マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
クーポン
クエスト:永遠の王の物語
  • クエスト:永遠の王の物語当商品
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像
  • 参考画像

「参考画像」は会員が当サイトのデータベースにアップロードした画像です。

  • 4~10人
  • 30分前後
  • 14歳~
  • 2021年~
(2.7)

クエスト:永遠の王の物語

メーカー:ホビージャパン

残り1点
1営業日以内に発送可能
日本語ルール付き/日本語版
王国に残された時間はもはや少ない......

 モードレッドの巨大な邪悪の軍勢の前に、アーサーの陣営は敗北の危機にあった。ブリテンの未来は極めて不断定な状態で追い詰められたアーサーは均衡を正義の側に傾けるための一連のクエストを急遽計画することとなった。リーダーは素早くチームを選ばなければならない。騎士の承認などする時間はない。

 ただ、すべてが失われたわけではない。アーサーの騎士は強力な魔法と護符の力を借り、自らの中に潜むモードレッドの手下を暴いていく。そして全てが失敗に終わっても最後のクエストで勝利をもたらすことが可能なのだ。

 「クエスト:永遠の王の物語」では、プレイヤーはアーサーに仕える「正義」の家来か、「邪悪」のモードレッドの手下になります。毎ラウンド、リーダーはクエストに赴くメンバーを選び、選ばれたメンバーはクエストの成功か失敗に投票し、失敗が 1 票でも投じられるとそのクエストは失敗に終わります。正義は 3 つのクエストを成功させるか、3回失敗したのちの最終クエスト中に邪悪を正しく指摘することで勝利します。邪悪は3つのクエストを失敗させ、さらに正義の「最後の命綱」を逃れきれば勝利します。また邪悪は、《盲目の狩人》がいるゲームでは、「狩り」の最中に特定の正義の人物を指摘できれば勝利します。

 『クエスト:永遠の王の物語』は、名作『レジスタンス:アヴァロン』より、クエストメンバーの承認投票を廃すことでプレイをスピーディにしながらも、クエストが3回失敗した後での正義の側による「最後の命綱」による逆転勝利の要素や、新たなキャラクターのクエスト投票制限や能力により投票時の結果の推理がより深くなるなど、大胆なアップデートでより楽しくなった、4-10 人でのプレイが可能な正体隠匿型のボードゲームです。

内容物
人物カード 26 枚、プレイヤーボード 4 枚、忠誠カード 2 枚、クエストカード20 枚、チームトークン 5 個、得点マーカー5 個、早見表 10 枚、人物トークン 26 個、古参兵トークン 5 個、リーダートークン 1 個、魔法トークン 1 個、護符トークン 3 個、消えかけの護符トークン 3 個、ルール

同梱「ディレクターズカット」拡張 人物カード 1 枚、人物トークン 1 個、プレイヤーボード 2 枚、ルールカード

レビュー 3件

レビュー
1694名が参考
約3年前

前作にあたるレジスタンス:アヴァロンとの違いという観点でレビューします。

より楽しむためのルール考察も付記しています。

Questとレジスタンス:アヴァロンの違い

クエスト参加者決定の多数決の有無

アヴァロンはリーダーが選出したクエスト参加者の承認/否決を多数決で行いますが、Questはリーダーの選択が絶対であり、否決されることがありません。よってアヴァロンの「できるだけ否決し様子見で情報を集める」という常套手段は通用しません。そのためゲームスピードが速く、そのスピード感を良いと感じる人もいれば、速過ぎて思考と情報整理が追いつかないという人もいるかもしれません。

リーダー実施回数の制約

アヴァロンはリーダーによる選出が否決されることがあるゆえに、複数回リーダーをやることがあるが、Questではリーダーをやるのは1ゲームにおいて1人1回のみ。このため「邪悪だけでリーダーを回し全てのクエストを失敗させるパワープレイ」が可能にも思えますが、それを抑制する制約もあります。その内容は、邪悪の勝利時に、リーダー実施済のプレイヤーを指すベテラントークンの保有者が邪悪のみであった場合、正義の逆転勝利となるというもの。(これが複雑度を高めているのは否めません)

適正プレー人数

アヴァロンは5〜10人で遊べるとされていますが、実際に遊んでみると5,6人では暗殺者がマーリンを運で的中させる確率の高さからゲームバランスが良いとは言えず、筆者は個人的に7人以上でのプレーを推奨しています。Questは3回遊んだのみですが、4人でも充分に正体隠匿の醍醐味を味わえる作りであると感じています。

ルールの複雑度

Questはアヴァロンと比べると複雑なゲームであることは間違いありません。

アヴァロンは正義にしろ邪悪にしろ「誰が邪悪かor邪悪かもしれない」程度の情報を持っているに過ぎません。(一部追加役職を除く)

しかしQuestは、役職の能力によって「能動的に判断しなければならない場面」が頻繁に訪れます。モーガン・ル・フェイはマジックトークンを持たされても失敗を出してよい、ユースはマジックトークンを持たされたら失敗を出さなければいけない、トラブルメーカーは第1クエストのリーダーのときやアミュレットを渡されたときに邪悪と表明しなければならない、など…。

