経営難の鉄道会社を何とか延命させるというテーマなのですが、コンポーネントはカードのみで
一瞬、あれっ?
って思う事でしょう。
このトランプみたいなカードが車両を表現しているとの事です。
車両カードは5色で各色1から8までの数値が書いてあります。
また、これとは別に特殊車両カードというのがありまして、
2種類の数値を持ったカードが4種類で各2枚あります。
そして各プレイヤーに配布する資産カードが5枚あり、表は2億ドル、裏は1億ドルとなっています。
何人でプレイしても各人に8枚配ります。
ここで重要なのが、
全てのカードが配布されるまで待つ事
そして、
手札の順番の並びを変えてはいけない事
です。
特殊車両カードは別にして山札にしておきます。
資産カードは全員2億ドルを表にしておきます。
スタートプレイヤーは適当に決めて下さい。
スタートプレイヤーおよび場にカードが出ていない時は好きなカードを出す事が出来ます。
場にカードが出ている時は、場のカードより強いカードならば出す事が出来ます。
カードを出した後、元々場にあったカードは手札として回収します。
この時、手札のどの位置にカードを入れるかは自由です。
カードの強さについて
・カードの枚数が同じ場合、数字が大きい方が強いです。(カードは同じ数値なら何枚でも出せます)
・カードの枚数が異なる場合、枚数が多い方が強いです。
注意)手札を使い切ったプレイヤーは上がりとなります。
通常は場のカードを回収するのですが、上がりの場合は場札は捨て札として下さい。
なお、上がったプレイヤーはこのラウンドからは抜けます。
場にあるカードよりも強いカードが出せない、もしくは出したくない場合、山札があればカードを1枚引きます。
この時も手札のどの位置にカードを入れるかは自由です。
場に出したカードに対して他の全員がパスした場合、場札は捨て札となり、場札を出したプレイヤーから
また、カードを出して下さい。
手札を使い切って抜けたプレイヤーが増えて、手札を持っているプレイヤーが1人だけになった時、
そのラウンドは終了します。
そのプレイヤーは資産を1億ドル失います。
既に資産が1億ドルになっている場合には、無一文になります。
この場合はここでゲームが終了します。
無一文になったプレイヤーが敗者となります。
また、これが4ラウンド目の終了であった場合、手元の資産が最も少ないプレイヤーは全員敗者となります。
このように、このゲームでは敗者のみが決定します。
ラウンドが続く場合は、最初の準備と同じような事をします。
車両カード、特殊車両カードを別々に回収し、車両カードを各プレイヤーに配布し、特殊車両カードは
山札にします。
スタートプレイヤーは前のラウンドで資産を失ったプレイヤーになります。
最初の手札は8枚ですが、手札に上限はありません。
場札を見ながら、カードを出して場札を貰うのか、それとも特殊車両カードを貰うのか、はたまた
特殊車両カードがない状態でもパスをするのかはプレイヤー次第です。
カード次第では最初から強気で押し切るも良し、状況を見ながらカードを集めるのも良しです。
特殊車両カード以外は、場札よりも強いカードを出していくしかカードを補充する事は出来ません。
カードは補充したいけど、あまり強いカードは出したくないというジレンマに陥るでしょう。
各プレイヤーの手札、自分の手札、そして場札の状況を鑑みながら適時、適切なカードの選択を迫られる事でしょう。
そして、それこそがこのゲームの醍醐味となります。
まぁ経営に失敗しても鉄道会社がこの世から1つ(もっと多いかもしれませんが)消えるだけなので問題ありません。