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ヴェニス
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  • 1~5人
  • 60~90分
  • 14歳~
  • 2021年~

ヴェニス

メーカー:テンデイズゲームズ

1営業日以内に発送可能
日本語ルール付き/日本語版
16世紀のヴェニスが舞台のミッション達成系中量級ボードゲーム

 プレイヤーは16世紀のヴェニスを舞台に、有力な商人となり、さらなる富と権力を得るため、助手を教育し、さまざまな契約をこなしていきます。

 しかし、注意が必要です。

 ヴェニスの街では陰謀が渦巻き、契約を進めることには、常に黒い噂がつきまとっているのです。

 そして、最も疑わしきプレイヤーは、ゲームから脱落してしまうのです。

 プレイヤーは、手番が来たら、自分のゴンドラを進め、ヴェニスの街に立ち並ぶ建物のアクションを実行することになります。

 ですが、そのためには、まず、助手を配置しなければなりません。

 進んだ先の建物で助手を雇い、その建物のアクションを使うことができるようになり、ゴンドラを進めた際、通過した建物に助手がいれば、その建物のアクションを実行できるのです。

 また、もし、進めた先の建物に助手がいれば、その助手を教育し、アクションの効率を上げることができます。

 ボード上、どのようにゴンドラを進めれば効率がいいか、しっかりとルートを見極めましょう。

 ボード上でゴンドラをうまく進めることはとても重要ですが、ほかのプレイヤーのゴンドラには十分に注意を払わなければなりません。

 なぜなら、他のプレイヤーのゴンドラを追い越すことがあると、黒い噂が立てられ、「陰謀」の値が増すことになるのです。

 この「陰謀」の値を下げる機会はあるものの、もし、もっとも高い値のままゲームが終わってしまったならば、ゲームから脱落してしまうことになるです。

 しかし、悪いことばかりではないかもしれません。

 敢えて、黒く染まることで、自分の手をさらに進めることも出来るかもしれないのです。

 こうして、プレイヤーは、さまざまな契約条件を満たし、契約を達成していくことになります。

 もっともうまく立ち回り、権力者として君臨することができるのはどのプレイヤーでしょうか。

レビュー 4件

レビュー
1460名が参考
約4年前

アナクロニーでお馴染みのDavid Turcziによる2021年新作ゲーム。Braincrack Gamesによる欧州都市3部作の2作目となる。プレイヤーは16世紀のヴェネツィアで活躍する商人となり、様々な手段で勝利点を獲得する。

コンポーネントは模様が印刷された木駒が見栄えがし、扱いやすくとても良い。プラスチック製のゴンドラ船フィギュアは見た目は良いのだが、プレイアビリティという点では残念ながら大きな問題を抱えている。5人までプレイ可能との事だが、1つの建物に複数の船が停泊するというゲームの性質を考えると、このコンポーネントでは5人でのプレイは現実的ではないと言わざるを得ない。また建物タイルに関しても、助手駒を配置すると肝心のアクションを表すアイコンが見えなくなってしまうため、プレイアビリティという点では総じて低いコンポーネントと言えそうだ。

しかしゲームの内容自体は面白い。基本的な流れは、建物のアクションでリソースや契約カードを獲得し、指定された商品を目的地まで届けると契約達成となり、勝利点とお金を受け取れるという感じ。また、契約カードには固有の能力が記されており、達成後はカードに書かれた永続的な能力を得ることができる。どのカードを獲得出来るかは運の要素もあるものの、獲得は常に2枚から1枚を選ぶ方式となっており、上手くシナジーのある能力を組み合わせるとゲームを有利に進めることができる。

また、プレイヤーが移動を終えた建物には、自分の助手を配置することができる。助手を建物に配置することにより、その建物のアクションを行うことができるようになるという仕組みだ。建物ごとにアクションが4段階ずつ設けられており、その建物に停まるごとにそこにいる助手を昇進させ、より上位のアクションを行うことが可能となる。

しかしここにも一捻りあり、自分の助手を昇進させると、自分より1段階上にいる他プレイヤーの助手も同時に押し出されるように昇進してしまうため、自分以外も利益を得られてしまうシステムが採用されている。この要素もシンプルながら悩ましさを提供してくれる。

全ての助手を最も早く配置したプレイヤーはボーナスを得る事ができるのだが、8VPとなかなかの高得点が設定されている。建物の数より助手の数は少ないため、全て置いてしまったあとは利用できない建物が出てくることには留意しておこう。

