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ペーパー・ダンジョンズ
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  • 1~8人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2020年~
(4.0)

ペーパー・ダンジョンズ

メーカー:テンデイズゲームズ

1営業日以内に発送可能
日本語ルール付き/日本語版
ロール&ライト(紙ペン)と古典的なダンジョン探索ゲームの鉄板組み合わせ!

 昨今の定番ジャンルとなったロール&ライト(紙ペン)と、古典的なダンジョン探索ゲームが組み合わされ、海外で話題となっているタイトルが日本語版として登場しました。

 プレイヤーは、毎ラウンド、振られたダイスから三つを選び、そのダイス目をさまざまな要素に適用することで、ダンジョンを探索していきます。

 ダイス目の活用方法はさまざまです。
 キャラクターのレベルアップや、マジックアイテムの作成といった成長、獲得を行い、ダンジョンを進んでいきましょう。

 もちろん、モンスターとの戦闘も繰り広げられます。
 ダンジョンの部屋にいるミニオンと呼ばれる一般的なモンスター、クライマックスとも言えるゲームごとに三体登場するボスモンスター。
 キャラクターとの相性、レベルなどを踏まえ、ダメージを食らわずに確実に撃破していきましょう。
 特にボスモンスターは、強力な分、得点に直結するため、ゲームに勝利するためには撃破することが非常に重要です。

 ゲームごとに変わる要素も多種多様です。
 ダンジョンの作りを変化させるダンジョンカード、12体用意されたボスカード、全プレイヤー共通の目標となりいち早く達成することが大事な任務カード、プレイヤーごとの目的カード、パーティーが持つ特殊能力となるパワーカードといった一連のカードでゲームごとに変化が生まれ、リプレイ性も高くなっています。

 ロール&ライトジャンルだけにダンジョン探索の雰囲気を手軽に味わえる魅力的な一作です。

世界観/フレーバー/アートワーク

システム/メカニクス/ジャンル

レビュー 18件

レビュー
2520名が参考
3年弱前

<紙1枚に冒険をギュッと詰め込んだ紙ペンゲーム!>

最近、とても気にいって息子と二人で夜な夜な遊んでいる紙ペンゲームをレビューしようと思う。

【まさかのファンタジーダンジョン探索紙ペンゲーム】

私は紙ペンゲームが好きではない。ゲーム性が云々ということ以前に、ペラペラの一枚紙のマークを塗り潰したり、数字を書いたりすることに興味が出なかった。やっぱりボードゲームは机いっぱいに広げた大きな盤面に、手触りの良い木駒を並べる方が断然楽しいに決まっている。そんな風に思っていた。しかし、そんな頑固オヤジの偏見を見事に叩き壊してくれたのが、この「ペーパー・ダンジョンズ」だ!

プレイヤーは、「ウォリアー(戦士)」「ウィザード(魔法使い)」「クレリック(僧侶)」「ローグ(盗賊)」で構成された冒険者パーティを率いて、モンスターの巣食うダンジョンを探検し、大型モンスターを倒したり、たくさんの宝石を獲得することで栄光点を稼ぎ、最も栄誉ある冒険者を目指す。

「こんな盛り盛りな内容の冒険を、30分の紙ペンゲームで出来るの?」プレイ前は半信半疑だったが、その不安はすぐにかき消された。

面白い!

とても短時間でシンプルなのにしっかりとファンタジーRPGをプレイした気分になる。紙ペンゲームでもこんな素晴らしいゲーム体験が出来るのだ!まさに目から鱗である。今回はこの素敵な紙ペンゲームをレビューしたい。


