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『トーレス』はリソース管理とポーンの戦術的な移動が重要なアブストラクトゲームです。プレイヤーは城を建設し、騎士コマを移動させて、毎ターンより多くの点数を得ることを目指します。プレイヤーの持つ騎士コマの数には限りがあり、アクションカードにより特別な行動を実行できます。効果的に騎士コマとアクションカードを使用し、今後の展開はどのようになるのかにも気を配らなくてはなりません。
2000 年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した、立体的な城のコマによる見た目もユニークな、クラマー&キースリングの黄金コンビによる傑作が、久しぶりの改定再販です!
今考えると、よくこんなゲームがドイツ年間ゲーム大賞になったな、という。
ちょうど自分がボードゲームにはまり始めたころの作品で、当時は大賞については特に
思うことはなかった記憶があります。
陣取り、アクションポイント、建築、カード運用
といった要素を見事に組み合わせた傑作。
カード関連の部分にランダム要素がありますが、それ以外はアブストラクトもいいところです。
ただ、憎めない形状のコンポーネントや、適当に強弱のあるアクションカードによって
ガチな感じがうまく緩和されているとは感じます。
といっても、本質的には遊びの要素のない、モノクロームなイメージのゲームです。
ルールは複雑ではないものの、ボードゲームに傾倒した人でないとなかなか面白さは
理解できないのじゃないかと思います。それが冒頭での考えにもつながったのですが、
逆に2000年代に入って本当にボードゲームのシステムは多様化したということも
改めて考えさせられました。
アクションポイントはもうほぼ見かけることはないですし、陣取りも明らかに主流の
メカニクスとは言えないものになっています。
そう考えるとトーレスはこの時代だからこそ生まれた、奇跡的な傑作だったような
気がしてなりません。
ダウンタイムの長さはティカルよりは明らかに短くなっており、また、ランダム性を嫌う
のであれば、アクションカードについてヴァリアントルールも用意されています。
相手の設置した建物を利用するため、どうしても先手版が不利となりますが、そのあたりもルール変更による調整も可能。
たびたび再販され、比較的リーズナブルに入手出来ることも嬉しいところです。
今後おそらく新作を目にすることのないシステムを備えた傑作として、その名前は刻まれて
いくに違いありません。
積み木+陣取り
いわゆるアクション系のゲーム以外で立体に展開するのって珍しいなぁ、と思いました。
見栄えだけじゃなく、やりごたえも十分☆
「敵プレイヤーの侵入を防ぐ」「敵プレイヤーの城が大きくならないように邪魔する」など
インタラクションは結構強いかなーと思います。
初期状態。
こうなって、
こうなる。
2017年に再販されてやっと手に入れたけど、
プレイヤー駒の細さはどうしてこうなった。。。
倒れ易くてプレイアビリティが悪い。
6/10
2000年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作品。FX版でのレビュー。
見た目のインパクトが強烈なボードゲーム。
ここらへんの時代は重ゲーが大賞の常連になっていて、重ゲーがそんなに好きじゃない自分にとっては、なかなかプレイする機会がなかった。(あと、最近リメイクされるまで一応、絶版作品だったこともあったので)
やっとプレイする機会に恵まれたが、まぁさすがに頭が疲れる笑
ルールはそこまで難しくはないものの、10手番しかないので、適当なプレイするをするとみるみる得点が離されてしまうし、気づいたときには、挽回も結構厳しい。
あと、アクションカードの存在がなかなか強烈で、強さの差も結構ある。なので、上級ルールにあるプレイヤー毎に同じアクションカードを持つみたいなルールにしておくのはわりとありなのかもと思った。
使えるアクションカードと使えないアクションカードの差がなかなかでかい笑
あとは、基本後手が有利なのに、スタートプレイヤーの順番が変わらないのはかなり気になった。(かなりルールブックを読み返したが、スタートプレイヤーが変わる記述が見受けられなかった。もしかしたらミスかもしれないが・・・。得点が一番高い人からスタートプレイヤーにしたほうがずっとバランスとれると思う。実際、順位も後手から順番通りだったしね笑)
見た目もいいし、ルールもそんなに難しくないんだけど、アクションカードの運は結構強いし、スタートプレイヤーの順番が変わらないのは気になるし、得点計算は面倒臭い(得点ボードが200点を超えるレベル)などをふまえると、正直、今の時代で、またやりたいとは思わないゲームかな。
そこらへんを調整できれば、いいかもしれないけどね。
新版はもしかしたらそこらへん、調整されてるかもしれないけど、もともと重ゲー好きじゃないし、とりあえずはもういいかな笑
ただ、大賞ゲームなので、ボードゲーマーとしては、一度はやっておきたいゲームではある。
プレイ人数:2~4人
インストにかかる時間:15分
プレイ時間:60分
縦に積んでいく陣取りゲーム!2000年のドイツゲーム大賞です。
ニムトやアブルクセン、ティカルやエルグランデなど日本でも数々の名作が遊ばれているヴォルフガング・クラマー先生の作品で、このブログのまとめ記事でも最近はフォルム・ロマヌムやハチエンダを取り上げています。
クラマー先生大好きなので、このトーレスもずっと遊びたかったのですが、品切れになっていることが多く、ボドゲカフェでも見かけることが少なかったので、ボドゲーマに入荷されているのを見て即ポチりました。
さて、このトーレスは、うまくハマれば200点をたたき出せる、どんどん点が伸びて楽しい陣取りゲームです。
お城を建築していき、自分の色の騎士コマがいる城の広さ(マス目)が点になります。騎士コマが1階にあるときは1マス1点、2階にあるときは1マス2点…と騎士の位置も重要になっていきます。
お城自体には、誰の城、という発想はないので、他人が一生懸命たてたお城に相乗りもOK、協力して大きな城を目指してもOK
ただし、騎士コマの移動に制限があるため、陣取り的な奪い合い・邪魔し合いが発生します。
簡単なルールとしては以下の感じ
・自分のターンに実行できるアクションポイントが決まっていて、その範囲で何アクションか選択して実行していく。騎士の移動や建設や特殊カードを引くなど。
・1ラウンドは建築などのアクションフェーズと得点フェーズに分かれる。
・1ラウンドに建てられる建物の数が決まっている
・ラウンドごとにボーナス要素がある(王様コマのいる城の特定の階に自分の騎士コマがいるとボーナス点。王様コマはラウンド開始時に最下位の人が移動させる)
この、ラウンドごとに建てられる建物の数が決まっている、というところが面白さを増していて、バンバン建築していけばいいというわけではなくなってしまうのです。
騎士コマを上手に動かして、自分には点が入って、他人には点が入らないような場所に上手にお城を増やしていく必要があります。
また、騎士コマの移動は1マス1アクションポイント消費するので慎重にやらないといけないし、他人のコマを乗り越えることや自分がいるよりも2段高いところへの移動もできないので通行妨害もアリ。
…かと思えば、特殊な移動ができる特殊カードを発動することもできるので、カードをうまく使えば相手を出し抜く戦略を実現することもできます!!
