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コーラ:ライズ・オブ・アン・エンパイア
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  • 2~4人
  • 75分前後
  • 14歳~
  • 2021年~

コーラ:ライズ・オブ・アン・エンパイア

メーカー・卸元:アークライト

日本語マニュアル付き

レビュー 3件

レビュー
514名が参考
7ヶ月前

二人プレイ時の感想を書きます。

コーラ:ライズ・オブ・アン・エンパイアは、古代ギリシャの時代に実在した都市国家の領主となり、経済・文化・軍事力を高めながら他の都市より繁栄することを目指す拡大再生産のゲームです。

まず始めに、本作が「とても遊びやすく、地味な見た目ながら思ったよりずっと楽しいゲーム」であったことを申し上げておきます。コンポーネントが渋くて小難しそうに見えるんですけどそうでもなくて、初心者から上級者まで気軽に始められて、ボードゲームらしい悩みどころをしっかり備えた良作と思います。

プレイヤーは7つある都市からランダムに(とルールブックに書かれていますが、他のプレイヤーの合意があれば各自好きな都市を選んでもいいと思います)自分の都市を選択します。

ラウンドは大まかに

aラウンド毎イベントの告示

bダイスロール

cダイス目を見ながらアクションの選択

d選択したアクションの実行

e発展アクションの実行

fラウンド毎イベントの解決

g共通目標の達成チェック

といった流れを9ラウンド繰り返してゲーム終了となります。

本ゲームの特徴の一つは、ラウンド毎に振られるダイスでしょう。

二つ(ゲームの進め方によって途中から三つ)の自軍ダイスをラウンドの始めに各自で振って、出た目を見ながら、手元の「アクションタイル」を伏せて配置します。

アクションは0〜6の数字がある7枚で、出目より低いタイルは無料で解決できます。出目より高い場合、数字の不足数に関わらず「市民」というリソースを2つ消費すれば解決できるようになります。

極端に言えば毎回6が出ればかなり有利になりますが、足りない場合もペナルティは大きくないので、アクション不可になるというよりは、足りない時に備えておけばいい程度の運試しです。(分かる人には「ロレンツォみたいにカツカツにならないよ」みたいな感じ)

伏せられたアクションタイルを表にして、数字の低いアクションから全プレイヤーが順番に解決していきます。

アクションは主に「カードを引く」「収入を得る」「軍事力を使って植民する」「手札のカードをプレイする」「都市レベルを上げる」などがあります。

難しそうな選択に見えますが、最初に選んだ都市には「軍事力を鍛えやすいですよ」とか「経済を回しやすいですよ」みたいな長所となるスキルがあって、だいたい見通しが立ったうえでゲームが始まるので、悩みすぎることはありません。軍事力が上げやすいからこのカード出しとこうとか、文化レベル上げたいからお金持っておこうとか、かなりコントロールはし易い部類に入ると思います。

こうしてカードを出したり、植民して栄誉トークンを得たり、お金を払って各パラメータを上げたり新たなスキルを解放したりして、得意分野を伸ばすリソースマネジメントをしながらゲームが進んでいくわけです。

ここまで説明すると、「やることが決まってるなら変化がなくてつまらないのでは?」と思われる方もいるかも知れません。

こうした単調な展開を避けるために、いくつかランダム要素があります。

まずイベント。ゲーム毎に7/9枚がランダムなので、イベントで貰いたいボーナス/受けたくないペナルティのために戦略を変更する場面が多々あります。

前述したダイスの目も、手に入るカードもランダムなので、臨機応変な対応が楽しめます。

そしてマイルストーンと呼ばれる早い者勝ちの目標があり、これのボーナスが大きいのでかなり他人の状況を意識するインタラクションが生まれます。アクションタイルは伏せて出すので、相手がマイルストーンを達成できるか否かは一斉に開示されるまで分からず、無駄に焦るなんて場面も。

すごく凝った特殊なシステムとかじゃなく、全て単純な工夫で生まれるジレンマなんですけど、これが上手い具合に相互作用をもたらしていて、その場その場で色々と考えを巡らせて楽しめるので全然退屈しません。「そんなに難しくないはずなのに不思議なやり応えがあるな…」って感じの面白さです。

ゲーム毎に都市を変えたり、ランダム要素があるだけでも、かなりリプレイ性が高いです。「ちょっと他の都市でもう一回やりたいな」となる遊びやすさと攻略の角度の幅があるので、意外なほど始めやすいです。また90%くらいが同時に行えるフェイズで構成されているので、ダウンタイムもほぼありません。この辺りも重さを意識させず、遊びやすくするのにひと役かっています。

