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クトナー・ホラ:銀の町
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  • 2~4人
  • 60~120分
  • 13歳~
  • 2023年~

クトナー・ホラ:銀の町

メーカー:アークライト

1営業日以内に発送可能
日本語ルール付き/日本語版
歴史的な中世銀⼭都市の市⺠として発展に貢献しよう

 中央ボヘミアのとある丘陵で銀が発見されました。そこに鉱夫が押し寄せ、静かなチェコの峡谷を14世紀の新興都市へと変えました。 プレイヤーはさまざまなギルドに影響力を持っている裕福な一族の長となり、その富を使って鉱山を拡大し、クトナー・ホラの町を建設していきます。プレイヤーがなした選択によって都市が成長するにつれて、経済も変化します。勝利するためには価格変動に適応し、機会を逃さぬように目を見開いていなければなりません。

 『クトナー・ホラ:銀の町』では、プレイヤーは毎手番2種類のアクションの記されたカードを1枚、いずれのアクションとしてプレイするか選択し、鉱山を開発したり都市区画を確保したり建物の建設権を獲得するなどします。建築する建物や鉱山により、生産力が上がれば生産物の量は増えますが価格は下がり、人口が増えれば価格は上がります。プレイヤーはゲーム中の経済状況が変化する中で、クトナー・ホラの町の発展に寄与しなければなりません。時には他のプレイヤーと歩調を合わせなければ、町の発展は停滞してしまうでしょう。

 『クトナー・ホラ:銀の町』は、チェコのCGE社による、自国の歴史的な銀山都市の歴史をテーマにした、経済発展と都市開発のボードゲームです!

 内容物
両面仕様クトナー・ホラボード、市役所ボード、ラウンドトラック、2層式プレイヤーボード 4枚、カードスタンド 2台、聖バルボラタイル 11枚、ペリカントークン 18枚、貴族トークン 12枚、建物タイル 36枚、鉱山タイル 27枚、採掘技術タイル 4枚、コイン 53枚、カード 95枚、ラウンドマーカー 1個、税金マーカー 1個、家駒 48個、鉱夫駒 36個、区画マーカー 12個、生産力マーカー 24個、名声マーカー 4個、得点マーカー 4個、ルールブック、プレイヤーエイド 4枚、ほか

世界観/フレーバー/アートワーク

レビュー 3件

レビュー
1774名が参考
1年以上前

今年末の本格派ゲーム。特化戦略型の総合メカニクス系です。

「RE-WOOD」第一号ボードゲームという触れ込みもあり、評判もかなり高いゲームです。

↑ なかなかカッコイイ個人ボード。その上にあるのは、これからのドイツゲームの主流になるらしいリウッドトークン。細かい彫りが可能だという。写真上は、価格変動のギミック。左が鉱石カードデッキ、右が人口カードデッキ。デッキの捲りとレバーの移動により、全6商品の価格が定まる。個人ボード左側は生産量トラック、下側は名声トラックだ。


アクションはカードドリブン。6枚の手札には、上下半分にアクションが2種類書かれていますので、手番では、どちらかのアクションを選択して捨てます。さらにもう一回、計2枚これを行ないます。


土地取得…町に区画マーカーを置く(コストお金)

所有権…建物タイルを買う(コスト1金または許可証)

建設…土地と建物があればタイルを置く(コスト木材)

採掘…鉱山に鉱山タイルを置く(コスト木材)

収入…全商品の生産量×時価を受け取る、10金で貴族を議会に入れる

教会…ペリカントークンを使い、ボーナスを貰う


(JOKER…名声トラックを1下げ、上記6種類の任意のアクションをする)


手番は3周します。が、3周目は1枚のカードしか使えないので、計5枚つまり5アクションで一ラウンド終了します。6枚中、教会とJOKERは1回分しかアクションはありませんが、その他のアクションは2回分機会があります。


全6ラウンド(4人プレイは5ラウンド)。大きなVPは、

⚫︎途中VP

・(4〜6ラウンド終了時の)貴族VP

・個人ボードの建物トークンの穴空きVP

⚫︎終了時VP

・建物のパターンビルディング(商業アイコン)

・鉱山の各行におけるマジョリティVP

・名声トラック


このゲーム、特化戦略型なのですが、スタート時、6種類ある一般建物(鉱石、銀、木材、許可証、食糧、ビール)のうち、3種類が各プレイヤーに割り当てられていて、終始「その3種類の建物しか建てられません」!