多分、カードをうまく使うのが重要で、カード戦略に走ったら初プレイ200点越えで1位を獲得しました!
バンバン点が入っていくゲームは、純粋にやっていて気持ちが良いですよね笑
古いドイツゲーム大賞ものは日本語版が販売されておらず、このトーレスも和訳付き輸入版が細々と流通しているくらい。和訳付き商品を見かけたらぜひ手に取ってみてください。
2000年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作。
広く高い城を築きその頂点に君臨できれば高得点を得られます。
ただし、城(塔)はだれの物でもありません。
あなたの築いた城にも次々他の騎士達が駆け上がってくるでしょう。
ボード上に8個ある城のどれを広げて、どこで上に登るか熾烈な争いが行われます。
じっくり1つの城を広げて騎士を配置するプレイヤ。
とにかく他人の城を乗っ取りに騎士を送り込むプレイヤ。
アクションカードで逆転を狙うプレイヤ。
それぞれの個性が出る怖いゲームです。
ご興味がありましたら、下記ブログ記事へお立ち寄りください。
ゲームの準備から2人プレイの流れを紹介しています。
外部リンク:エキサイトブログとなります。
https://boardgamer.exblog.jp/29182617/
d(-ω-;)電卓必須 スマホがあるね。得点計算はともかく得点ボードの移動が大変です。大量得点は面積x高さの多いものです。城から飛び降りたり 城をくぐり抜けたり 盤上をうまく走り回りアクションポイントを無駄にしないようにやりくりするのが楽しい。
前作「ティカル」のルールを洗練されたゲーム。
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メキシカ、ティカルに続き、クラマー&キースリングのコンビによる名作トーレスが2017年リイシューされたので、手に入れました。
トーレスをリイシューした出版社は、Huch & Friendsで、メキシカとティカルを圧倒的なクオリティで再販したSuperMeepleではありません。そのため、コンポーネントのクオリティは「普通」かな。明るい色の城ブロックと、カラフルな騎士のコマ(アスパラガスみたい)のせいで、良くも悪くもおもちゃっぽい雰囲気のある仕上がりです。城ブロックを積み上げて塔を作るおもちゃっぽい楽しさのあるゲームなので、雰囲気としては悪くないです。
ゲームとしてはシンプルです。アクションポイント制ですが、できるのは基本的には騎士を移動するかブロックを置くか。後は騎士を増やすのとカードを買うくらいです。アクションカードが10種類あるので、この効果は理解しておく必要があります。
見た目からアブストラクトっぽいきつい感じを想像していましたが、プレイは想像以上にゆるい感じでした。
大きな城の高い場所に騎士を置くほど決算時に得点が取れますが、大きな城になると他のプレイヤーがどんどん相乗りしてきて、とても守ることが出来ません。お互いに相乗りし放題です。「大きな城を作って独占する」というのは無理で、「大きな城にみんなで相乗りして、相手より一段高い位置を確保しようとする」という展開です。
相手が塔の高い位置に登るのを邪魔をしようとしても、アクションカードを使われるとなんとかすり抜けられてしまいます。相手を追い詰めるような動きはできず、ちょっと寄せて邪魔するくらいです。
2~3人プレイだと盤面に余裕があるのでゆるくやり合う感じ。4人プレイだとごちゃごちゃと賑やかで、うっかりすると大きな城に相乗りしそこなって一人負けしたりします。
ひとつの盤上でやり合うところは最近のゲームには珍しくなりましたが、いかにもボートゲームらしくて楽しいですね(娘には「邪魔しに来ないで!」と怒られましたが)。
城プロックの置き方やアクションカードの活かし方がわかってくる3プレイ目くらいからが面白くなってきますので、どちらかというと「くり返し同じゲーム遊ぶよ!」っていう方におすすめです。
おまけ。他のゲームの動物たちでもプレイできます。