2~20までの数字が書かれたカードが90枚。手札として6枚持ち、手番がきたら1枚出すだけ。出したのが場で一番大きな数字だったら、手札が1枚減ります。そうして出せるカードが最初になくなった人が勝ち。
ただ、このゲームの最大の特徴は、場に出ているカードと同じ数字を出したとき、数字が合算されるところ。数字の相乗りができるんですね。
例えば3人プレイだとして、スタートプレイヤーが「9」を出したとしましょう。2番手が「8」を出します。「9」より小さいので勝てませんが、スタートプレイヤーはまだ自分の手番が来ていないので、プレイしたカード「9」は場に残っています。ここで3番手が「8」を出すと、2番手と3番手の出した「8」が合算されて、2人で8+8=「16」の強さのカードを出していることになるのです。
一周して次はスタートプレイヤーの手番ですが、出されているカードは単独の「9」なので「16」に負けてしまいました。「9」を捨て札にして山札から一枚カードを引いて手札に入れます(=負けるといつまでも手札が減らない)。
一方、「8」を出した2番手と3番手は勝ったので、2人とも「8」を捨て札にします。勝ったので山札からカードを引かなくてすみ、2人とも手札が1枚減りました。と、こんな感じ。
同数なら合算できるルールの問題で、3~4人プレイよりは、5~6人いた方が盛り上がります。7~8人だと多いかも。ある程度の戦略性はありますが、手札が最後の1枚になったら勝てるかどうかは引き運次第。どこまでいっても結局、最後に要求されるのは運なのが面白さだと思います。
プレイヤーの対応人数が広いので、ゲーム会でちょこっと隙間時間に遊ぶのに向いてます。ただし上記の通りルールはトリッキーで、1度遊んだだけだと面白さはわかりにくいかもしれません。何度か遊ぶうちに、振り回されたり、振り回したりする楽しさに目覚めるでしょう。