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南チグリスの学者
  • 南チグリスの学者当商品
  • 参考画像

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  • 1~4人
  • 60~90分
  • 12歳~
  • 2023年~
(2.7)

南チグリスの学者

メーカー:ケンビル

1営業日以内に発送可能
日本語ルール付き/日本語版
「西フランク王国」シリーズコンビによる新シリーズ第2弾!

 大好評「南チグリスの旅人」に続く、「南チグリス」三部作の2作目です。

 カードの上で、ダイスとワーカーを使った色の混ぜ合わせを行う――マニアックなアクション選択方法の前に、プレイヤー達は頭を抱えることになります。

 海外の学術書をアラビア語に翻訳するというテーマも素敵です。多様な言語を扱える翻訳家カードを上手く駆使して、アラビア語までの翻訳ルートを築きましょう。

 シリーズファンはもちろん、歴戦のゲーマー達を間違いなく唸らせる重量級ゲームです。

世界観/フレーバー/アートワーク

レビュー 5件

レビュー
1530名が参考
10ヶ月前

クイズです。『4人の日本の学者がアラビアに遠征に行きました。Aの学者はアラビア語とドイツ語、Bの学者はドイツ語とフランス語、Cの学者はフランス語と中国語、Dの学者はスペイン語とロシア語ができます。到着するとアラビア語の看板があり、まずAの学者がその看板を読み、ドイツ語でBの学者に看板の内容を伝えました。続いてBの学者がフランス語でCの学者に伝えました。ところがなぜか、Dの学者も、その看板の内容が分かりました。なぜでしょう?』

うろ覚えですが、まさかこの多湖輝作「頭の体操」の問題がゲームになるとは…


このゲームは、この「言語の連鎖」を利用して写本を翻訳するゲームです。また、デッキ構築ならぬ「ダイス構築」と「色の調合」ミニパズルも特色です。

全て終了時VPで、


翻訳済みの写本のVP

引退した翻訳家のVP

カリフ・ギルド(3色)のVP

学問トラック(6色)のVP

ダイス値のVP


写本VPは、写本自体の1〜5VPとカード効果(条件付きVPあるいは即時効果)があり、また、カードの条件付きVPは大体0〜4VP、つまり2VP程度と見て、合わせると写本1枚につき3〜7VPと考えていいと思います。

翻訳家は引退すると1〜3VP。

このゲーム、写本補充の際、カリフカードが現れたら、その場で決算があり、このカードが4枚捲られたら終了フラグです。そのカリフ決算で貰えるのは、独占すれば7VP程。

学問トラックは、数学、物理学、化学、哲学、生物学、天文学の6種あり、それぞれMAX7VPです。

ダイス値は、プレイ人数によってMAXが違います。4人では6VP、3人では4VP、2人では2VP程。

ダイス値以外の、上の4つが得点源となります。


写本は、スタート時、3つのギルド図書館に1枚ずつ計3枚現れています。この写本を翻訳するためには、まず、翻訳家(言語学者)に、黄金を与えなければなりません。図書館にサンスクリット語の写本があるとしたら、例えば、サンスクリット語とギリシャ語ができる言語学者、ギリシャ語とペルシャ語ができる言語学者、ペルシャ語とアラビア語ができる言語学者、計3人に1つずつ黄金が必要となります。

↑ 紫ギルド図書館にサンスクリット語の写本がある。手番の水色プレイヤーは、この場合、サンスクリット語をシリア語に換え、シリア語をアラビア語に換えればいいので、この2人の翻訳家を使えば、翻訳できる。黄金を1つずつ置き、さらに雇用先の赤プレイヤーに2金を渡す。そして、この2人の翻訳家は引退し、赤プレイヤーの個人ボードの下に差し込まれ、永続効果と終了時VPとなる。水色プレイヤーは、翻訳したサンスクリット語の写本を取り、終了時4VPと数学トラックを1上げる。さらにカードの終了時VPが数学トラックの位置により追加される。


そもそも、適した翻訳家がいなければ、まず言語学者を雇用して来なければいけません。写本は早取りですので、そんな時は、他プレイヤーや中立の翻訳家を使わせてもらいます。その場合、黄金を払うだけでなく、1金を渡さないといけません。

かくして写本が1冊翻訳できました。

このゲーム、主要メカニクスはダイスプレイスメントです。翻訳アクションをするには、まず手札のカードを1枚出し、個人ボードの翻訳アクションスペースに置きます。この上にダイスを1つまたは2つ置きます。スタート時、ダイスは一人4つ持っていますが、これは、天文学トラックを進めることにより、5個6個と増えていきます。図書館は3色なので、翻訳したい写本があるギルド図書館の色に、ダイスを染めなければなりません!