ゲーム終了時にも一波乱起きるようこのゲームは作られている。ゲーム中、陰謀値というパラメータが各プレイヤーごとにあるのだが、最終得点を計算した後でそれが最も高いプレイヤーは勝敗から除外されてしまうのだ。陰謀値が高いと評議会での大量得点が見込めるため、あまり下げすぎると点が伸びないが、上げ過ぎてしまうと今度は足元を掬われることになってしまう。最終得点計算時に陰謀値を下げる機会があるため、最後まで気が抜けないポイントとなるだろう。

契約カードや影響力カードの強力な効果は少し大味な印象があったり、5人でのプレイに問題があったりと最高のゲームではないものの、プレイヤーレベルの差を考えずプレイすることができ、橋の建設によって移動経路をうまく連鎖させたり、それによりアクションを連鎖させたりとシナジーやコンボの要素もあり、ゲーマーを楽しませる要素はしっかりと詰まっている作品だと思う。個人的には3〜4人で遊ぶのが良いと感じた。3人でもインタラクションは十分に感じることができるだろう。全体的に古き良きユーロゲームの香りがするので、2000年代のゲームが好みの方などは特に刺さるかもしれない。

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山本 右近
山本 右近
レビュー
625名が参考
約4年前

メインボードにヴェニスの街の運河と建物があります。

この運河でプレイヤーは自分のゴンドラを動かし、

資材を集め配達し目的カードを達成して得点を得ます。


ゴンドラは2艇持ちで動かす方に船頭コマを乗せます。

船頭の移動は無料ですが移動しなければ金がかかります。

資材のキューブは自分のワーカーが置かれている建物に

ゴンドラが泊る、通過すると得られ5個まで積めます。

また建物では金、スクロール、勝利点、宗教ポイント、

新たな目的カードなどがもらえ、橋の建設も出来ます。

ゴンドラは運河を進むたびに金がかかります。

自分の橋をくぐる時には逆に金がもらえます。

また他の船とすれ違う度、他人の橋を通過する度、

建物でのコスト支払いなどで陰謀値が上がります。

陰謀値は下げる建物や行動がありますが、

ゲーム終了時に最も高いプレイヤーは勝利出来ません。

目的カードが無くなるか宗教ポイントが一定値を超えると

その後3手番を行ってゲームが終了となります。


このゲームはプレイアビリティがよろしくないです。

どの建物にもプレイヤー全員がワーカーを置けますが、

ワーカーを置くと建物もらえるもの、行える事が見えません。

どの建物にも他プレイヤーのゴンドラが同時に泊まれますが、

複数のゴンドラが泊ると運河に置ききれずはみ出してしまい、

どこの建物に泊まっているかが分かりにくくなります。

ゴンドラは小さく船頭コマ資材キューブの乗せ下しがやりにくい。

建物やカードでの支払い、もらう表記が統一されてない。


ゲーム終了がプレイ内容によって変わり人数が多いと長くなる。

ゲームが長引くと有利な展開になったプレイヤーが抜け出し、

その差が詰まることはない感じなので、3人がベストでしょうか。

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国王
異人館
異人館
レビュー
337名が参考
2年以上前

やっぱり10人評議会ですね!次に裁判所、元老院、小評議会、教会、図書館……

12個の建物にはそれぞれ特徴があって、どれも欲しいのですが、


10人評議会…レベル4「陰謀−3」、レベル3「橋を建設」

裁判所…レベル4「巻物−1+5VP」、レベル2「他の全プレイヤー陰謀+1」

元老院…レベル4「+3VP」、レベル3「他の全プレイヤー陰謀+1」

小評議会…レベル3「陰謀−1」、レベル2「評議会トラック+1」

教会…レベル4「陰謀−1+2VP」、レベル3「陰謀−1+1VP」、レベル2「陰謀−1」

図書館…レベル4「巻物+2+1VP」、レベル3「陰謀−2」、レベル2「巻物+2」


特に、これらの建物が大事!Aクラスです。

つまり、「陰謀を減らす」建物、「他プレイヤー全員の陰謀を増やす」建物、「評議会トラックを上げる」建物、「軽い条件で巻物やVPが貰える」建物のことです。


このゲームの主なVPは、配達による任務(契約)カード、評議会トラックのレース、助手によるVP(途中&終了時)しかありません。助手の終了時VPも、評議会トラックで進んだ数に準じるので、要は、『配達をしながら、評議会トラックを上げる』だけです。

評議会トラックを上げるのは、共用建物のうちの一つ、「大評議会」に行くだけです。ここでは密輸疑惑を隠しながら評判を上げていた者が評価され、つまり陰謀値が一番大きなプレイヤーが、「1+自分より陰謀が少ないプレイヤー数」だけ評議会トラックを進めます。例えば、自分より陰謀値が小さいプレイヤーが2人いたら、3マス進みます。

一アクションで3マスずつ評議会トラックが上がったら、終了時大きなVP間違いなし!

