5/10
ゲームマーケット新作のカムセイルアウェイのところのゴーアウト。
数字は1~8、ジョーカーが数枚あり、手番では1枚か、複数枚出しだと、同じ数字か連番で出すことができる。
場札がないときのみ、最大3枚まで出し、それ以降は前に出された札の枚数±1の枚数でカードを出さなければならない。逆に、役の強さなどはないので、そういう意味では独特。
そして、カードを出すと最低でも場札か山札から1枚引かなければならず(追加でもう1枚引くことも可能)、パスをすると必ず2枚引かなければならない。ゴーアウトなのに、毎回手札が増えるので、何も考えずに適当にプレイしていると、なかなか終わらない(笑)
最後に、カードを出す前に、前のプレイヤーが出した札に1枚だけ追加で出すことのできるアクションもある。
ここらへんが特徴といったところ。
さすがはカムセイルアウェイをデザインしたところの作品で、安定的な面白さ。ルールもシンプルだし、斬新性もあって、日本独自のミニマリズムのライト性も兼ね備えている。
だが、スカウトがノミネートされて以来、国内ではゴーアウトがあきらかに急増していることもあり、個人的にゴーアウトが若干、食傷気味なのと、自分が安定的な作品よりも尖った作品を評価する傾向があるので、この評価。
これがゴーアウト流行る前にでてたら、+1とかつけてたと思う。
だが、普段、ボードゲームをしない人には慣れている大富豪などのゴーアウトのベースに、新しい斬新感のあるルールがあるので、そのあたりには人気になると思うし、普通にゴーアウト好きにも、安定的な面白さを提供できる作品。
あくまで個人的な評価のタイミングと好きなタイプの方向性での評価のため、自分にはたまたま刺さらなかったが、話題になるのもわかるので、興味ある人はとりあえず遊んでみることをおすすめします。