非常に評価は高いですね。
私も先日プレイしましたが、好きなジャンルなので楽しかったです。
良い点
・プレイ可能人数の幅
1~8人という幅の広さは評価できますね。
こういう推理系でソロプレイや8人までプレイ可能というのはちょっと思い浮かばないので、
その点は良いと思います。
悪い点
・運要素の強さ
このゲームは基本的にラウンド毎に手札を3枚補充するんですが、その3枚の濃さに差があります。
というのも、カードに記載されているヒントは1~3までの重要度が設定されておりそれがランダムな為、
極端な例でいえば3枚でも他人の1枚分程度のヒントしか得られない場合が出てきます。
運要素強めなゲームは初心者でも勝てるチャンスが広がるので基本的には好きなのですが、
このジャンルってロジカル思考を楽しむゲームなので運要素低めでいいと思います。
・自由交換による不公平感
リーダーの匙加減1つになっているので、交換してもらえない人というのが出てきます。
前述の運要素の話にも関連しますが、3のカードの確定ヒントが強い為、弱いカードしか出せない人は
他人の手番でヒントが貰えないことが発生します。
私がプレイした際も一人の方がほとんど交換してもらえないという状況になっていました。
「ヒントの数値合計5になるように引ける」とかだと良かったかも。
・セットアップや片付けの煩雑さ
そしてセットアップと片付けがかなり面倒です。
膨大なカードから今回使うカードのみをピックアップし、片付けの際も元の順番に片付ける。
この労力は結構な物になります。
・上記煩雑さに見合うだけの面白さではない
面白いゲームであることは間違いないですが、上記の煩雑さに見合う面白さか?と問われると
首をひねらざるを得ないというのが個人的な感想です。
「CLUED」や「P.I.」などの良作推理ゲームと比べて格段に面白いわけではなく、
それまでシンプルにやれてたことを、コンポーネントを増やしてわざわざ面倒にした、という印象ですね。
最近のゲームにありがちな「ややこしくしとけばいいんでしょ?」感が強いといいましょうか・・・。
冒頭にも書きましたが、好きなジャンルではあるので楽しめたことは確かです。
しかし、好きだからこそ他作品と比べて悪い点が多数目についたというのが正直なところです。
過去の良作は今では入手困難な物も多いですし、これから始める方は買ってもいいかもですね。