ただし、ゲーム終了時、陰謀値が一番大きなプレイヤーは逮捕され、VPと無関係に負けとなります。それだけに、陰謀値をどれだけ上げておくか、あるいは上げないでおくか。


その陰謀とは何か、それはゴンドラ(舟)がすれ違った際に、互いのプレイヤーが密告し合う、つまり、他プレイヤーのゴンドラとすれ違うと、お互い陰謀が+1されます。

水の都ヴェニスは、その実、水路が多くなく、プレイヤーは一人2槽のゴンドラを操るのですが、当然のようにぶつかり合います。

また、プレイヤーは、橋を建てることにより、その水路を通過した他プレイヤーに陰謀+1を与えることができます。この橋も2個持っています。

あるいは、裁判所、元老院に助手を送り込んでレベルを上げ、後は「発動」さえすれば、他プレイヤー全員に陰謀+1を与えます。


陰謀を下げるには、10人評議会、小評議会、教会、図書館に助手を送り込んでレベルを上げ、「発動」すればOK。ゲーム中1回効果の影響力カードの中にも、「陰謀−3」があります。

それでも陰謀は上がるので、遭遇の際には、巻物を一つ賄賂として払うことにより、陰謀+1を避けることができます。ただし、遭遇の場合のみです。


「発動」というのは、自分のゴンドラが自分の助手がいる建物を通過した時、その建物の中にいる助手のレベルの収入を得ることです。建物の中は4つのレベルに分かれており、例えばレベル3に居れば、レベル1〜3全ての収入を累積で貰えます。また、通過でなく到着した建物でも収入が発動されますが、この時、助手のレベルが1上がります。(はじめて建物に到着した時は、手元から助手をレベル1に置く)。他プレイヤーが同じ建物に後から助手を置いた場合、自分の助手は自動的に次レベルに押し出されます。

もし、自分のゴンドラ同士が遭遇した場合は、それぞれのゴンドラに積んである資源を好きなように交換できます。この遭遇は逆に活用すべきです。


手番では、自分のどちらかのゴンドラを好きなだけ進めることができますが、1区間進むたびに1金または2金のコストが掛かります。0金になると進めなくなることから、最初の一区間だけは必ず無料になっています。沢山一気に進めば、助手がいる建物を沢山通過して、大量の発動ができます。しかし、そうは上手くいきません。

このゲーム、お金は大切で、任務カードによる報酬(VPとお金)や建物の発動などによって効率的に稼ぐ必要があります。また、ゴンドラは次手番、連続で同じゴンドラを動かすと−3金(!)となるので、基本このゲームは、ゴンドラは手番ごとに交互に動かします。


お金が大切な理由は、移動時だけでなく、新しい任務カードを買う時、そして、ゲーム終了時の陰謀容疑者逮捕決定の前に、お金や巻物によって、陰謀値を下げることができるからです。お金は−4金で−1陰謀、巻物は−2巻物で−1陰謀になります。なので、大量にお金や巻物を持っていれば、陰謀値を0にして、普通のVP勝負に持ち込むことができます。


ポイントとしては、

■序盤は陰謀トップになったら、(あるいは、わざとなって)、すぐに大評議会に駆け込み、評議会トラックを大量に上げる。

■しかし、それと対照的となるのが、助手10人を一番最初に置き切ったら8VPという目標。(つまり10種類の建物に到着しまくる)。これをやる場合、大評議会などに何回も寄っている暇は無い。

■上2つが戦略の分かれ目。もう一つのVP、任務カードは、大体5〜8VP。勿論沢山達成すれば有利は間違いないが、注意したいのは、資源だけでなく巻物も献上する任務カード。特に序中盤は、巻物はできるだけ減らしたくない。

■3つ目の戦略として、裁判所と元老院をセットにした陰謀密告戦略がある。これは、裁判所と元老院が近い場所にあればより強力で、一手で相手全員の陰謀値を2つずつ増やすことも可能だ。