これは正体隠匿ゲームの練度が高いプレイヤー同士で遊ぶ分には問題ないでしょうが、初心者にいきなりQuestを遊んでもらうのはややハードルが高いと言えるかもしれません。

 

ルール考察

ディレクターズカットルール

本作にはあたかもオマケのように別紙が同梱されており、そこにディレクターズカットルールが記載されているのですが、Don Eskridgeは最も推奨するルールがこれであることをBoardGameGeekにて複数回明言しています。

またDon Eskridgeは同様に、本作の出版にあたってパブリッシャーによるルール改変があったことも明言しています。そのひとつが「ブラインドハンターをオプション役職とするルールブック表記」のようです。

ルールを読みこんだり何度か遊んでも感じますが、ブラインドハンターによるハントは標準でゲームに組み込まれていなければゲームバランスが著しく悪くなる懸念があります。具体的には、正義側の役職者が早々に役職をカミングアウトし、正義だけでリーダーを回すことでゲームを決着させるのが容易であるというものです。
これを抑制するためにブラインドハンターの存在は必須であり、また正義の勝利後にもブラインドハンターのハントの機会を設けるバリアントも提案されているようです。

基本的にはディレクターズカットルールを標準として、そこから投入する役職の種類や数をアレンジするのが良さそうに思えます。

バリアントルール

前述のように、正義の役職カミングアウトにより、ファイナルクエストへ持ち込むまでもなく3回クエストを成功させる戦術は強力に見えます。(個人的にはメタゲームで対応できる範囲内にも思えますが、邪悪側が正義役職の騙りを要求されるため熟練者でなければ対応が難しいのかもしれません)

そこでDon Eskridgeが提案しているのが「ドロップシステム」というバリアントルールです。
正義の役職にはデューク、アーチデュークなどファイナルクエストでの指差しを操作するものがいくつか存在しますが、これらをゲームに投入する役職から排し、ゲーム全体のシステムとして事前に合意をしておくものです。具体的にはプレイヤー数が6人ならば1人、7,8人ならば2人、9人以上ならば3人が、片手を降ろす権利を得るというシステムです。

参考URL:


★2022/12追記:ディレクターズカットルールにおける人数ごとのゲームバランス考察

9~10人戦を20回程度、7~8人戦と4~5人戦を数回遊んでみて、どのように役職やバリアントルールを適用すればゲームバランスが取れると感じたかの考察です。

共通:奇数人数=邪悪が多いため邪悪が強い。偶数人数=正義と邪悪が同数のため人数が多いほど正義が強い。

10人:正義がかなり強い。邪悪に有無を言わさず正義が3タテすることもしばしばあるため、正義勝利後のハントを入れても良い(が、それでも邪悪がクレリックを当てるのは困難で運次第になることが多い)。ArchDukeをDukeに差し替えても良い。また、邪悪の能力無しを1枚「Trickster(トリックスター)」に差し替えるのも面白い。Tricksterの「正義か邪悪かの申告を偽れる」能力により、クレリックの持つ情報やアミュレットで得られる情報の信憑性が落ちることで相対的に正義が弱体化する。

9人:やや邪悪が強くも感じるがちょうど良い。特段、役職差し替えでの調整の必要性も感じない。

8人:ちょうど良い。特段、役職差し替えでの調整の必要性も感じない。

7人:邪悪が強い。試してはいないが、邪悪の動きが一部限定されて邪悪が弱くなるような邪悪役職を採用しても良さそう。

6人:未プレー。

5人:邪悪が強い。7人同様、邪悪が弱くなるような邪悪役職を採用しても良さそう。ファイナルクエスト前に役職が公開されるRevealerを入れるくらいでちょうど良いかもしれない。

4人:バランスがどうあれ、役職の差し替えが困難で調整の余地は無いに等しい。遊べるには遊べるが運要素も多分に含まれる。

続きを見る
閉じる
勇者
na_op_oo_na
na_op_oo_na
ルール/インスト
1566名が参考
約3年前

Questのルール

標準ルールとオプション、ディレクターズカットルールなどバリエーションがありますが、ここでは「ディレクターズカットルール」をベースとして説明します。あまりにも細かいルールは一部割愛しています。