この翻訳アクションは、ダイスの目は関係ありません。ギルドは、紫、オレンジ、緑の、いわゆる「二次元色」で、スタート時用意されているダイスはほとんど白。カラーダイスは1つか2つぐらい。オルレアンと同じ個人用袋の中から4つ取り出すのですが、たまたまカラーが出てきたとしても、原色の赤、青、黄色。

コンポーネントには、紫、オレンジ、緑のダイスがありますが、登場はまだまだ。

そこで、2つのカラーダイスを一緒に置き、「フレスコ」のように調合することになります。

畢竟、序盤早々、二次元色を作ることは難しく、少なくとも赤、青、黄色のダイスをいくつか入手して来なければ、色は混ざりません。

そこで調合のもう一つの方法として、ワーカーがあります。このワーカーも3原色ありますので、これをダイスと一緒に添えるだけでOK。(ダイス1つにつき2ワーカーまで)

↑ 一番左から、「オレンジの3」「赤の12」「紫の9」「緑またはオレンジの9」。では、クイズです。『一番右のダイスは何でしょう?』

左から2番目。赤と白を置いても「赤」とみなされてしまうので、白を置く意味は無いのですが、出目を大きくするという意味があり、普通はそのまま足します。しかし、同じ色のワーカーを添えた場合、一気に6になります。問題の一番右の場合、2つのダイスを調合する前にそれぞれワーカーを調合するので、黄色の方が6、白の方が青の6になり、正解は、「緑の12」となります。


以上が翻訳アクションです。それ以外のアクションは、

人事(ダイスの色は無関係、出目の数でドラフト)

遠征(4金払って、新しい写本を図書館に置く)

研究(学問トラックを進める。色も数字も関係あり)


手番は、この4アクションしかありません。あと、回復。

人事は、翻訳家を雇用するか、派出するか。派出する場合は、雇用と同じコストを払って、カード右上の収入を得るだけ。「聖騎士」等と同じですね。

遠征も、ロンデルの周りを出目の数(以内)で周り、写本を発見して図書館に献上するか、単に収入マスで収入を得るか。

研究は、6種の学問トラック(数学=紫、物理学=赤、化学=オレンジ、哲学=黄色、生物学=緑、天文学=青)のうち、上げたいトラックの色にダイスを調合し、できるだけ大きい目を作ります。

総じてこのゲームは、どのアクションでも出目が大きいのが正義。白のワーカーを上手く使って6にしてしまいましょう。



最後に。手札のカードの意味は…

これは、回復時の収入を表します。ラウンドの観念は無いので、回復したければ、ダイスを使い切っていなくても、個人ボード上に置かれたカードの収入を左から順に全て貰います。各カードには、トラックのアイコンが書かれていて、そのトラックの位置に応じた収入が貰えます。最後に、天文学から新しいダイスを袋から引き、現在置いてあるダイスを袋に入れ、カードを全て手札に戻します。

↑ 手札の7枚。そのうち、置くだけでその瞬間収入があるのが、右の2枚。この一番右にある黄金が貰えるカードが、戦略の根幹を揺るがす。カードの下に書いてあるように、収入フェイズに白ダイスを貰ってしまう…。写真下、個人ボードに置けるアクションスペースは5つ。一番左から、人事、遠征、研究、翻訳、人事または遠征。5枚分アクションできるが、ダイスが無くなれば5アクションできない。翻訳アクションも、回復を挟まなければ2手番連続でアクションできないが、一番右端の個人目標カードをクリアすると、ここもアクションスペースとなり、研究または翻訳ができるようになる。右から2番目、サマリーの中に収入が書かれている。サマリーをゲームに絶対的に使うようになっている仕様は初めて見たかも…


