1人あたりコマを4つ使うすごろく系ゲーム。普通は1位を目指しゴールを急ぎますが、本作は「遅い方が」得点が高くなり、総獲得ポイントの多い人が勝利という仕様。新版になってデザインも一新されとてもコンパクトでお洒落な佇まい。子供と2人でプレイしましたのでご紹介です。
ゲームについて
4分割のボードを組み合わせ、自分のカラーのコマを4つ積んだら準備完了。お手軽ですね。カラーリングもいい感じ。マットが緑なんでマスが緑になっているところは「落とし穴」です。黄色の〇は即ゴールに飛ぶ「ワープ」、チェックは書かれた数字分進んだり戻ったりのマスになります。
①ゴールはより遅い方が得点が高い
ゴール順にコマを積み上げるんですが、見てのとおり上から順番に計算します。
【例:紫が最後にゴール=100点、以下下に下がり、8個目以降は10点です】
②道中落とし穴まみれ
上手いこと躱せるよう動かすコマで調整してもどうしても穴に止まってしまう。そうすると落ちたコマは裏返して赤い面を上にして穴に置いたままに。そのコマは脱落となり、以降使えるコマが減ります。
さらに塞がったコマは他のコマの足場として利用。赤は普通マスの色。えげつない(笑)これが笑える相手とやりましょう。
③コマの上に乗ると下のコマは動かせない。
足止めに使って落とし穴行きを誘発するもよしですが、どれも動かせない=パスになるので相手有利になる可能性もあるんでご利用は計画的に。
【ピンクの下にある黄色はピンクが動かない限り移動不可。3個・4個と乗った場合も、動かせるのは一番上のコマのみになります】
そんな感じのゲームです。
感 想
ボードだけ見ると派手な効果マスとかないシンプル目なすごろくゲームなんですが、4つのコマの移動・重ねて妨害して落とし穴への誘導・ゴール順による得点等、使えるコマが4つのうちは結構考えます。妨害というよりは如何に他人のコマを先に進ませるか・落とせるかなので、その時点の盤面と出目で最適解を探す感じ。
ただゴールや脱落でコマ使いきると全員ゴールするまで決着がつかないので、最初の人は終わるまでちょっと手持無沙汰になるかと。4人だと待ち時間長そう。
対象年齢は12歳からとなってますが、ルールは前述のとおりすごろくベースなのでもっと低年齢でもプレイ自体は問題なくできます。年齢というよりはゲーム中の障害や妨害要素を許容できるかどうかで判断していいんじゃなかろうかと。
コンポーネントについては、ボードも4分割で収められていてコンパクト。思ったより箱サイズも小さめでした。カラーリングもいい感じです。
ということで、数あるすごろく系の中でもシンプル目ではありますが、2人でも楽しめました。3人~4人の方が場が渋滞してより勝敗がわからない感じになりそうなので、そのくらいでプレイできる環境下ならおすすめと思います。