こうして最終ラウンドに差し掛かり、各々が最初に何となくイメージしてた状態に持っていくまでマネジメントをやり切ります。二人だと50分程度なので、けっこう悩んだ割に軽いなと思うような爽快感があります。

ちょっと期待してた以上に面白くて、驚きました。「それなりに考え所のあるゲームがしたいけど、重たいものは時間的に難しそう」みたいな場面があると思うんですが、例えば寝る前とかに、気軽に始めて軽快に終わるのでなかなか貴重なゲームと言えます。私の場合、妻と二人で多種多様な中〜重量級をやることが多いのですが、お互い積極的に遊びたいゲームという認識で一致しました。

コンポーネントは個人ボードがダブルレイヤーになっていたり、木駒に独特の形状や細かいプリントとかも入っていてこだわりが強いです。

ブリスターで仕切られているので、スッキリ収納なのもグッド。

しかし単純な物量で言うと「少し割高かな?」とも思いますが、ゲーム内容を理解した後なら、遊ぶ頻度は高くなりそうだし面白いしで、もう気にならなくなりました。

都市ボードを個人ボードに嵌め込む形式も斬新でカッコいいし、裏側にはその都市の歴史的な解説も載ってたりで、細かい所の情報量にも気配りがあって贅沢な気分になります。


二人プレイだと少しバランスの悪いカードもありますが、全体的には非常に完成度の高い中量級ゲームだと思います。日本産インディーズゲームの海外版の逆輸入完全日本語版とあって、評価された時期と発売時期がズレてたり、こんなに遊びやすいのにコンポーネントが渋くて割高だったりなど、あまり話題にならなかったのが本当にもったいないです。

一回遊ぶと次もやりたくなる作品なので、連戦を計画したり、思い切って購入してもいいゲームだと感じました。とても親しみやすく、好感が持てる良作です。

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winterkoninkske
winterkoninkske
レビュー
385名が参考
8ヶ月前

ボードゲーム歴半年ほど、かつ初レビューです。ので、諸々至らない点はご理解ください。
お気に入りのゲームなのにレビューがないのは少し寂しかったのでおもいきって投稿してみます。


簡単にゲームのコンセプトだけ紹介すると、
古代ギリシャを舞台に都市国家を上手に運営して繁栄させよう、といったものです。

私の環境的に、評価の基準が、
「ボドゲに決してどっぷり浸かっているわけではない妻や友人がいかに楽しんでくれるか」
という基準を重視しています(笑)

そうした観点で、KHORAは妻と2人で何度もプレイしているお気に入りです。

個人的なお気に入りのポイントをいくつか紹介します。

【お気に入りポイント】

  • 手番で行うことがシンプル
     「ダイスを振る」→「出目に応じてアクションを2つ選択」→「各自のポリスのグレードアップ」
     これを最終ラウンドまで繰り返し、勝利点を多く集めることが基本となっており、
     やることはシンプルです。…が随所で悩みどころは多く生まれて楽しいです!

  • ダイスによる運要素
     ダイスの出目によってアクションが制限されたり、余分なコストがかかります。
     そのため、運と状況によってはやりたいことができない!ここで大きい目が出ないとマズい!という
     悩ましいポイントが後半になるにつれて増えてくるのも盛り上がって魅力だと感じました。

  • ポリス(都市国家)によって活きる戦略が変わってくる
     スタート時に特定の能力を持ったポリスをランダムで受け持ちます。
     このポリスはそれぞれ能力に特色を持っています。(軍事に強い、経済に強いなど)
     「今回は経済をメインで伸ばしつつ収入を確保して…」などとポリスによって戦略を組み立てるのも楽しいです。
     (そう思うようにはいかないのですが…)

  • コンポーネントが綺麗
     先に述べた評価基準のため、慣れていない人が「ボドゲやった感」を得られるかも重要です(笑)
     その点でKHORAは、プレイヤー色に合わせたダイス・木駒や、埋め込みタイプの個人ボードなど、
     リッチな雰囲気もしっかりあり、「ボドゲやった感」が味わえると思います。

唯一気になる点としては、政治カードがとても強く重要なので、
最初のドラフト次第ではしんどい試合になってしまうこともあり得るところですかね。
逆に強いカードが手元に集まるとワクワク感があってよいのですが(笑)