【直感的で分かりやすいアクション】

プレイヤーは3シーズンに分かれた8ラウンドをプレイし、3体目のボス戦終了時にゲームは終了となり、栄光点の最も高いプレイヤーの勝利である。

各ラウンドには2つのフェイズがある。「ダイスロール」と「ダイスの選択およびアクション」である。

1. ダイスロールフェイズ

誰かが6個のダイスを振る。ダイスには白と黒が3個ずつあり、それぞれ6つのシンボルが刻まれている。

2. ダイスの選択およびアクションフェイズ

各プレイヤーは、髑髏シンボルの数だけダメージを受け、その後残りのダイスからアクションに対応する3つのダイスを選択し、シートの上部に記載する。

次に選んだダイスの色とシンボルに合ったアクションを3回行う。アクションは4つ。

  1. 英雄のレベルアップ
  2. マジックアイテムの作成
  3. ポーションの作成
  4. 移動

プレイヤーは4つのアクションからダイスで実行可能なアクションを1つを選んで実行する。「1.英雄のレベルアップ」と「2.マジックアイテムの作成」は色とシンボルにより制限されるが、「3.ポーションの作成」と「4.移動」はどんなダイスでも可能だ。

基本的には冒険者パーティのレベルを上げて強くしていき、ダンジョン内を移動してミニオンやボスモンスターを倒しながら宝石を回収すれば良い。考えるところはしっかりありながらも、アクションは直感的でとても分かりやすい。実際、8歳の息子と何回も遊んでいるが、最初の1、2回目は上手く得点できずに60点台だったが、3回目には要領を得たのか、106点を獲得し負けてしまった。ゲーム内容的には軽い中量級程度の要素があると思うが、テーマが分かりやすいためか意外とすんなり理解できたようだ。


【3体のボスモンスターと対決!】

3ラウンド、6ラウンド、8ラウンド終了時にはボス戦があり、ボスモンスターの場所を通過したプレイヤーのみ戦闘することができる。3体目のボス戦後にゲームは終了する。ボス戦ではパーティのレベルの合計が攻撃力となり、与えたダメージにより獲得できる栄光点が変わる。さらに最も大きなダメージを与えたプレイヤーには特別な報酬があるため、出来るだけ大ダメージを与えて討伐したい。

また各ボスモンスターには有効な職業があり、その職業の攻撃力は2倍になる。ボスモンスターの出現順序は最初から分かっているため、どの職業からレベルアップしていくかという計画性がとても重要になってくる。これはプレイ指針が非常に立てやすく、子供でもあまり迷わない素晴らしい工夫だと思う。


【宝石の獲得競争が熱い!】

ダンジョン内には8つの宝石が落ちており獲得すると大きな栄光点を得ることができる。このため出来るだけたくさんの宝石を拾っていきたいところだが、他のプレイヤーが獲得した宝石はそのラウンドで消失してしまう。このため他プレイヤーがどの宝石を狙っており、いつ獲得するのか常に注意を払っておく必要があるのだが、このインタラクションがなかなか熱い!

「へっへー!Aの宝石取ったもんね!」

「あー!無くなったー!でも、こっちはBの宝石ゲットだぜ!」

なんてことを言いながら、ダンジョンの奥深くへ進んでいくのはとても楽しいインタラクション要素だ。


【意外とリプレイ性もある】

紙ペンゲームの宿命だが、ベースとなるダンジョンは1パターンしかない。これではすぐに飽きてしまうのではないかと思っていたが、意外にも何回遊んでも面白い。これにはいくつか理由があるが、一つはダンジョンカードの存在だ。コンポーネントの中にはダンジョンカードが12枚入っており、遊ぶたびに違ったダンジョン構造を楽しむことが出来る。壁が少し増えてボスモンスターが変わるだけだが、それだけで戦略はかなり違ってきてゲーム内容もガラッと変わる。

また、全プレイヤーの共通目標となる「任務カード」、段階的に達成される個人目標の「目的カード」、プレイヤー毎に異なる特殊能力を付与する「パワーカード」があり、想像よりもかなり多くのバリエーションが楽しめる。


【紙ペンゲームである理由】

「どうしてこのゲームが紙ペンゲームなのか?」

冒頭でも述べた通り、私は紙ペンゲームが好きではない。こんなに面白いゲームなら何故普通のメインボードと木駒で作ってくれなかったのか。考えられる理由はいくつかある。

<移動場所でのアクション管理がややこしくなる>

このゲームの最大のキモはダンジョン探索だが、通過した部屋で行うアクション(ミニオン討伐、罠、宝石獲得など)は数が多く、一部屋ずつ処理していくと何マス移動したか間違えそうだ。これはかなり混乱を招くゲームデザインになりうるのだが、それを鉛筆で移動経路をまず描くことで上手く解決していると考えられる。

