酔い潰れるな!烏に気をつけろ!
思いっきり単純に言ってしまうと、
1.手札(カード)を出して数字の大小比較
2.その結果に従い出した札または場に出ている札を得点札として獲得
(最大=場札の大きい方、2/3番=出した札をそのまま獲得、最小=場札の小さい方)
3.条件が揃ったら得点計算
…と、3行で終わってしまうんですが、
実際には所々でスパイスが効いてます。
まず、出せる手札に制限があること。
手札の中から好きなカードを出すというのが普通ですが、
このゲームでは手札の色が4種(春夏秋冬)+特殊1種(万カード)に分かれていて
場に出ている札の色「以外」を出さなければいけません。
これによって、出したい札があっても色制限で出せないこともしばしばです。
次に、得点札として獲得した札で実際に獲得できる得点。
札は色とは別に肴(さかな)/烏(カラス)/酒/無印と分かれていて
実際に得点に影響するのは無印以外です。
前述の1.で大小比較に使った数字は、得点には全く無関係になります。
肴は絵柄1つにつき1点、烏は絵柄一つにつき-1点と普通ですが
酒は2つまでなら2点、ただし3つ集めてしまうと0点になった上に
肴で獲得した点数が半分になってしまいます。
飲みすぎて酔い潰れると、肴を半分落としてしまうのです。
2つ取ってしまうと、これ以上酒を取らないようにするにはどうするか
頭を悩ませることになります。
あと、万カードの存在もなかなか侮れません。
このカードは0/13の2枚しかなく、また0/13は万カードにしか存在しません。
なので、確実に一番小さな/大きな数字を出せるのですが…
同時に烏カードを出されると、万カードと取り替えっこになってしまいます。
これにより、頭の中で描いていた得点札獲得の図式は崩れ去ります。
通常のカードに加え万カードを所持していた場合、いつ出すのかで
また頭を絞ることになるでしょう。
以上のように考える要素が多く、また札の動きが少々複雑なため
最初は戸惑うことも多いです。
が、実際に手を動かしてプレイしていれば、
程なく理解できてくるのも事実です。
説明書にも記載してあるのですが、最初は獲得点数条件を低めに設定して
ゲームを進めてみると良いのではないでしょうか。
ちなみにこのゲーム、内容物がかなり豪華な上
イラストレーションも大層可愛らしいです。
私のように、ジャケ買いでも損したとは思わないはずですよ。