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「ウンスンカルタ」は、南蛮貿易でポルトガルから伝わったトランプ(南蛮カルタ)をもとに、日本でアレンジされた国産ゲームです。
熊本県の人吉地方にその遊び方が伝承されており、昭和の時代には絶滅寸前と言われていましたが、地元の人々の努力によって広く知られるようになりました。
その遊びを多くの人に体験していただけるよう、ルールを整理し、視認性の良いカードに仕上げました。
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4人対4人の8人で遊ぶ、チーム対抗戦のトリックテイキングゲームです。
敵味方は交互に座り、チーム内でのコミュニケーションは「目くばせ」だけが許されています。
手札を9枚ずつ配ると3枚残ります。その3枚の一番上の札(「起絵」という)のマークが「切札(エ)」となります。
切札の「ロバイ(竜の絵札)」を持つ人が「ロボった!」と宣言し、最初のリードプレイヤーとなります。
「ロボった!」宣言が無い場合は、配った人が最初のリードプレイヤーとなります。
最初のリードプレイヤーは、起絵(切札表示の札)を手札に入れて、かわりに手札から1枚捨てて、ゲームが始まります。
最初のリードプレイヤーが札を出したら、左回りに一人ずつ札を出していきます。
札の強さは 切札>リードされたマーク>その他のマーク です。
リードに続いて札を出すときは、基本的に「何を出してもかまいません」(例外:メリ&モンチ)。
切札を出すときは「裏向き」に伏せて出します。
全員出し終わったら、伏せられた切札を表に返して「勝負」をします。一番強い札を出した人のチームが1点(1コという)獲得します。
またこの時、表に返した切札の勝負の決まり手(勝者と2番手が敵同士だった時の組合わせ)で「ヤク」を作ることができたら、勝ったチームは負けたチームから点を2コまたは5コ、奪う事ができます。
このヤクができるかどうか、うまく狙えるかの読みあい、心理戦がウンスンカルタ最大の面白ポイントです。
次の勝負(トリック)は、今勝った人がリードします。
このように、手札9枚が無くなるまで勝負(トリック)を繰り返します。
手札が無くなったら、先ほど配った左隣の人が次配って、また9回勝負します。
これを全員が配るまで繰り返します。
例外ルール:メリ&モンチ
切札でリードする場合は「メリ」といって、以後手札が無くなるまで「マストフォロー」になります。
メリがなされたあとは、平札(ハエ)で打ち出すときは「モンチ」といって、やはり「マストフォロー」です。
ただし、切札はいつでも自由に出せます。