<コンポーネント量が多くなり、セットアップが大変になる>

マップは1つで妥協するとして、そこに立てる壁タイル、川タイルが必要。また冒険者パーティのレベルを表す個人ボードもいるだろう。さらに各種マジックアイテムを表すタイル、ポーショントークン、宝石トークン…、気が滅入るほどたくさんのコンポーネントが必要になり、製造コストは高くなりセットアップも時間がかかりそうだ。これが紙1枚で表現できればコストは安く、セットアップも必要ない。

やはりこの作品は紙ペンゲームが適切だと感じる。そのおかげで処理を間違えることもなく、シンプル&スピーディなダンジョン探索を楽しむことが出来るのだろう。


<良いところ>

  • シンプル&スピーディなダンジョン探索RPGが誰でも楽しめる。
  • 考える要素は多めだが、直感的なダイス選択アクションによりプレイしやすい。
  • 宝石の獲得競争が適度な優しいインタラクションとなっており楽しい。
  • 8人までプレイ可能なのに同時プレイできるためダウンタイムもほぼない。

<悪いところ>

  • ガチゲーマーにはやや物足りないボリューム感。

<説明書&対象>

説明書:16ページ。インスト:10分。プレイ時間:30〜45分
BGG weight: 2.18。軽めの中量級。

おすすめの対象:「ファンタジーRPGの好きな方」。言語依存は少なく8歳の男の子にもプレイ可能な重さで、8人までプレイ可能という器の広さから幅広い場面で活躍できるだろう。大人同士でもボドゲ会での時間合わせや、重ゲーの合間の息抜きにも丁度いいと思われる。

※今回のレビューにあたり説明書より画像を引用させていただきました。問題があれば削除いたしますのでご連絡いただければ幸いです。


【感想】

これは期待以上に楽しい作品だった。上述の通り、私は紙ペンゲームがあまり好きではなく期待していなかったのだが、良い意味で予想を裏切られた。ダイスを3つ選ぶだけなのでアクションはとてもシンプルだが考えどころもあり、特にダンジョンをどのようなルートで探索するか考えるのは非常に楽しい。

3体のボスモンスターは現れる順番と弱点が分かっているためプレイ指針を立てやすい。しかし、8ラウンドしかないのでダンジョンの全部屋を回ることはほぼ不可能で、何かを諦める必要があるのも悩ましい。ダンジョンは毎回少しずつ壁の位置が変わり同じルートでの攻略は出来ないため、ローグライクゲームのようなプレイ感でリプレイ欲を掻き立てられる。

インスト中は8歳の息子にプレイ可能か心配していたが、遊び始めるととても楽しそうに鉛筆で塗りだしたので安心した。最初の数回は私が余裕で勝てていたのだが、3回目からは互角の勝負になり毎夜楽しくダンジョン探索をしている。

8人までプレイ可能であり、同時進行でプレイしていくのでダウンタイムもほぼなく、様々な場面で活躍できる優等生的な紙ペン作品だ。紙ペンゲームの可能性を感じる素晴らしい作品だと思うので、テーマが合う方はぜひ一度試して見て欲しい。

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Sato39
Sato39
レビュー
883名が参考
10ヶ月前

ダンジョンが描かれた紙に鉛筆を使って移動先を記入し、ダンジョンの中にいるミニオンと戦いつつアイテムを入手したりキャラクターをレベルアップしたり。そして、全部で3体のボスと戦います。3体目のボス戦が終わったあと、最も多くの栄光点を集めたプレイヤーが勝者となるゲームです。

