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メーカー:テンデイズゲームズ
シモーネ・ルチアーニとアッキトッカという、イタリアを代表するデザイナーであり、人気作「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」と同じメンツによるやり応え十分の一作です。
プラハのゴーレム伝説をテーマに、プレイヤーは助手とゴーレムを巧く扱い、さまざまなパラメーターを上げ、開放要素を開放することで、収入上げ、特殊効果を得つつ、より高い得点を目指します。
ゲームの柱となるのはいくつも用意された「パラメーター上げ/パラメーターコントロール」とさまざまな開放要素です。
色つきの球「マーブル」がランダムで振り分けられ、その強さが決められたアクションと、ラウンドごとに用意された特殊アクションを組み合わせることでゲームは進んでいきます。
アクションの効果は、主にパラメーター上げ、要素の開放に用いられます。
例えば、知識のパラメーターを上げ、要素を開放することで、「知識」リソースの収入が上がり、獲得したカードによる特殊効果をより多く使えるようになります。
そのほか、ゴーレムにより強力な力を持たせたり、「アーティファクト」によってさまざまな収入を自分なりに組み立てたりすることもできます。
それらすべてがパラメーター、開放要素して用意されており、それらをいかに効率よく上げ、開放していくかがカギとなるわけです。
各ラウンド、基本的には3回しかアクションを実行することができません。
そのアクションの少なさを補うことができるのが、ゲームのテーマにもなっているゴーレムです。
町中の通りを自らの意思で進んでいくゴーレムは、各通りのマスに割り当てられたアクションを実行することができるのです。
ゴーレムの数を増やせば、さらにアクションを実行する機会が増えるでしょう。
しかし、注意が必要です。
ゴーレムは自分の支配下に置いておく必要があり、もし、支配下におけない状況となった場合は、リソースを支払う必要が生じるのです。
非常にタイトなバランスで作られているゲームだけに、このリソース支払いが及ぼす影響はかなり大きなものなのです。
制限の中で、どのようにゴーレムを活用していくか、非常に悩ましい要素になっています。
ゲームは4ラウンドしかありません。そして、各ラウンドに実行できるのは3アクション。
タイトでシビアなゲームとなっています。
一手一手、的確な手を積み重ねる必要があり、アクション選択の幅は広いながら、その選択には独特の緊張感があります。
タイルのセットアップ、マーブルの振り分け、カードのめくり順など、「揺らぎ」の活かし方も非常にうまく、リプレイバリューも高くなっているのも大きなポイントです。
プレイを重ねるごとに、自分の手が洗練されていくのが実感できる、やり込み甲斐のあるスルメゲームと言えるでしょう。
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