建設アクションではもう一種類、公共施設も建てられます。


このゲームのメインアクションである建設アクションは、まず、土地や建物タイルを取得しておかなければなりません。このセットがあれば、区画マーカーのある所に建物タイルを置き、さらにその上に個人ボードから建物トークンを置きます。建設コストもタイルに「4木材」などと書かれていますので、現在の木材の単価を掛けてお金で支払います。(各商品のトークンは存在しません)。建物タイルに書かれている効果と、個人ボード上の建物トークンの穴空きボーナスを貰います。

ほとんどの建物タイルの効果では、その商品の生産量トラックが上がることになっていて、これによって、収入アクション時にお金が貰えます。

公共施設を建てた場合、何の生産量も上がりません。木材コストも高いので、序盤に建てるのは危険です。

しかし、お金が回ってきた中盤からは、この公共施設中心にゲームが動きます。公共施設の利点として、まず、VPの得点源となる貴族が、ストックにプールされます。この貴族は、全プレイヤーが使えるもので、収入アクション時に10金を払うことで、プールされている任意の貴族を議会に送り込むことができます。貴族トークンは4色で、3枚ずつあります。


緑貴族…建物ごとに隣接している公共施設の数の合計VP

黒貴族…使用済みのペリカントークン2枚につき3VP

黄貴族…鉱山の全行に鉱夫(鉱山タイル)を置くと2VP

赤貴族…個人ボードの建物トークン3種一セット取り除くごとに3VP


例えば、鉱山の全4行に2人ずつ鉱夫を置き、黄貴族が3人議会に入っている場合、2×2×3=12VP入ります。指定された三ラウンド、全プレイヤー対象なので、自分が得をする色の貴族に特化して議会に引き入れておく必要があります。

そして、この貴族VPの条件は、土地取得アクションや所有権アクションの指針となります。

↑ 所有権アクションでは、建物タイルを取ることができる。一番左の列は1金だが、2列目以降は、許可証の時価で払うことになるので、序盤は辛い。取った建物タイルの山は、一番右に移動され、スライドする。ボード右側が、4色の貴族と議会。このVPの条件をきちんと理解してプレイの方針とする。


終了時VPですが、建設した自分の建物タイルに書かれている商業アイコンと同じアイコンが、縦横隣接しているタイルにいくつあるか数え、アイコンの一致一つにつき1VP貰えます。したがって、土地取得アクションの際は、商業アイコンと上手く接するように区画を計画しなければなりません。

鉱山VPは、単純に、採掘アクションの回数がものを言います。鉱山タイルには、星が0〜3つ書かれており、この星の数が多い行は、マジョリティトップのVPも大きくなるので、半協力的なVPです。

名声トラックは、コツコツ名声を上げていくとMAX13VPになります。名声の上げ方は、個人ボードの建設トークンを横にパンチアウトしていくか、黒貴族か黄貴族の公共施設を建てること、あるいは聖バルボラ教会から手に入ります。


考察

◾️前述した大きなVPのうち、貴族VP、穴空きVP、商業アイコン、名声トラック、つまり鉱山VP以外は全て、建設アクションに関わっている。

◾️4色の貴族の公共施設のどれを建てていくか?この命題がこのゲームの肝である。それは、貴族VPの条件と照らし合わせ、自分の方向性とピッタリ合う色の貴族の公共施設を選ぶしかない。勿論、黒貴族や黄貴族の名声+3、+2など、建てた時に貰える即時効果で選ぶのも魅力的だ。

◾️序盤に公共施設を建ててはいけない。デメリットは、収入アクション時、一銭にもならないことと、個人ボードの建物トークンが置けないことだ。

◾️収入アクションでは、(生産量がある)全商品が、個数×時価で貰える。例えば、6鉱石(時価2)と3食糧(時価5)を持っていれば、12+15=27金が手に入る。アクションカードに収入アクションは2枚あるので、もう一回繰り返せば、簡単に大金が入る。また、時価は下がることもあるが、クトナーホラの人口も増えていくので、ゲーム終盤は必ずインフレになる。

◾️このゲームの主役は「銀」なのだが、実際には「鉱石(銀鉱石)」が中心となる。例えば、鉱山アクションをすると、鉱石の生産量が増え、鉱石の価格は下がっていく。それに連動して「銀」の価格は上がっていく。鉱石建物を建てた時も同じで、鉱石の生産量が増え、鉱石の価格が下がり、銀の価格が上がっていく。つまり、6つの商品のうち、鉱石だけは2つのアプローチから価格が下がりやすく(生産量は増えやすく)、逆に銀は価格が上がりやすい性質を持つ。

◾️材木、食糧、ビールの3種も鉱石と同様で、該当の建物を建てると価格は下がるが、生産量が上がる。また、この3種は、人口が増えると価格が上がるので、ゲーム全体的には、どちらも上がっていく。そうなると、特に、建物や鉱山タイルを置く時のコストである木材の価格は重要で、当然ながら、単価が大きく上がる前に建設を急ぎたいという算段になる。

◾️各ラウンド終了時に、税金を払う。払えない場合は名声トラックを下げることになるので、これは避けたい。しかし終盤はあまり怖くない。終盤は20金近くの税金となるが、その時期の経済では、収入アクションで50金ぐらいは簡単に手に入る。

◾️前述したが、いつ公共施設を建て始めるか、そのタイミングが最大のポイント。収入となる一般建物をどのくらい建てるか。収入を安定しすぎて公共施設の建設に出遅れるとVPの伸びが悪いし、あまり早くに公共施設に手を出しても効率が悪い。