ゲームは各種シンボルが描かれたダイスを振ることで進んでいきます。振った8個のダイスから3つのダイスを選んで、その出目のシンボルに応じたアクションを実行していきます。行えるアクションがダイスの出目に左右されるので、運の要素も強いですが、どのようにダンジョンを進んでいくか、キャラクターをどのようにレベルアップしていくかなどなど、考えることも多く悩ましいです。また、全部で8ラウンドしかなく、3ラウンド終了毎に、ボスと戦うことが必要です。ボス戦に参加するためには、ボスが隠れている部屋に到達するか通過していることが必要になります。レベルアップやアイテム作成などばかりして、ダンジョンを進んでいないとボス戦に参加できなくなり、ダメージは受けないものの栄光点が減点されますので、注意が必要です。

また、勝利者となる栄光点の獲得方法は沢山あって、これまた考えることが多いです。思ったようなダイスの出目でなくても、アイテム作成やレベルアップ、ポーション獲得などを組み合わせてを栄光点を獲得することもできるので、場合によっては思ったより高い栄光点を獲得することも可能です。どうやったら、上手に組み合わせてより多くの栄光点を獲得できるかを考えるのがこのゲームの面白いところだと思います。

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レビュー
775名が参考
2年以上前

すみません、こんなに評価が真っ二つに割れたゲームは初めてなので、どうレビューするか非常に迷っています。(最初に謝っておきますね)

思い入れ深い某ダンジョンテーマのTRPGを明らかに彷彿とさせるパッケージ。

ダンジョン探索という王道ファンタジーのテーマ。

8人プレイにも対応できる間口の広さ。

うん、これは買わねばなるまい、と早々に購入。

女子チームも呼んで今回は7人プレイ。

結果は、真っ二つの評価になりました。

女性陣にはかなり好評♪

独特の癖はあるものの、基本的な流れが分かれば、後はすいすいできるシンプルなルール構成。

ほぼ初心者のメンバーが入っても説明含めて40分程度で終わるコンパクトさ。

敵やダンジョン構造、勝利条件などが毎回変わるリプレイ性の高さ。(このおかげで、『もう一回やってみたい』の声がかかります。これはボードゲーム の最高の褒め言葉ですよね🖤)

割とみんな、『えーどうしよう♪』とガヤガヤ騒ぎながらゲームを堪能したようで良かったです。

しかし、私はずっともやもや…。

後で聞いたら、もう一人のベテランも、ほぼ同じ感想だったので、お互い苦笑い…という感想でした。

なので、面白かったポイントは、だいぶあちこちで紹介されているので省略させていただき、ここは思い切って正直に、モヤモヤしたポイントを書いてみたいと思います。(このゲームが好きな人はごめんなさい。私も別に嫌いなわけじゃないんですよ。物足りないだけで)

●何人でやっても基本的にほぼソロプレイ。他のプレイヤーたちと《敵対》することはおろか《協力》することもできません。

一緒に冒険している感はありませんでした。(各自が自分の紙の上でやってるんだから、当たり前と言えば当たり前ですが…)

各自が自分のマップシートを見て、ここに記入しながらアクションをするので、他の誰がどこにいるのか分からない孤独感。(同じダンジョンにいるはずなのに他のパーティには一切出会わないという不思議)

●宝石の獲得のみなぜか早いもの勝ちですが、上記の理由で、「あいつが近い!やばい取られそうだ!」「こっちなら取れそうだ。先回りをしよう」とかはありません。(手番ごとに全員のシートを見比べて確認すれば良いのでしょうが、手間がかかるだけですね。)

●各キャラクターの個性のようなものは一切ありません。一応自分も4人パーティで探索している事にはなっているんですが、特に名前も付けないし(もちろん勝手に付けてもいいんですが、あまり意味はありません。)なので、思い入れが湧かないんですよね。(勇敢な戦士とか生意気な女盗賊とか、そういうゲームではありません。)

●ダンジョンの全ての通路の構造は、進む前から全てハッキリ分かっています。また、全ての《罠》《敵》《アイテム》の位置もあらかじめ印刷してあるので全部分かっています。