といった感じで、
個人的に中量級で、一定の運要素もありつつ、戦略を変えて楽しめる、という好みの作品です。


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勇者
Ryantai
Ryantai
ルール/インスト
320名が参考
8ヶ月前

1)ゲーム名:コーラ ライズ・オブ・アン・エンパイア

2)勝利条件:9ラウンド終了時に最も多くのポイントを獲得したプレイヤーが勝利

3)ゲームの準備

①メインボードをテーブルの真中に置く。各プレイヤーは選んだ色の「都市ボード」を受け取り自分の前に置く。

②7枚の「都市タイル」からランダムに1枚選び、「都市ボード」の左のスペースに置く。

③選んだ色の「木製マーカー」、「マイルストーントークン」、「勝利点タイル」、「サイコロ」を各プレイヤーは受け取る。

・「木製マーカー」は、「都市ボード」のレベル1(一番下の段)に置く。また、「都市タイル」の一番下に「進捗マーカー」を置く。

・「サイコロ」の1個をトラックの空いているスペースに置く。

・「マイルストーントークン」と「勝利点タイル」は自分の前に置いておく。

④選んだ色の「アクションタイル」7枚を自分の前に置く。

⑤「政治カード」5枚を各プレイヤーに裏向きで配る。残ったカードは裏向きにして山にして、メインボードの脇におく。各プレイヤーは、5枚の中から1枚のカードを選び、残り4枚のカードを左隣りのプレイヤーに渡す(カードのドラフト)。

⑥各プレイヤーは、4ドラクマを受け取り、残りのドラクマはリザーブとして、プレイヤーの手の届く場所に置いておく。

⑦メインボードの右側の一致するスペースに「知識トークン」36個を置く。

⑧各プレイヤーは「市民マーカー(人の顔が描かれたマーカー)」を「3」の場所に置く。「税収マーカー(ミミズクの描かれたマーカー)」、「栄誉マーカー(月桂樹の葉が描かれたマーカー)」、「兵力マーカー(剣が描かれたマーカー)」を「0」の場所に置く。

⑨「勝利点マーカー」を「得点トラック(メインボードの外周)」の「0」の場所に置く。

⑩「イベントカード」16枚から、「集住」、「ペルシアの征服」のカードを取り除く。残りの14枚のカードをシャッフルし、7枚をランダムに選ぶ。この7枚のイベントカードの一番下に「ペルシアの征服」のカードを裏向きに入れ、「集住」カードを一番上に裏向きで入れ、合計9枚のカードをメインボードの脇に裏向きのままで置く。

⑪メインボードの脇に「哲学トークン」と「ドラクマトークン」のリザーブをつくる。

⑫各プレイヤーは、自分の「都市タイル」の最初の能力を適用する。いくかの「都市タイル」ではただちに得点を得る。

⑬適当な方法でスタートプレイヤーを決め、ゲームを開始する。

4)ゲームの進行

①イベント告知フェイズ

・スタートプレイヤーが、「イベントカード」の山札の一番上のカードを公開して、効果を読み上げる。イベントの効果は、⑥の「イベント解決フェイズ」で効果を適用する。ただし、最初の「集住」のイベントは、③の「ダイズフェイズ」で解決する。

②税収フェイズ

・各プレイヤーは、自分の「税収トラック」のマーカーが置いてある数値に等しいドラクマをリザーブから獲得する。

③ダイズフェイズ

・各プレイヤーは、同時にダイズを2個振る。振ったダイズの目の合計が最も小さいプレイヤーがラウンドのスタートプレイヤーとなる。複数のプレイヤーがいる場合は、前のラウンドのスタートプレイヤーに時計回りで最も近いプレイヤーがスタートプレイヤーになる。

・各プレイヤーは、7枚の「アクションタイル」から2つを、他のプレイヤーに分からないように選び、それぞれのダイズに割り当てる。

・「アクションタイル」を同時に公開する。

・任意の順番で、「アクションタイル」に描かれている数字とダイズの出目を比較する。もし、ダイズの出目が「アクションタイル」の数字より小さい場合は、その差分だけ「市民マーカー」を下げなければならない。下げることができない場合は、選ばなかったタイルと同様に脇によける。ダイズの出目が「アクションタイル」の数値以上であれば、「アクションタイル」とダイズはそのままにしておく。

④アクションフェイズ:「哲学アクション」から順に効果を各プレイヤーが同時に適用していく。だだし、「軍拡アクション」のみは、スタートプレイヤーから時計回りで解決していく。なお、効果の適用は任意であるので、適用しなくてもかまわない。