◾️黒貴族以外の公共施設を建てると、ペリカントークンが1枚貰える。これを、アクションカードの教会アクションで1枚使えば、現在建設途中である聖バルボラ教会の部分タイルが起動し、大きなボーナスが手に入る。教会の部分タイルは、順番通りに、使われると裏返り、要は早取りなので、狙いの部分タイルが見えたら、タイミングよくペリカントークンを使いたい。

◾️JOKERは基本使わない!名声トラック6まで来ると、JOKER使用時の−1名声が消えるので、それまでは我慢。

◾️そのためには、個人ボードの上から3行目の一般建物の所有権を優先的に取る。この建物トークンの除去で、+1→3→4と名声トラックが進む。計8マス進めば、土地取得アクションのコストが永続で1金となったり、JOKER使用時のコストが無くなったり、中盤が非常に楽になる。

↑ 左側、メインボードの町と鉱山。右側、聖バルボラ教会。この5番目の部分タイルでいつも全員が休止する。収入2回分という強いボーナスが貰えるのだが、それ以上に−2名声を喰らうのが辛い。ただ、部分タイルは、公共施設やイベントなどで自然と裏返ることもある。


戦略としては、誰も鉱山に手を出さない展開であれば、途中から鉱山特化戦略で、全4行のマジョリティトップ、あるいは2位を狙いたいです。その場合、貴族は黄貴族3枚の議会入場を目指します。鉱山VPだけは独立しているので、特に自分の3つの一般ギルドに、鉱山建物が含まれている場合は試すチャンスです。

しかし、オーソドックスに行けば、一般建物と公共施設の折衷戦略です。公共施設と隣接するように建設しながらペリカントークンを手に入れ、緑貴族と黒貴族の議会入場を狙います。

3つ目としては、一般建物特化戦略もあります。公共施設はある程度にして、一般建物建設による個人ボードの建設トークンの除去を徹底します。縦に消せば赤貴族VP、横に消せば名声トラックや、1、3、8VPと続く即時VPもあります。

その他、収入安定の方向性として、銀特化、食糧特化、ビール特化戦略があります。これは、鉱石の生産が活発な展開の時の銀、初めから高価格の食糧、ビールでそれぞれ高収入を得る戦略で、ともに、銀建物、食糧建物、ビール建物のギルドが自分の3種の専門にあるのが条件です。

また、2人用のイベントカードは、3、4人プレイでも使った方が、断然面白くなります。特に厳選して、税金が上がるようなカードを入れておくと、インフレ対策にもなりますし、スリルが増して面白くなります。


6種ある一般建物(商業ギルド)のうち、3種類しか建てられないという、下手をしたら非対称になりそうなメカニクスでありながら、そんな独立性を感じさせず、逆に、半協力要素の方が際立つ、それでいて本格派のゲームです。

いろんな戦略を捻り出す楽しみもあります。こんな満点のゲームが今年最後にやって来ました!



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

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荏原町将棋センター
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レビュー
631名が参考
11ヶ月前

14世紀、銀山で栄えたチェコの町。地下に坑道を、地上にさまざまな建物を建て、町を発展させよう。刻々と変動する物価に対応し、チャンスを逃すな。 さあ、買うべきか、買わざるべきかっ?

<テーマ>
・年代:14世紀
・場所:チェコ・クトナーホラの町
・プレイヤーの立場:有力な一族
・目的:町の発展に貢献すること。
・行うこと:
 ・坑道を伸ばし、鉱石の生産量を高める。
 ・土地を買い、建物を建て、町を豊かにする。
 ・教会建造に協力し、評判を高める。
 ・貴族の支援を得る。

ブログ「今日のおじさん」で紹介中だぜっ!

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マツジョン@matz_jon
マツジョン@matz_jon
レビュー
529名が参考
約1年前

一番にレビューを書いた先生と一緒に遊んだので、詳細はそちらをどうぞ…とてもわかりやすいので…


タイトルはチェコにある都市の名前ですね。 石炭が掘れるようになった街で、建物を建てたり、炭鉱を拡げたり、教会を建築したり。2アクション→2アクション→1アクションで1ラウンドは終わり。カードは上下にアクションが分かれてて、どちらかをうまく選択してね。

メインアクションの建築には、用地の取得・建物の権利書を取る・建築の3アクションが必要。案外かかるんですね。 

その戦略でいくか。炭鉱を進めてマジョリティで点数を稼ぐのか。 はたまた貴族に気に入られて点数を取るのか。 いや、収入が勝利点直結なら、収入アクションでガシガシ稼いで勝利点にするのか。  手の取りようはいくらでもあるから、点数はみんな同じくらいになる。それがいいゲームの要素の1つだと個人的に思っています。

わたしは個人ボードのトラックを上げるの大好きマンなので、その恩恵を受けまくっていました。ビリだった気がするので、なにか1つが足りなかったのでしょう。

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