クニツィア先生のリメイクなら買わないわけにはいくまい!と意気込んでゲムマで購入。
プレイしましたし、プレイしてもらいましたが相当万人受けしそうな軽いゲームでした。
まずはカードが可愛い。
これが素晴らしい!
子供や女性にも優しい作りです。
キャラクターは全て動物で、一応炭坑夫という扱いですが、ペンギンだったりクマだったり猫だったりが可愛くデザインされています。
これだけでプレイ層をグッと拡げること請け合いです。
サニーバードさん素晴らしい!
ルールについては至極単純、とは言えませんがある程度単純。
山札からカードをめくってキャラクターカードかゴールドカードによって対応が変わります。
詳しいルールについてはYouTubeで紹介されていますので、そちらをご覧いただければと思いますが、個人的にピリリと効いた要素はヴァリアントルールでした。
先述した通り、スタンダードルールではあくまで「山札からめくったカード」の対応です。
しかし、ヴァリアントルールでは「手札を持つ」に変わります。
この2つのルールは似て非なる物というのはご想像に難くないですが、実際何の追加コンポーネントもなくここまで味変できるルールというのはあまり見ません。
しかもどちらのルールを選んでも「ルールは単純」の枠を超えないのもまたすごいところ。
どちらのルールにしても間違いなく「面白い」と感じていただけるし、ルールの好みも主張できる。
それでいてしっかり悩ましい作りになっているので総じて「ボードゲームの入口として素晴らしい傑作」と言っても過言ではないでしょう。
個人的にはクニツィアジレンマをもう少し感じたかったのもあるので、星は低めですがキッチリおすすめできる作品に間違いないと断言できます。
家族で楽しめる作品を求めている方、「ライナー・クニツィア」の片鱗に触れたい方、友達同士でちょっと珍しいゲームをやりたいと思ってる方、是非購入をご検討ください!
それでは最後に、この言葉を皆様にお送りして締めたいと思います。
ー ゴールドラッシュのときに儲けたのは、金を掘っていた人ではなく、ショベルやテントを売っていた人だった
(ピーター・リンチ/アメリカの投資家)