率直に遊んだ感想を言う!
トリックテイキング(トリテ)のゲーム。 トリテとは、手札からカード1枚出し合い、一番強いカードを出したプレイヤーの勝ちというカードゲーム。本作にはマストフォローという出せるカードの縛りルールがあります。
さて、本作においてカードの強弱とは、
①カードの色による強弱
②同じなら数字の強弱
③さらに同じなら後手番のプレイヤー
この優先順位で決めていきます。
配られるカードは11枚、トリックは10回。これを1ラウンドとし3ラウンド行ったらゲームセットする。
①の色の強弱は、トリックごとに変動していく。 仕組みはこうだ⇓
各色ごとにタイルがあり、そこには駒が乗っている。駒の多寡で強弱が決定するのだが、トリックで最下位だったプレイヤーはこの駒を操作できるのだ。 マンカラ式といって、特定の色を選んで駒を全て取り、それを隣伝いに1個づつ分けていく。本作は1周して残った駒は全て別枠(どの色にも属さない)に置きます。
このゲームの目的は得点を稼ぐこと🤓 方法は2つある!
各プレイヤーは手札が配られたら、このラウンドで”忠誠をするorしない”を決める。忠誠をしないというのは0勝宣言の事です。
どちらの場合でも、勝利したトリック数が得点になる。 ・・・が、忠誠するorしないで追加ボーナスが得られる。
忠誠した場合、手札の最後に残ったカードの色の強さ(駒の数)が加点される。
忠誠せずかつ0勝だった場合、別枠に溜まっている駒の数x10点が加点される。
3ラウンド終了時の合計点が多いプレイヤーの優勝です🎊
10トリック中に勝てる数はたかが知れている。その上タイルに溜まっている駒数も精々2〜5個程度。 なので”忠誠しない”の0勝ボーナスがいかに大得点かが分かるだろう。一発逆転の機会がある事もこのゲームの魅力ではある😁
しかし、0勝の壁が厚い❗っというのも、忠誠するしないは公開情報なのだ。当然勝たされる😅
さらには、ゲーム中に駒を別枠へ送り込む操作をする必要がある。 色は5色。つまり別枠に駒を送るにはどこか1箇所に6駒以上溜める必要があるという事です。妨害されやすいのですが、ラウンドがあがっていくと駒の絶対数も増えていくので溜めやすくなってくる。ゲーム後半にかけて逆転する機会が増えていくといった具合ですね😁
勝った分だけ得点が入るというベーシックなシステムでありながら、トリック最下位になった時に、どの色を強く(弱く)するのか?ラウンド終了時のためにどう動かしていくのか?などの一味違う戦略も混ざり、いい作品に仕上がっていると感じました。
オススメ人数は4人かね? 1ラウンド10トリックは変わらないため、5人だと勝利数が分散しがち。すると忠誠しないときの大得点が際立ってしまうが、意図してライバルを”勝たせる”事の難易度もあがるのでイマイチ。 逆に人数が少ないとフォローできない状況を序盤に作りづらい。戦法の一つが消えがちではあるのかなと😅
マンカラの要素は、「分かり易い駒の動かし方」として採用されている印象であり、トリテ+マンカラのゲームとは思えなかった。このゲームはあくまでトリテだと思う。 マンカラ要素は期待しないでね😥
まとめると…
Good👍
色(スート)の強弱を変化させていくトリテはたまにあるが、その強さそのものが最終的なボーナスとなるゲームは少ないと思う。トリックの勝敗狙いの調整以外にも、ボーナスを狙った調整もあるため、自分の点を伸ばす以外にライバルの狙いも読んで妨害していかなければならない。
ここのライバル干渉要素が他のトリテより少し強くてイイなって思いました😉
Bad👎
言語依存は全く無いのだが…。箱絵に日本語。メイドinジャパンを臭わす表記。なのに日本語の説明書が無いってどういう事?日本語版かと思うやん! ちなみに2022GMで入手しました。
ゲーム自体には何の不満もありません👮