■さらに、巻物の数で他プレイヤーを圧倒しておくと、『ゴンドラ爆撃アタック』ができる笑。つまり、敢えて他プレイヤーのゴンドラと遭遇するルートを通る笑。自分は巻物を捨てるだけでいい。相手は巻物がすぐ枯れ、陰謀値が増える。

■さらに追い討ちをかけるように、Aクラスの建物の周りに橋を架ける笑

↑ 緑プレイヤーは、写真右の10人評議会の前後に早速橋を架けた!このようにしたら、他プレイヤーはさすがに入ってこれない!一方、左側には裁判所と元老院が隣り合っていて、青プレイヤーは、この2つの建物を行ったり来たりするだけで、他プレイヤーに2陰謀値ずつ増やすことができる!中央右にあるのが大評議会で、ここに泊まって評議会トラックを一気に上げる。ついでに橋も建設することができるが、コスト4金掛かるので、やはり10人評議会に行きたい……

↑ 任務カードを選ぶ際には、左側2枚のような、巻物まで渡すカードは避けたい。この大評議会行きの2枚の任務カードの場合、商品は多いが巻物1なので、まだ右側がマシ。任務カードMAXの10VPだから仕方ない。それよりも、右側の市場行きのような巻物無しのカードがよい。なお、この市場行きのカードは、配達終了後、さらに市場を発動するルートを通るたびに、他プレイヤーに陰謀1を増やすことになっている。裁判所や元老院と同じだ。怖い……


このゲームを遊ぶと、悲鳴や笑いが起きて、すごく盛り上がります。やはりボードゲームには、攻撃性、意地悪性があった方が楽しいという原点に戻れます。ソロプレイ感のあるゲームなんかやってられない、ぐらいの気持ちにもなります。

ただし最近の風潮とは逆で、プレイアビリティの悪さや攻撃性、建物の強弱、慣れた人が有利などの理由から、評価が低いみたいです。

しかしヴェニスは、意地悪ができるからこそ、そして建物のバランスが悪いからこそ面白いのであって、評価が低いのは誤解であり、ちょっと気の毒です。ゴンドラの密集が生まれるのは作者により綿密に計算されたもので、プレイヤーがとんでもない場所に橋を架けるのも必然なのです笑。こうして叫びと笑いが増幅します。


ややアンバランスなゲームであるのは間違いないので、インスト時に、建物の強弱だけはしっかり伝えておきたいです。



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

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荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
レビュー
147名が参考
5ヶ月前

世界に浸れる感 ☆☆☆☆★

楽しさ ☆☆☆★★

アートワーク ☆☆☆☆☆


今更ながらヴェニスのレビューを書こうと思ったのは、あまり日の目を見ないこのゲームの魅力を紹介したくなったからだ。

ヴェニスは街に張り巡らされた水路を移動して、建物の効果を得たり任務を達成したりして勝利点を稼いでいくゲームである。

特徴的なのは陰謀のシステム。ゴンドラ同士がすれ違うとお互いに陰謀が貯まる。また、建物に配置した手下によって自分の陰謀値を下げたり、相手の陰謀値をあげることもできる。

そして最終的に陰謀値が最も高いプレイヤーは街から排除、即ち負けとなるのだ。


素晴らしいポイントのひとつは、妖しげなフレーバーを存分に感じられるアートワークの美しさ。

メインボードも裏表が昼夜でわかれていて、どちらもそれぞれ良い。特に夜のマップで夜な夜なプレイすると、静かな夜の街に小さくちゃぷりと音が響くような趣きを感じられる。


もう一つ、特筆すべき美点はタージさん得意のソロモード。1〜2人で使用する密輸人カード2組と、ソロ専用のドージェカードを使用した擬似3人戦がプレイできる。

3人戦だけど処理は簡単で、そしてドージェはかなり嫌らしく仕掛けてくる。特に序盤はドージェが先行するし、どんどん建物を取られるし、評議会トラックもどんどん上げていくのでけっこう焦ることになる。

そんなドージェを上手く使ってこちらの手下の地位も上げてしまうこともできるし、陰謀を与えまくることだってできる。


重ゲーとしてみると奥深さや骨太さはなくて、時間のかかる中量級がヴェニスの立ち位置なのかもしれない。だけど、このゲームの独特の雰囲気やプレイ感は定期的に夜な夜なプレイしたくなる不思議な魅力を持っている。

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仙人
DKnewyork
DKnewyork
  • 商品価格¥9,900(税込)
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