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名ゲームデザイナー、ライナー・クニツィアによるシンプルにして鋭い交渉ゲームの名作がリメイクされました。
宇宙を舞台に、プレイヤーは、ほかのプレイヤーとの交渉によるカードの交換を繰り返し、自分の文明の発展を目指します。
通常の交渉ゲームとは違い、このゲームは、必要最低限のやり取りのみが可能となっているのが大きな特徴です。
「~~を上げる」、「~~がほしい」という提案しかできず、ほかのプレイヤーもまた、同様の返事、提案しかできないのです。
これにより、ほかのプレイヤーがどのカードを欲しいと思っているのか、もしくは、いらないと思っているのか、それらをしっかりと把握、見極めることが要求されます。
ほかのプレイヤーの手の進みを踏まえ、たくみな提案を繰り返すことができるでしょうか?
リメイクにあたり、ボーナスにつながる惑星タイルや新たなカードが加えられ、新たな駆け引きを楽しむことができます。
鋭さを増していることにも繋がってはいますが、やり取りが多くなりがちなために敷居が高かった交渉ゲームをここまでシンプルなルールに落とし込んだという意味では、交渉ゲーム未経験な方に、まずオススメしたい交渉ゲームにもなっています。
一言で言うならクニツィアの作ったカルテット。シンプルな交渉ゲームと拡大再生産である。「Aがほしい」「Bを出せます」しか言えず、相手が何を言ったかを記憶するのがゲームの胆。相手が欲しがっていたものをお互いに記憶し、自分の手番で提示して阿吽の呼吸で交換を行う。序盤に走ったものが有利になる構図は旧版からの弱点だが、かの有名なカタンでも最初に都市を建てたものが圧倒的に走るのでその辺は許容範囲だ。遅れた者同士が阿吽の呼吸で交換してトップを追い越す瞬間が楽しい。
宇宙にリメイクされたあたりも私のなかで高評価。特殊カードが増えて複雑化した分、序盤ダッシュが少し弱くなり、ゲームとしての深みは増している。
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箱やカードの絵からは、SFの世界観が存分に出ていてさぞかし複雑なゲームだろうと思いましたが、違いました。「クローン」や「テレポーテーション」といった、科学技術を表すカードも特別な効果はなく、ここではただの記号に過ぎません。
ではゲームの本質は何かというと、交渉で同じカードを集めて点数を得るということです。この交渉がクセモノで、「Aが○枚欲しい」「Bを○枚あげる」といったことを全員に問いかけ、順番に、それに応じて対価を提示して、話がまとまればカードを交換するというものです。誰が何を欲しがっているかという情報が少しずつ公開されていくので、それを記憶して、交渉していくことになります。
山札・手札以外の情報が公開されているので、ゲームの終了が分かりやすく、誰が現状トップか分かりやすいので、広い視点をもって立ち回る必要があります。
SFチックな記号は使われていますが、何かになりきってプレイをすることはできないため、SFに期待するべきではありません。全体を見てうまく立ち回ることが必要で、普段使わない脳の部分を使っている感覚があります。政治力を鍛えたい人にはおすすめです。