タイムトラベルをして、未来を壊した事件を解決する協力型謎解き&戦闘ゲームです。
プレイヤーはみんなで転送装置に乗り、ある地点に降り立ちます。
転送装置は完璧ではなく、精神しか持っていくことができません。転送先の精神病院の患者の肉体を借りることになります。
最初にプレイヤーを選ぶのですが、ユニークな効果をいろいろ持っています。
転送先では、まずその地点(カードが複数並んで人の絵や背景が書かれています)のどこにどういう内訳で行くかを決めます。
戦いの起こりそうな人が書かれていたら戦闘能力が高いプレイヤー、細かい調査が必要そうなら調査スキルの高いプレイヤー。
選んだプレイヤーだけがカードをめくり、戦闘したり、アイテムを入手したり、手に入れた情報は口頭でみんなに共有します。
そして時間を消費して次の地点へ。転送装置が待ってくれる時間はそう長くありません。手に入れた情報が意味することを考え、効率的に回りましょう。
1回でクリアできない場合、前のプレイで得た情報を引き継ぐことができます。
ネタバレしないように、面白かったポイントだけ。。
協力型ということで、プレイしているときの一体感が最大の魅力です。
もちろんパッケージから想像されるとおりの美麗な絵も素敵でした。ちょっと怖いですが。
協力型謎解きゲームとして、謎の暗号を解くシーンがあります。
みんながそれぞれの調査で得た気付きをまとめて謎が解けたときの興奮と盛り上がりが、重いゲーム(クリアに3時間かかりました)だということもあり最高でした。
途中も小さい謎が、あ、これはあのことなんじゃ?と気づく楽しさが何度もあります。
どれも重要な情報・行動に見えるのですが、意外とそうでないものもあります。無駄なことをしていた!と気付いたとき、そのくだらなさに笑い合うことができます。
戦闘はバランスもよく、ギリギリ勝てるか負けるかで、ダイスにみんなで注目することがありました。
あのとき機会に恵まれてプレイできてよかった、ずっと思い出に残るボードゲームです。
レビューのこの熱量で察してください。