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禽将棋(とりしょうぎ)は、江戸時代後期に作られた変則将棋です。
通常の将棋より小さい7×7マスの盤と32枚のコマを使用する小型の将棋で、古将棋類の中では最小です。禽将棋の名が示すとおり、コマの名前はすべて鳥の名が記されており、種類は燕、鷹、鶉、雉、鶴、鵬(ほう)の6種、このうち敵陣で昇格できるのは燕、鷹のみで、燕は鴈(かり)、鷹は鵰(くまたか)に成ります。
燕は通常の将棋(本将棋)の歩兵、鵬が王将にあたりますが、それ以外のコマは本将棋のコマとは共通性のない動きが割り当てられています。とくに燕以外のコマにはすべて斜め方向の移動を持っているのが特徴的です。
ルールは基本的に本将棋と共通しており、獲ったコマは持ち駒として使用することができます。比較的大きな違いは、燕を縦に2枚まで置くことができる(3枚は不可)こと、また初期配置から敵味方の燕が接しあっているため、一手目から捕獲が発生するという点です。このため持ち駒の燕をうまく使うことが戦略上重要になります。
小型でルールもわかりやすいため、古将棋のなかでも遊びやすい種類と言えます。Kanare_Abstract版では、オリジナルのコマ「鵙(もず)」と「梟(ふくろう)」を加えて遊ぶこともできます。
※英語ルールは付属していません English rules not included