考察

◾️遠征の献上アクションを積極的にするべきかどうかで、戦略が分かれる。つまり、4金払って写本を図書館に献上した後、その写本を他のプレイヤーに翻訳されてしまう可能性もあるからだ。しかし結論から言うと、献上アクションは得だ。損だと見えるのは、それは、すぐ翻訳されてしまうような写本を献上するせいである。誰もすぐ翻訳できないような写本を献上すれば、トラックが上がり、黄金が手に入り、後にカリフVPが貰えるのだから、4金でも損なわけがない。

◾️また、ゲームの焦点は、いかに黄金を入手していくか。翻訳に使う黄金は、ゲーム中すぐに枯渇するので、入手元をはっきりしておかなければならない。まず、遠征の東方面にあるマス、それから、物理学、化学トラックの収入、そして、禁断の「カードの即時収入」だ。また、言語学者の中にも派出で黄金が貰える人物もいるが、マイナス要素もある。できればカードと派出以外の物理、化学の進展で安定的に取りたい。

◾️もう一つの戦略の分かれ目は、その「即時収入のカード」を積極的に使うかどうか。このカードを頻繁に使ってしまうと、白ダイスが爆発的に増え、回復時のダイスピックでは、間違いなくカラーダイスが出て来ない笑。これは間違いない。スタート時から8割方白なのに、白ダイスを増やしていけば、カラーダイスが出るわけがない。となると、ダイスだけで二元色は不可能なので、ワーカーに頼ることになる。また、ゲーム終了時、ダイス値VPは当然0、さらに、白ダイス6個以上持っていると−3VPというペナルティを受ける。しかし、それでも、0手で黄金が手に入るのは魅力だ。このカラーワーカー頼りの白ダイス戦略も、(怖いが)あり得る。

◾️ゲーム中、自分の雇った翻訳家や写本に影響力マーカーというものを置く機会がある。これは、他プレイヤーに使われた場合、1金貰えるというもの。このゲーム、お金もカツカツなので、せこくても十分インタラクションになっている。仮に、自分の翻訳家を使われて先に翻訳されてしまったとしても、その翻訳家カードに置かれた黄金がいくつか溜まれば、翻訳家が引退ということになり、雇い主に、永続効果と終了時VP(1〜3VP)が入る。なので、使われてしまっても、引退を早めてくれた、と思えば大丈夫だ。

◾️写本の献上、あるいは、回復をするたびに、写本デッキの山から1枚ずつ、遠征ロンデルの中に写本が補充されていく。その時、カリフカードが出たら、3色の図書館ギルドでそれぞれ決算が行なわれる。決算は、影響力マーカーのマジョリティ争いで、献上アクションをしたプレイヤーは、影響力マーカーを2つ(あるいは1つ)既に置いているので、その色ギルドでトップになる可能性がある。献上アクションを1つもしていなければ、このカリフ決算に関わることはない(他アクションのミニボーナスでギルドに影響力マーカーを置くこともある)。各色ごとのマジョリティトップは、ボーナスとして3VP、1VP+二次元色ダイス、即時引退の3種類から選べる。即時引退というのは、言語学者を1人選び、即引退させるというもの。つまり、3VPの翻訳家を選ぶこともできる。3色のギルド全てでトップになっていたら、実質7VP+ボーナスということになる。

◾️初手は、人事(雇用)がいい。なぜなら、10枠ある翻訳家室は、コストが0〜4金と幅があり、序盤は4金の部屋などに入れたくない。(その分ミニボーナスも良いのだが)。そこで、スタート時4部屋は埋まっているが、残り6部屋のコスト0〜1金の部屋を早取りしたい。特に、左から3番目の「1金で1黄金貰える」部屋と、一番左の「3金で2黄金貰える」部屋が狙いだ。

↑ 写真上、遠征ロンデル。東の通りにある1黄金貰える白マスに注目。黒マスに入ると、その写本を献上できる。写真下、10部屋ある翻訳家室。雇用した言語学者はどの部屋に置いても構わないが、コストが小さい、あるいはボーナスが美味しい部屋が、左側に多い。

◾️研究トラックで、真っ先に上げたいのが、数学と生物学。初期位置のボーナスが「白ダイスを得て→2金を得る」「1黄金を捨て→原色トラックを上げる」が弱く使えない。しかし、それぞれ2マス進めると、「3金を得る」「原色トラックを上げる」となるので、これは嬉しい。