謎に満ちたダンジョンを探索するスリルは一切ありません。

《罠》についても、何のトラップだったのかは分かりません。単に1ダメージ負うだけです。

なので《不測のアクシデント》などは一切起きない仕掛けです。

●《経験値》という概念はありません。ダイス次第で何もしてないパーティメンバーをなぜか勝手にレベルアップさせる事ができます。なので、苦労してレベルアップした時の感動もほぼありません。活躍とレベルアップは完全に無関係です。

●緊迫感のない戦闘。ザコ戦もボス戦も全て、自分のパーティレベルの合計が、相手の数値を越えていればそれでOK。戦闘時のダイス判定などは一切ありません。勝てるか負けるかは戦う前から分かります。「このパーティでは厳しいが、イチかバチか、ここは挑むしかねぇっ!」などという展開にはなりません。

●極め付きは、《たとえ死んでも問題ない》ことでしょう。

パーティの持つレベルの合計がヒットポイント(ライフ)になるのですが、ダメージの合計がこれを越えたら死亡です。

しかし何と、6ポイントの減点を受けるだけで、問題なく復活し、行動を継続します。(これを《リザレクション》と言います。)

ダメージが回復しているわけではないのです、それ以降はどれだけダメージを追加されようと死にません。減点が少しずつ増えるだけ。(ここが私には1番ダメでした…すみません)

◾️ここまで書いて思ったこと

紙ペンゲームって、基本的に『書き足すこと』が前提で、『消すこと』をあまり想定していません。(すみません、あまり紙ペンゲームにそれほど詳しくないので、あくまで私の主観ですが…)

なので、一度積み上げた各自のデータを《抹消》することを嫌います。

だから、何かを失うかもしれないような《判定システム》をあまり組み込みません。

だから、受ける損失であったり、得られる何かだったりが、たいていが事前に公開されており(カードやダイスでランダムに指定されたりしますが)、その中から《自分の選択》で《情報を積み上げる形》になっているんですよね。

あまり変数の入らない、言わば《足し算》だけで成り立っているようなイメージですね。

また、自分の紙の上で処理が完結するように意図されているので、他のプレイヤー間でデータが交錯しない。

《途中判定》や《他プレイヤーの干渉》を入れると、それは《変数》として機能するので、ルールが非常に複雑化する訳です。

だから結果的に、各自でそれぞれ別々に《足し算》をしていって、1番大きくなった人が勝ち、という構造になる。

私はここが、なんかモヤモヤして、不完全燃焼感が残るんですよね。

なので、ここを受け入れられるか、そうでないか、という事だと思います。(唯一引き算があったゲームは『カートグラファー』ですね。だからこれは面白かった。)

もし多めの人数で、短時間にライトにファンタジー世界のダンジョンゲームを楽しみたいのであれば、それなりに出番はある良作だと思います。ただしその分、ガチゲーマーには物足りない内容である事は承知しておいてね。

辛口ごめんなさい。

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Bluebear
Bluebear
レビュー
696名が参考
1年以上前

TRPGのアレっぽい箱絵で紙ペンゲームというのが期待していた。

こちらのシートに・・・



様々なダンジョンのマップとボスの位置のカードをもらい

裏のストーリーとボスモンスが決まり。

ダイスを6つ振り、1ラウンドで3個のダイスをチョイスして1つのダイスでいくつものある選択肢の中から決定していく。



1パーティーの成長


4人パーティーで職業は戦士、ローグ、魔術師、僧侶の中からダイスの絵柄と色が同じな職業のレベルを一つ上げられる。上がると戦闘力とHP(パーティー共用)も上がっていく。



2アーティファクトの作成


冒険に役に立つアイテムや効果のあるもの、ポーション作成や壁を通り抜けるものなどいろいろな効果があるものを作れます。


3ポーション作成

このゲーム理不尽にもいろんな場面で勝手にダメージょ受けます。それをポーションを消費することで2点軽減することができます。ちなみに4本つくるごとにボーナスをもらえます。


4ダンジョン探索

メインの目的であるダンジョン探索ですブーツのマークのあるダイス目だと3歩進めますが、普通のダイス目の場あい2歩になります。

各部屋のアイテムや効果は到達したら入手出来る上に、罠のアイコンは問答無用でダメージを受けます。左上のモンスターのアイコンは強制戦闘で右上の職業のレベルと数字の差のダメージを受けて倒したことになります。


