☆9
一つの台詞に表情たくさん込みあがる
もともと「『はぁ』って言うゲーム」という人気ゲームがしっかりとしたコンポーネントになって登場した。それがベストアクトです。
同じ台詞や仕草でも込めた思いによって、感じ方それぞれ違う。このゲームは相手がどういう思いでそれを良い真似しているのか当てていくゲームです。
例えば代表的な「はぁ」っていうゲームのお題は
A.なんで?の「はぁ」
B.力をためる「はぁ」
C.ぼうぜんの「はぁ」
D.感心の「はぁ」
E.怒りの「はぁ」
F.とぼけの「はぁ」
G.驚きの「はぁ」
H.失恋の「はぁ」
という8種類がカードに書いてあって、各プレイヤーは種類のA~Hどれかのカードを1枚受け取ります。
誰かから順番にそれを行って、その人がどの「はぁ」を言っているのか予想してトークンを伏せます。ジェスチャーは使えませんが表情やニュアンスはアレンジしていいので「ハァ?」「はあ(溜息混じり)」「はぁーーー!!」とか色んな「はぁ」を手番ごとに行っていきます。
皆が1巡行い終わったら、正解発表です。
自分が他プレイヤーで予想を当てた数+自分のお題を当ててくれた人の数=今回の得点になります。
そういったゲームを何度も行っていくゲームになります。
こういうゲーム待っていました。「『はぁ?』って言うゲーム」はもとから良いゲームだとは思っていましたが、しっかりとしたコンポーネントで何度も遊べる仕様になって活お題の種類もかなり増えました。似たり寄ったりのお題もあればギャグ的な要素も多く、内容のセンスがとても好きです。
ただ、この手のパーティーゲームにルールをとやかく言うのは場違いな気はしますが、8人プレーでの最後の手番が悲しいです。
このゲームは8つの選択肢から、誰がどれを演じたのか予想していくゲーム進行で、既に使った選択肢を回収して使うことができません。その点は「あの選択肢を別のところで使ってしまった」という後悔をする展開が楽しくはあるのですけど。
8人プレーの最後は、どんな演技をしても選択肢が一つしかない状態になってしまって、やる気を無くします。それを改善するために、8人目の選択肢を置く前に使用済みのトークンと置く前のトークンを1度だけ交換してもよいというルールがあった方がいいのではないかなと思いました。
それと、個人的に得点トークンをもっと増やしてほしかったです。パパっと終わるゲームですので3回遊んだ合計点で勝負がしたいです。1回のゲームで勝敗を決めてしまうのは、いかに表現しやすいお題をひけるかの運ゲーになりかねないです。
ですが、なんにせよ。
8人まで遊べてかつ説明もほぼいらなくて、男女で遊んで盛り上がらない訳がない自分のゲーム会で大活躍しています。このゲームは今後重宝すると思います。
遊評:☆9