↑ 研究トラックの研究。各トラックは、ボーナスがそれぞれ特化されている。序盤は、数学(紫)と生物学(緑)を優先しつつ、中盤以降は、化学(オレンジ)を進めていくのがオススメ。化学トラックのレベル4では、回復時のボーナスが2黄金となるので、ゲーム運びが非常に楽になる。ただし、オレンジは二次元色だ…。また、白ダイス戦略をするならワーカー特化の物理学(赤)を上げ、逆に、ダイス構築戦略をするなら、白ダイスを圧縮できる哲学(黄)を進めたい。


連鎖と言ってもリンクであって、コンボではないので、アクションが続くような煩雑さはありません。言語というアカデミックなテーマなので、コアな一面もあります。しかし、bgg4.1の超重ゲーとして十分難しい戦略性がありながら、ダイスの調合や構築という珍しい経験が楽しめることに、有難い価値があります。



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

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荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
レビュー
1023名が参考
約1年前

重ゲー!面白い!でも迷う!

ダイスの出目とバックビルド要素はあるけど、運ゲー感はない(変更できるので)


基本は4つのアクションから1つを選ぶor休憩

①旅に出て巻物ゲット

②翻訳家を雇うor使う

③巻物を翻訳

④収入トラックを上げる(休憩時の収入)


これをするだけ!なんだけれども・・・とっても選択肢が多い!

個人ボードにダイスと手札をセットにしてワーカーとして2個まで置くが、

アクションには、1~12の合計数値以外にも色が関係してくる

赤青黄の3色ダイスと、2個のダイスの組み合わせの紫橙緑の計6色が関係してくる

さらには付随させるカードで、休憩時どの収入トラックから収入を得るかも決める

選択肢が多すぎてダウンタイムが長くなりがち


迷う要素は、他にもある

最終得点の要素が翻訳した巻物によって決まる

(特定の収入トラックを上げていたら得点や、特定の言語を翻訳していたら得点など)

その巻物がカードめくりによって途中から出てくるので、ゲーム開始時に行動指針を決められない

つまり、最初から最後まで迷いっぱなしのゲーム


巻物のカードめくりについても

巻物がめくられる→巻物を旅でゲット→翻訳 という手順を踏まないといけない上

他人が旅でゲットしてきた巻物を翻訳することができる(翻訳した人の得点要素になる)ので


カードがめくられて

「あっ、それ欲しい巻物(得点要素)!もらいー!」

なんてことはなく、途中でカットされ放題である


ただ、4~6点を積み重ねて5、60点程度を取るゲームなので巻物1枚に対する依存度は低い

地道な得点を積み重ねる必要がある


まとめ

ランダム要素はあるが、運ゲーではなく地道に最良に近い手を積み重ねる

そして、その選択肢がとても多いゲーム

初めは選択しの多さと細かいルールで時間がかかるが

慣れれば二人で1時間半弱(エピックゲームの長さ)

(短めモードのカジュアルと長めのエピックが選べる。終了条件のカード枚数の違いのみ)

自由な選択肢が多いゲームが好き。重ゲーが好き。西フランクの子爵や聖騎士が好き。な人向け


南チグリスシリーズの旅人より、こっちのほうが好きです

ちなみにソロも有

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さんず
さんず
レビュー
594名が参考
約1年前

私はイスラムの聖職者。世界中に存在している知識のかけらを集めて我々の言葉に置き換えて集約し、われらの王朝(アッバース朝イスラム)を栄えさせるのだ!それと同時に様々な学問も発展させることも大事だぞ。という感じのゲームです(たぶん)。

プレイヤーは世界を旅して文献を集めてギルドに修め、文献を翻訳できる先生をスカウトして雇用し、その文献を先生に翻訳してもらって知識を蓄えて勝利点を稼ぐ。先生はある程度翻訳作業をすると礼金をいただいて退職し、紹介したプレイヤーは退職した先生を紹介したお礼として勝利点とアクションをしたときの追加ボーナスを獲得する。メインの流れはそんな感じです。