そして各種部屋にあるアイテムを入手して反映させていきます。


ボス戦


このゲームで言う所の第一シーズンは3ラウント9手番で発生します。それまでにシーズンのボス部屋を探索(通過またはとどまる事)していないと逃亡したとみなしー3の勝利点として処理されて終わります。

戦闘資格のある人は自身のパーティーのレベルがそのまま戦闘力に反映されていき、推奨職業は(この場合ローグ)は倍の戦闘力になります。そしてその戦闘力の合計が下の青い数字以上だと倒した勝利点と問答無用のダメージを被ります。そして討伐報酬(このカードの場合ポーション二つ)を獲得し、次のシーズンへと進みます。

これを3シーズンかけて終わると最終得点計算をして、目標達成とミニオン討伐やhpがになり蘇生されたマイナス点等を計算して最終得点が高い人が勝利します。


ここまで説明してわかるとは思いますが・・・ソロ向きのこのゲームにソロモードという謎の難易度が存在します。なぜか討伐報酬はもらえず、獲得してない宝石がシーズンごとに消えていくという謎の辛い仕様・・・

あと目標カードの右側に書かれている数字の列がソロモードとなっており、だらだらとやっているともらえる得点が低くなるというものとなっています・・・


総合評価

このゲームに関してはいろんな方のレビューを拝見して別れるのは、まぁ仕方ないと思います。なにせ初心者用に作られたゲームだと思いますんで・・・

ゲームの構成やコンボの繋がり具合も結構あるのであれこれと出来る上に、ボス部屋を探索しないといけないという制限とHPがになって死ぬことはないというのは難易度としては優しい方だと思います。


あくまでもソロゲームとしてプレイするには謎の辛い仕様のせいか楽しめるものとなっていますが・・・


結構遊ばれたゲームマーの方から不満が出ていたのは結局このゲーム集約してるのは多人数で出来るというフリをして終始ソロゲームだということです。ボーナスの早取りや財宝の先着取りということはなく、それぞれのプレイヤーが並行世界の同一ダンジョンを探索しているので同じ場所に同じ敵や同じアイテムが置いてあります。


つまり相互性が一つもないのです・・・


過去にレビューした作品で言うと、カードグラファーは別の人にモンスターを書いてもらいじゃまをされるというものや、ドラゴンの宝みたいに財宝の取り合い(まぁあればどちらかというと、時間制限内に脱出できるかどうかのチキンレースの側面が強いですが・・・)


ウェルカムトゥザムーンみたいにエラーを消したら他の対戦相手の妨害ができるといったものがないのが物足りないと思われたのでしょう。


ただ・・・BGGでペーパーダンジョン:サイドクエスト拡張というこのゲームの拡張が発表されました。

https://boardgamegeek.com/boardgame/370933/paper-dungeons-side-quest-expansion


まだ発売はされていませんが、こちらに期待したいところです。

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リーゼンドルフ
リーゼンドルフ
レビュー
605名が参考
約3年前

ダイスを使ってダンジョン探索を進める
紙ペンゲームです

6個のダイスの目を使って同時処理で
アクションを実行します

・勇者のレベルアップ
・マジックアイテムの作成
・ポーションの作成
・ダンジョン内の移動

全員が3ダイスを使用してアクションしたら
1ラウンドが終了し 規定のラウンドが
終わったらボス戦がはじまります

ボスの棲家まで到達しているプレイヤーは
勇者のレベル合計値を計算し 与えたダメージに
応じた得点を獲得します。
3体目のボス戦が終了したら得点計算を
おこない 最も得点の高いプレイヤーが
勝利します

毎回ダンジョン構成やボス 目標などが
ランダムに決定されるため リプレイ性も高く
同時処理のため展開もスピーディーで
オススメの紙ペンゲームです


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たまご
[退会者:221]
[退会者:221]
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  • 商品価格¥3,080(税込)
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