ゲーム名のFLOPNIKとは英語で「打ち上げに失敗した衛星の事」なのだそうです。
そしてカードや説明書に書かれている絵ですが、犬と宇宙です。
そこから連想されるのが、旧ソビエト連邦で打ち上げる衛星に犬を載せていた事です。
まだまだ衛星を打ち上げる技術が未熟であった為、何匹もの犬が犠牲になってしまいました。。。
このゲームのイラストを見ると、凄く悲しい気持ちになります。
さて、ゲームの内容ですが、衛星を打ち上げて成功させる事を目標とします。
2回打ち上げに成功すれば勝利しますが、逆に2回打ち上げに失敗してしまうと脱落します。
他のプレイヤーが脱落し、1人だけ残った場合には、そのプレイヤーが勝利します。
衛星の打ち上げの成否は場に出ている、各人が手札から出したカードの合計の数値を正確に推測する事で判定します。
判定の前に、今回の衛星打ち上げのリーダーを決めます。
リーダーになった人が打ち上げの全責任を負います。
ではリーダーはどうやって決めるのか。
それは最初の手番プレイヤーから合計値の予想の数値を宣言していく事で決まります。
手番プレイヤーから時計回りに予想数値を次々に宣言していきます。
ただし宣言する予想数値は前の人が宣言した数値よりも大きい数値を宣言する必要があります。
この辺りはコヨーテに似ていますね。
そして、前の人よりも大きな予想数値を宣言する事が厳しいと思った場合は、リーダーになる事を断念する事になります。
このようにどんどん大きな予想数値を宣言しあい、最後の1人になるまで宣言を続けます。
そして最後に残った人がリーダーとなり、出されているカードを全てオープンにします。
その結果が、
最終的に宣言された予想数値 ≦ 場のカードの数値の合計 → 打ち上げ成功
最終的に宣言された予想数値 > 場のカードの数値の合計 → 打ち上げ失敗
となります。
これですと、本当に運次第になりますが、運次第にしないように1巡目の宣言の時に、
場に出ているカードのうち、1枚を確認する
または
余っているカードのうち、3枚を確認する
事が出来ます。
ただし直前のプレイヤーが確認したカードは犬マーカーを置いて確認が出来ないようになっています。
こうして自分が出したカードと確認したカードから数値を予想していく事になります。
それでも全てのカードを確認した訳ではないので、運の要素はかなりあります。
はったりや欺し合い、読み合いが起きるこのゲーム、うまく相手の手を読んでリーダーとして打ち上げを成功裏に導いて下さい。
犬たちもそれを望んでいると思います。