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時は天正十五年。
七月に九州平定を成功させた豊太閤(豊臣秀吉)は
十月に北野の森にて茶会を開く旨の朱印状を送った。
それは、全国の諸大名だけでなく、公家、豪商、そして庶民までも招いた
正しく天下の一大事業とも言える大規模な催事だった。
日の本の統一がほぼ成された今
茶会とは功名を得んと願う者たちにとって唯一残された戰場。
目立つことで己の権勢を誇示したい豊太閤と、
類まれな茶器を揃え少しでも覚えをよくしたい諸大名。
今、2つの思惑は交差し、凄惨なる陰謀劇が幕を上げるのだった……。