動物駒!資源駒!宝石駒!建物タイル!
圧倒的なコンポーネントの種類&物量のおかげ?で販売価格も・・・高いかな。
でも駒がいっぱいあるのが大好き人間にとってはおそらく大満足の一品です。
もちろん正真正銘の重ゲーです。
肝心なゲームの方ですが、
そんな駒たちひとつひとつにユニークな役割が特別にあるわけではないので
実は覚えることがそれほどありません。(これはこれで良いのか?悪いのか?)
基本的なプレイの流れは
たくさんあるアクションスペースにワーカー(キープルと名前付いています)を置いて
・建物を建てる(建物自体にも得点があったりなかったり)
・建物で指定されているリソースを獲得する(これが主な得点源)
・建物を改良する(上の得点がアップする)
・いらないリソースは船で出荷する(これも大きな得点源)
を行い、これを春夏秋冬の4ラウンド行います。
ソロプレイ感強めの淡々としたゲームかな?と思ったら大間違い
このゲームの一番のポイントは、”相乗り”です。
他のプレイヤーが選んだアクションに自分のワーカーを一緒に置くことで、それぞれのプレイヤーが2〜3倍のアクションを行うことができます。両方のプレイヤーがかなり得なので相乗りして欲しいし、相乗りしたいとなります。
でも相乗りをするには同じ色のワーカーでする必要があったり、先着1名だけしかできなかったりで、プレイヤー間のインタラクションが結構強めです。
身構えるほどルールが複雑ではないですが、とにかく間違えやすいポイントが多数あります。
間違えたままでプレイしちゃうとゲームの面白さが半減しちゃうので、
プレイする前にインストする人はマニュアルを隅々まで読み込んでください。
特に間違えやすい点は次のとおり。
・建築や改良はアクションスペースを使用しなくてもキープルを置くことでできる。
・動物は対応する建物がなくても獲得でき、ラウンドの最後に建物に割り当ててればよい。(移動も自由)
・個人の建物のアクションにも相乗りできる。
・得点を得るタイルは最大4回分だけしか得られない(マニュアルだけにその回数が記載されているので忘れやすい)
元はキックスターターの製品で、その後一般流通、そして和訳つきのゲームとしてホビージャパンが輸入されました。
キックスターターを自力翻訳でプレイした方がキツキツで面白くないと言ってるレビューも見かけましたが、
ルールを間違えていらっしゃるでは?と思っています。
なぜなら私の感想では、同じキーシリーズのキーフラワーに比べて、かなりゆるいプレイ感だなと思ったからです。
建物もほぼ空き地がないように建てれますし、ほとんどの建物を改良することも、動物駒が乗り切らないくらいプレイすることもできます。
たとえ初回プレイでも、だいたいやりたいことはできたかな!って思ってしまうので、重め好きのゲーマーには1回で満足してしまうかもしれません。(ルールの分量は完全なゲーマーズゲームですけど)
しかし、食料に苦しんだりしないゆる〜い農場系をプレイしたいならかなりおすすめです。