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アークライト・ゲーム賞2023 優秀賞作品。ノミネートの中では、トップクラスに重いゲーム。
個人的に、鉄道ゲームは、ボードゲームと相性が良いので、遊んだら、だいたい面白いのだが、なぜか、どれも遊ぶ前に、箱絵が似たようなイメージしかないので、なかなか遊ぶチャンスをつくれずにいるのだが、優秀賞というきっかけがあって、なんとかプレイ。
そして、鉄道ゲームなのに、めっちゃオークションするゲームという衝撃を受けた。
正直、OKAZUbrandの作品は、硬派な作品が多いので、尖ったゲームが好きな自分にとっては、OKAZUbrandよりもさらにインディーズな同人、ちゃんとしたゲームやるなら、OKAZUbrandより海外の話題作、みたいなことになりがちなこともあって、しばらくここの作品は遊べていなかったのだが、やっぱり、ゲームマーケットが中古販売会だった頃から、ゲーム制作しているだけあって、当然だが、面白かった。安定さが違う・・・。
伊達に、商業版にあたって、ルチアーニが協力するというだけのことはある。
個人的にオークションゲーが好きということもあるが、3連続のオークションがあって、それぞれのオークションで使える通貨が違うため、かなり斬新な体験ができるところがユニーク。
これだけ聞くと、めっちゃシビアでかつかつでキツそうなゲームにも聞こえるが、たしかに楽ではないが、最近のボードゲームトレンドよろしく、何かしてマイナスになることがほとんどなく、鉄道ゲームあるあるの「ここに線路引いて、他のやつらに線路引かせねぇぜ!」みたいな要素が全く無くて、全員引きたいところに引けるし、基本的に拡大再生産されていくゲーム設計になっているので、想像以上にストレスがなかった。
だからといって、想像以上にないだけで、それなりにキリキリするので、ちょうどよいジレンマのボードゲームだと感じた。いや、もうこれはさすがですわ。
地名も関東なので、関東住まいの人であれば、かなり親しみ深くて遊びやすい。
ルチアーニは、別にそんなに好きでもないので、彼が入ってどうなるかとかは、あんまり気にしてはいない(大抵、自分オリジナルのルールぶち込んでくるところも好きではない。そのルールなしで遊べる配慮はいいと思うが)が、製品版で遊ぶのも全然ありだと感じる完成度だった。
まぁ、オークションゲーのよくある適当に入札すると詰む(かどうかはわからないが、勝利は確実に遠くなる)感じではあるが、このゲームを遊ぶメンツであれば、そこらへんは大丈夫だろう。
正直、国内のボードゲーム賞にだいたい重量級枠で、2年に1回はOKAZUbrandが入ってくるのをみて、またかよ・・・と思っていたが、久々に遊んで、そりゃ入るよな。国内の重ゲーといえば、ここしかないよなと、改めて認識させられた作品だった。
多分、あとは見た目のデザインの好みの問題なんだと思う。今作もそうだが、もうちょっとだけでいいから、パッケージで欲しいと思わせてほしい・・・。内容物も悪く言えば地味。
いい意味で、浅草のゲームマーケットの頃からのOKAZUbrandのイラストデザインって感じなのよね。同人感っていうか、なんというか・・・。ゲームはいいのに、イラストデザインが現在のトレンドじゃない感は否めない。このイラストのデザインイメージが変わるだけで、だいぶファンが増えるんじゃないかと思う。
とまぁ、ここらへんは好みの問題だと思うので、それをふまえても、このゲームの完成度は、素晴らしいと思う。
優秀賞もルチアーニが関わるというのも、納得できるし、オークション嫌いでなければ、ぜひとも遊んでほしい作品。












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