それに並行して各種知識(経済学、物理学、化学、哲学、生命科学、天文学)を修めるとそれに伴いボーナスや勝利点を獲得できます。

このゲームは全体ボードと個人ボードの両方を併用します。個人ボードで各自が実施したいアクションを管理し、全体ボードで場の状況を管理しています。

アクションを起こすためには各プレイヤーが持っているアクションカードを個人ボード上の実施したいアクションの場所に配置してダイスを配置する必要があります。
ダイスには色があり、白色、基本色(赤、青、黄)、拡張色(紫、橙、緑)の3種類が存在します。これらはバッグに入っており、バッグから取り出したときにダイスを振り目を確定させます。この値が自分がとるアクションの種類や強度を決めるのですが、ここに影響を与えるのが「ワーカー」です。ワーカーにも色があり、ダイス+ワーカーの組み合わせで単一のダイスの色が決まり、その2つの組み合わせで色と強度(目の合計値)が決まります。

プレイヤーができる基本行動は以下の4つです。
・人材発掘:外国の文書を翻訳できる人材を紹介する/追い剥いでリソースをもらう(笑)
・旅:海外を旅して文献を発掘し、「賢者の学院」に付け届けることでコネを得る/旅先でリソースを獲得する
・研究:各種知識の研鑽に励む。その結果臨時収入がもらえたり、休息時の獲得リソースが増えたりする
・翻訳:翻訳家先生の力を借りて「賢者の学院」の未翻訳文書をアラビア語に翻訳する。一定数の翻訳作業をこなした先生は引退して、紹介者のもとで暮らす(笑)それにより通常アクションの選択肢が増えたり追加で得られる効果が増えたりする。

これ以上アクションが出来なかったり、しようと思わなければ「休息」ができます。休息をすると文献が1枚めくられて追加処理を行い、研究成果とアクションの効果によるリソース獲得が発生します。

文献を献上したり休息したりしていると文献ではなく「太守の監査」カードが出てくることがあります。カードが出てくると中間決算をして追加で得点を獲得できます。このカードが4枚出たらゲーム終了。得点計算をして勝者を決めます。

色と数字の組み合わせでアクションを起こすのはとても楽しいのですが、ダイス引きだけでは色も数字もままなりません。それらの補填をしてくれるのがワーカーなのですが、ワーカーは使い捨て。ワーカーを獲得しようと思ったら他の物を犠牲にしなくてはならず悩ましい。文書の翻訳はしたいけれど、賢者の学院は混合色のダイス色なので条件が難しい上に必要な先生が他人が紹介した人だと他人も利するし...とにかく悩ましいことだらけのゲームです。
プレイ時間60~90分と書いてありますが、どんなメンバーでプレイしたらこの時間で終わるのでしょうか?(笑)初回プレイならば3倍程度は見た方がいいかもしれません(本当に考えることだらけです)。

色々書きましたが、ダイスの色、数値の組み合わせとそれを補うリソースや他人との関係、様々なことを並列で考えながらプレイするのは大変ですが面白いですよ。プレイする機会があれば是非遊んでみてくださいね。ただし、見た目に反してかなり重いゲームなので心構えだけはしっかりと。



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Sak_uv
Sak_uv
レビュー
260名が参考
10ヶ月前

一回目、持ち主の方がゲームの動き確認のため

4名プレイ。


箱は60〜90分とかかれていたが

初回は、用語や補足説明などでインスト込で3hぐらいかかると思っていたほうがいいかも。

とにかく、やれることは限られているはずなのに

何をしていいのかがわかりにくかった。

 

基本的にできることの徹底解説必要。

個人的には、【翻訳】アクションのやり方が中盤まで理解できなくて、ああ!もっかいやりたい!と思った作品。

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皇帝
ぴな@
ぴな@
ルール/インスト
157名が参考
11ヶ月前

 ルールが若干ややこしいと思ったので、理解できた範囲内でまとめ画像を作ってみました(X/旧Twitterに上げたものとほぼ同一ですが、若干の修正と追加を行っています)。

 まずはアクションの色と価値の決め方。


 続いて、何をやればいいのか分からなかったので、写本の翻訳に絞って手順を抜き出しました。



 最後に、アイコン一覧は画像1枚に詰め込みづらかったので、2枚に分けてみました。


 お役に立てるか分かりませんが、理解の一助になれば。

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仙人
おさわり菌類せんと★えるも
おさわり菌類せんと★えるも
  • 商品価格¥9,900(税込)
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