ゲームマーケットにて、印刷屋さんのブースに並んでるのが気になって購入しました。
クマホテルとブランコが圧倒的存在感を放っていたので。
印刷屋のパフォーマンス的な性格を感じながら買いましたが、印象の通りとにかくコンポーネントの手触りがいいです。
そして、絵本風味の可愛いアートで統一されていてプレイ中はこの世界に浸れます。ちまちまクローバーや果物、お花を集めましょう。
事前に考慮すべきポイントは誰と遊ぶか、でしょうか。ゲームデザインはアートワークとコンポーネントに寄り添っており、小学校低学年くらいと遊べる複雑さに留められています。集めた果物や植物をラウンドごとにポイントに変換するのですが、そこに加わる加点要素が単純なセットコレクションに抑えられており誰でも簡単に遊べる、ということです。
このことから、コンポーネントの豪華さから重ゲーを期待した人には肩透かしをしてしまう可能性があります。アートワークで雰囲気は伝わってくるのでそんなことはそうそう無いと思いますが…。
もちろん、対象プレイヤーが遊ぶには優れたゲームと言えるでしょう。手触りが良く、簡単な足し算だけで勝敗を争える。先に進むか?牛歩するか?の選択を毎ターン迫られるので戦略性も感じられます。
このコンポーネント量と比すると価格もお手頃ですし、小さなお子さんと遊ぶにはとても良いゲームと感じました。