ルール概要

プレイヤーは正義と邪悪の2陣営に分かれる。4人なら正義2人邪悪2人、10人なら正義5人邪悪5人と、両陣営ほぼ同数で、最大5回のクエストの成功/失敗を競う。

f:id:naopoona:20211218163948j:plain

役職カード 黄色の紋章が正義 赤い紋章が邪悪


ゲームの流れ

リーダーはボードに書かれたクエスト参加人数に従って、任意のプレイヤーにチームトークンを配り、クエスト参加者を選出する。リーダーはこのとき更に「マジックトークン」をクエスト参加者のうち1人に持たせる。

f:id:naopoona:20211218164859j:plain


リーダーにより選出されたクエスト参加者は、成功カードか失敗カードのいずれかを秘密裏に提出し、全てのカードが成功ならクエスト成功、1枚でも失敗が混ざるとクエスト失敗となる。このとき失敗カードを出せるのは邪悪のみで、正義は成功カードしか出せない。ただし、邪悪でもマジックトークンを持たされた時は、成功カードしか出せなくなる。(役職の能力による例外あり)

f:id:naopoona:20211218164942j:plain

この場合はクエスト失敗となる


f:id:naopoona:20211218165040j:plain

成功・失敗はボード上にマーカーで記録する


クエスト結果の発表後、リーダーは他のプレイヤー誰か1人を選び、リーダートークンを渡す。渡されたプレイヤーが次のクエストのリーダーとなる。一度リーダーになったプレイヤーはベテラントークンを保有しており、再度リーダーになることはできない。

f:id:naopoona:20211218165311j:plain

ベテラントークン

この流れを繰り返し、クエストを3回成功させれば正義の勝利となる。3回(4人の場合のみ2回)失敗しても直ちに邪悪の勝利にはならず、正義の逆転チャンスであるファイナルクエストに突入する。

ファイナルクエスト

ファイナルクエストではまず全員で5分間、誰が邪悪なのかを議論する。

ハント

邪悪の役職であるブラインドハンターが「名乗り出て正義2名を指名し役職を当てるチャレンジ」であるハントを行うかどうか判断。ハントを行った場合、成功すれば邪悪の勝利、失敗すれば正義の勝利となる。
なおクレリックがゲームに含まれている場合は、必ずクレリックを指名し当てる必要がある。

f:id:naopoona:20211218165422j:plain

4人プレーでブラインドハンターが名乗り出た例


f:id:naopoona:20211218165500j:plain

正義2名が誰か 役職は何か を当てれば邪悪の勝利


ハントが行われなかった場合は、全員参加のラストチャンスに移行する。

ラストチャンス

陣営を問わず、全員が一斉に邪悪だと思うプレイヤーを2人指差す。その後邪悪だけが手を降ろし、「邪悪が全員指差されている」「正義は誰も指差されていない」を完全に満たしていれば正義の勝利、片方でも満たしていなければ邪悪の勝利となる。

例えばこのように指差し合ったとして…

f:id:naopoona:20211218170455j:plain


邪悪が正体を表し、手を降ろす。この場合は邪悪の勝利。

f:id:naopoona:20211218170552j:plain

もしもこうだったならば、正義の勝利。

f:id:naopoona:20211218170736j:plain

 

役職

正義と邪悪それぞれ様々な役職がある。下記は一例。

正義の役職

  • クレリック:第1クエストのリーダーが正義/邪悪どちらなのかを知る。
  • ユース:マジックトークンを持たされたら失敗カードを出さなければならない。
  • トラブルメーカー:正義/邪悪どちらなのかを申告する時、邪悪と申告しなければならない。
  • デューク:ラストチャンスの指差しで、邪悪が正体を現した後で誰か1人の片手を降ろしてよい。
  • アーチデューク:ラストチャンスの指差しで、邪悪が正体を現した後で誰か1人の片手を別のプレイヤーへ対象を変更してよい。

邪悪の役職

  • モーガン・ル・フェイ:マジックトークンを持たされても失敗を出してよい。
  • ブラインドハンター:他の邪悪が誰かわからない。ハントの権利を持つ。


アミュレット

プレー人数が一定以上の場合、クエストとクエストの間にアミュレットトークンが置かれている箇所がある。

f:id:naopoona:20211218174408j:plain

アミュレットトークン

このとき直前のクエストのリーダーは、次のリーダーを選出するのに加えて、アミュレットトークンの持ち主も選出する。

アミュレットトークンを受け取ったプレイヤーは、次のクエストの開始前に、他のプレイヤー誰か1人が正義/邪悪どちらなのかを秘密裏に知ることができる。

アミュレットトークンを持つプレイヤーは以後リーダーになることはできず、一度アミュレットの効果により正義/邪悪どちらなのかを知られたプレイヤーは、再度他のプレイヤーからアミュレットの対象にはならない。

続きを見る
閉じる
勇者
na_op_oo_na
na_op_oo_na
レビュー
232名が参考
5ヶ月前

正体隠匿を愛すもの達よ集え

もうね、これやっとけばいいんす、1番おもろいから。少人数だと展開が寂しかったりするんでたくさん人集めて遊びましょう。

このゲーム、無理して嘘をつかなくても意外に勝てるんよね。奥深いゲーム性なのに初心者と経験者が混ざってもちゃんと楽しめる、これってすごいことだと思う。

永遠に遊べる傑作、超おすすめ。

続きを見る
閉じる
仙人
はんぺん
はんぺん
  • 商品価格¥3,300(税込)
会員のマイボードゲーム情報
  • 70興味あり
  • 151経験あり
  • 27お気に入り
  • 151持ってる

チェックした商品