・「哲学アクション」:「哲学トークン」を1個得る・

・「立法アクション」:「市民トラック」の数値を3上昇させる。その後、政治カードの山から2枚引き、1枚を手札にして、残り1枚を山札の底に戻す。なお、一時的に15を超えることはできるが、「アクションフェイズ」終了時には15まで減らさなければならない。

・「文化アクション」:「都市ボード」の「文化レベル」のマーカーが置いてある数値に等しいだけの得点を得る。89点を超えた場合は、トラックからマーカーを取り除く(つまり90点以上持っているということになる)。

・「交易アクション」:5ドラクマを支払うことにより、「知識トークン」をリザーブから購入することができる。購入したトークンは各プレイヤーの前に置いておく。また、1回のアクションで購入できるのは1つのみである。

・「軍拡アクション」:「都市ボード」の「軍事レベル」のマーカーが置いてある数値に等しいだけの 「兵力トラック」の数字を上に移動させる。なお、一時的に15を超えることはできるが、「アクションフェイズ」終了時には15まで減らさなければならない。 また、「植民」は以下の手順で行う。

ア)メインボードの上に残っている「知識トークン」を選ぶ。

イ)「兵力」の数値が、「知識トークン」の右に描かれている数値以上でなければならない。足りない場合は「知識トークン」を「植民」することはできない。

ウ)「知識トークン」を獲得後、ドクロマークの数値と同じだけ「兵力トラック」の数字を減らす。

・「政治アクション」:「政治カード」をプレイする。プレイする場合は、カードの右上に必要な「知識トークン」を獲得していることが必要であるが、プレイすることによって消費されることはない。また、左上に数値の分だけのドラクマを支払わなければならない。

ア)黄色のカード:即時効果を持つ。プレイしたら即座にカードの効果を適用し、自分の前に表向きで置いておく。

イ)紫色のカード:常時効果を持つ。プレイしたら自分の前に表向きで置いておく。 このカードの効果は、ゲームの間、常時適用される。

ウ)赤色のカード:ゲーム終了時に効果を持つ。プレイしたら自分の前に表向きで置いておく。 このカードの効果は、ゲーム終了時の最終計算まで効果はない。最終計算で勝利ポイントを与える。

・「進歩アクション」:「都市タイル」の「進歩トラック」を次のレベルに上げる。ゲーム中に3回だけ行える。

ア)レベルを上げるのに必要な「知識トークン」が描かれているので、それらの「知識トークン」を獲得しているか確認する。消費することはなく、トークンを獲得していればよい。

イ)必要であれば、ドラクマを支払わなければならない。

ウ)「進歩トラック」のマーカーを次のスペースに進め、マーカーの右に描かれている効果を全て適用する。

⑤発展フェイズ

・「スタートプレイヤー」から時計回りに、各プレイヤーは「都市ボード」の「経済」、「文化」、「軍事」のいずれか1つを選んでレベルを上げることができる。

・「発展トラック」をレベルアップするには、次のスペースに描かれている数字の分だけのドラクマを支払わなければならない。

・マーカーを1レベル上げて、側面に描いてある特典を得ることができる。

⑥イベント解決フェイズ

・①「インベント公示フェイズ」で公開されたインベントカードの効果を適用する。対象となるプレイヤー全員にその効果を適用する。

⑦マイルストーンフェイズ

・メインボードに5つの「マイルストーン」が描かれており、このフェイズ中に条件を達成していたら、該当する「マイルストーン」に「マイルストーントークン」を置く。

・このフェイズで該当のマイルストーンを達成したプレイヤーが1名であれば、「税収」または「栄誉」のトラックのどちらかを選んでトラックを1つ進める。

・該当のマイルストーンを複数のプレイヤーが達成した場合は、達成した全プレイヤーが「税収」のトラックを1つ進める。

・一度達成されたマイルストーンは、ゲーム中二度と達成することはできない。

5)ゲーム終了

・9ラウンドの終了時にゲームは終了する。

・各プレイヤーは、ゲーム中に得た得点に以下の勝利点を追加する。

ア)「都市タイル」にある解禁された進歩の得点マークから得られる勝利点。

イ)各プレイヤーの前にプレイされている「政治カード」から得られる勝利点

ウ)各プレイヤーの「栄誉」レベルと等しい勝利点を、特別な「知識トークン」の数だけ得る。

最も勝利点が多いプレイヤーが勝利者となる。複数いる場合は、ドラクマをもっとも多く所持しているプレイヤーが勝利者となる。

以上

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