるルールは以下となります。
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●バベルの塔
プレイヤーには塔の建設パーツが3枚ずつ配られます。
塔のパーツにはそれぞれ、プレイヤー全体に影響を及ぼす内容がプリントされており、
建設することで塔の効果(メリット、デメリット含む)が全体に発生します。
共同でバベルの塔を建設をするのです。
塔の建設は、手元のパーツを使い切るとボーナス点が獲得できるため、プレイヤーは採算を度外視して建設をしたくなります。
バベルの塔は、順番に塔のパーツをどんどん上に重ねていく形となります。
全体効果は常に上から見えるものだけが適用されますので、下に隠れた効果は隠れた時点で無効となります。
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●偉大な計画
それぞれの世代ごとに、プレイヤーの中央に「偉大な計画」(=でっかい建築物)が据えられます。
偉大な計画の上には「計画トークン」がプレイヤーの数分乗っかっています。
プレイヤー全員はこの計画に追加の投資を行って計画に貢献をすることができます(例:青カード建築時に追加で1コイン支払うと貢献1回となる)
1回、貢献をすると計画トークンが1個、自身のボードに獲得できます。
各世代終了時、「偉大な計画」の上に計画トークンが0個になっていた場合、その計画は達成となり、
手元の計画トークンの個数に応じて報酬を獲得することができます。
手元の計画トークンが0個(=計画に加担しなかった)プレイヤーは報酬は何もありません。
逆に、各世代終了時、「偉大な計画」の上に計画トークンが1個以上残っていた場合、その計画は失敗となります。
失敗時には報酬の変わりにペナルティが発生します。
ペナルティの発生対象は手元に計画トークンが0個(=計画に加担しなかった)プレイヤーのみ。
少しでも計画に加担していたプレイヤーにはペナルティはありません。
ペナルティとは、対象文明のコインを没収するものだったり、青カードを1枚破壊するものだったりと、厳しいものが多いです。
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両方とも、よく考えられている拡張で、実際にプレイしてみるとなかなか面白かったです。