ビジュアルに惹かれて購入し、先日初プレイしたので感想を。
【良かった点】
・ルールが簡単で理解しやすい
やってることはドミニオンのようなデッキ構築なのですが、難しいルールや複雑な効果がなく、テキストレスでも直感的に効果が分かるアイコンとイラストで、子供やボドゲ初心者もすぐにプレイ出来るようになります。
・リプレイ性が高いゲームシステム
手元のわずかなクズ石を少しずつ交易でランクアップさせていき、時には高価な石をたくさんのクズ石に崩しながら手元を充実させていく様子は、まさに錬金術か藁しべ長者。うまく流れにはまったときの達成感はクセになります。
プレイ感の軽さも合わさって、「またやろう」率が高いゲームだと思います。
・イラストと世界観が素敵!
世界観がスパイスロードとの唯一の違いですが、個人的にはこちらの方が刺さる人が多いと思います。硬派なスパイスロードも良いですが、ファンタジックで可愛らしいゴーレムやキラキラした石は子供や女性にとても好評でした。
特にゴーレムのイラストは一枚一枚すべて個性的で、ただの勝利点以上にこのゲームの世界観を表しています。ゴーレムがどのような存在で、どのように人の役に立ち、共存してるかがイラストにしっかりと表されており、「どのゴーレムが好きか」でゲーム終了後も盛り上がりました。
追加勝利点の銅貨、銀貨の作りも秀逸で、本当に素敵なコンポーネントだと思います。
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【気になった点】
・妨害、干渉要素が少ない
これは良い点に感じる人もいるかもですが、、、本当に人に干渉する要素が少ないです。
相手が狙ってるゴーレムや商人カードをカット(わざと先に取る)するくらいですが、無理にそれをするよりも自分の流れを続けた方が有効な印象で、特に商人カードが整う終盤はみんな黙々と石を交換していくソロ展開になりそうです。
駆け引き要素を求める人には物足りないプレイ感だと思います。
・カードのサイズ
タロットサイズ(72×123)という微妙に大きくて細長いサイズであり、スリーブがネット以外では中々売ってないです。しかも少しお高め。絶対スリーブに入れる民の方は注意です。
カードをスリーブに入れると箱に収納できなくなるのも少しつらいです(良くあることですが)
・細かなもろもろ
追加勝利点の銅貨と銀貨、銅貨の方が銀貨より価値が高いのは感覚的に分かりにくかったです。
商人カードとゴーレムカードは取られるとそのスペースを詰めるのですが、その移動が地味に面倒でした。特に序盤は商人カードが毎ターン取られるので、毎回カードの移動が発生して少し鬱陶しく感じました。
5人プレイだと(たまに4人でも)石の不足が発生することがあります。代用トークンの準備が必要です。
【総評】
宝石の煌きが好きな方ならきっとはまれる内容です。
ゲーム性、世界観共に素晴らしく、幅広い層に薦められる名作だと思います。
プレイ人数も2~5と幅広く、出番の多いゲームですね。