私は前作はプレイせずこちらから先に購入しましたが、遊んでみるとすごく面白かったので前作も続けて購入しました。
ソロで勇者たちの門出だけで遊んだ感想と、前作も混ぜて遊んだ感想です。
こちらは製図家となって敵に待ち伏せされたり、勇者に助けられたりしながら地図を製作する紙ペンゲームとなっています。
独立拡張ということで、前作を持っていなくてもこれだけで遊べる仕様になっており、新要素勇者カードやミニ拡張カード2が追加されています。
まずは中身なのですが、ルール説明書、両面印刷の地図シート100枚、各種カード、鉛筆4本が入っています。
各種カード
勅命カード4枚、季節カード4枚 勇者カード4枚、待ち伏せカード4枚 探索カード11枚、得点カード16枚
更にミニ拡張2技能カードルール1枚、技能カード8枚(技能カードとは金貨を代償に技能を得られるカード)
遊び方ざっくり説明
①ABCDそれぞれ勅命カードの下に選択した得点カードを置く、季節のカードを準備
②待ち伏せカード(モンスターが出現するカード)と勇者カードを1枚ずつ各季節の始めに探索カードに混ぜてシャッフル(出現したものは次から除外)
③探索カードを引き、カードの地形の絵を自由にシートに描いて各季節の勅命を満たす。ソロでは待ち伏せカードのモンスターは指定された角から出現。2人以上では相手の地図にモンスターを描きこめる。
④季節のカードに指定された数値と探索カードの合計値まで探索したら、得点計算。春夏秋冬旅をして、最後に点数合計。合計点数を競ったり、ソロ用の称号を獲得する。
他にも探索カードの金貨マークのものを描いたり、山の四方を囲んだりして金貨を得て点数を伸ばします。
待ち伏せカードで描き込まれたモンスターの隣接マスはマイナス点となりますが、勇者カードでモンスターを攻撃するか、前作同様周りを囲うことでマイナス点を減らせます。
勇者たちの門出だけで遊んだ感想
勇者カードですが、勇者が先に出るとモンスターを待ち伏せすることになります。
砦を築き待ち伏せを待ち伏せするヒーロー。
攻撃が当たらない場面も。勇者「攻撃当たりません!」
私「惜しい、場所間違えた」
下記写真は左下に勇者ヨレフのダルを配置するも、当たらない場面。
ただ、ソロはモンスターが地図の角から出現する事はわかっているので、それをどう生かすかが大事になってきます。(2人以上でのプレイだと勇者の砦周辺にモンスターを描き込まれるのを防ぐ役割があります。)
勇者4人攻撃の範囲も違います。変わりゆく地図の地形を見ながら勇者を配置、運だけではない面白さや勇者の待ち伏せが成功しモンスター出現と同時に瞬殺したり、モンスターが先に出て後から来た勇者がばっちり攻撃を決める爽快感。勇者カードの良さも悪さもとても楽しめました。
前作と混ぜて遊んだ感想
前作を遊んで廃墟カードの仕組みと待ち伏せカードの豊富さに驚きました。
勇者たちの門出の地図シートにも廃墟マークはあったのですが、廃墟カード2枚は前作にしかはいっていません。
(廃墟カードとは、探索で廃墟カードが出た後に次の探索カードの絵を地図シートの廃墟マークに強制的に重ねて描かなければいけないカード)
勇者カードを前作に混ぜて遊んでみると廃墟カードがある方がよりジレンマがあり面白いと感じました。
また、待ち伏せカードも前作日本語版は4枚増え計8枚もあり待ち伏せの形も様々手元の勇者カードでどう備えるか、攻撃をするか、戦略を考えるのが楽しかったです。
まとめ
カートグラファー勇者たちの門出について
カートグラファーは私のように独立拡張から入っても十分楽しめますし、前作を購入した方は独立拡張を導入することで新たな勅命、地図を手に入れると共に勇者たちの失敗も成功も物語が生まれ楽しめると思います。(前作と独立拡張のゲームのパッケージをくっつけると景色が繋がるという素晴らしい演出もあります。)
最後に私がこのゲームを購入するきっかけは、ネット上にあるカートグラファーを遊ぶ様々な製図家たちの個性ある地図を見て興味を持ったことから始まります。
独立拡張を買いすっかり面白さにはまって前作を購入し、スタンプ用消しゴムを彫り彫りオリジナルスタンプを自作するようになるとは思ってもみませんでした。
私のこのレビューも誰かがこのゲームに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。