クニチーのダイスゲーム。
金庫破りをして特定の金庫ボードにチップを置ききると手に入れられますが、常に3つ出ているボードのどこにもチップが置けない目が出るとバースト!
ダイスは1回振ったら1個は必ず確定させないといけません。 チップを置けない目は確定させられません。悪しからず。一個も確定させられないめしかでなかった場合は、バースト、手番終了です。
で、このゲームのダイスには、チップを置かないで確定できるマイクロチップの目(金箔押しでかっこいいのです!)っていうのがありまして、マイクロチップの目を2つ確定させた状態でバーストさせずに全てのダイスを確定させると、再度手番が行えます。チップを置くと下の数字が見えなくなって×になるのはデプリクトと同じ仕組みです。こういう細かいところ好き。ちょっとクニツィアっぽくないですが、ラベンズバーガーのデザイナーが優秀だったのでしょう。
ダイス目を確定させた時点で、ボードの上に書かれた数字が全部チップで埋められたらそのタイルを貰え、手番を終了する事が出来ます。が、全部チップで埋められたボードがある時点でバーストすると、その上に載っていたチップは全部取り除かれ、ボードは山の一番下に……。 欲張りすぎると手に入るはずだったものがゲットできず、悲しい気持ちになります。
バーストor確定で手番終了、次の人に~を繰り返して山札ならぬ山タイルがなくなって場に3枚タイルが並べられなくなるまで行い、点数が高い人が勝ち! っていうゲームです。ただダイスを振るだけじゃなくて、チップを金庫ボードに置いたまま隣の人に回すと隣が有利になるので、どこでやめてどこまでチャレンジするかが試され、その点で結構手番順がゲームに影響してくる感じはします。
正直ヘックメックよりよっぽど収束性良くて、こっちの方がかなり遊びやすいし、定番になっていいゲームだと思うんですがどうですか? まあ地味ですけど。レアゲーだと思うので手には入りにくいかもですが、もし持ってる人が周りにいたら、ダイスゲー好きなら是非遊んで欲しいですぞ~。