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メーカー:テンデイズゲームズ
「ネメシス」が大きな話題となったポーランドの新進気鋭デザイナー、Adam Kwapińskiによる2021年の新作です。
プレイヤーは、古の支配者アルコンとなり、宇宙からやってきた「建設者たち―ビルダーズ」との遭遇を通じ、自らの都市を発展させ、より高い得点を獲得することを目指します。
ゲームの基本システムはワーカープレイスメントです。
ダイスを用いた自らの民であるワーカー駒をビルダーズの宇宙船との遭遇という形で表現されているアクションマスへと配置し、さまざまなアクションを実行していくことになります。
ダイスには色と目の概念があり、それぞれがボーナスの獲得やアクション選択の自由度との関連性があり、プレイヤーはどのダイスをどんなタイミングでどのように用いるのか、適切な判断を求められることになります。
しかも、ダイスはアクションのためだけに用いるわけではありません。
あるダイスは力を増していく中で最終的に助言者となり、あるダイスは都市が拡大する中で地区の権力者となります。
これらはさまざまな恩恵をもたらす一方で、ワーカー駒として使用することができなくなることも意味します。
ゲームを通し、役目が変わるダイスをいかに扱うかが勝負のカギとなるでしょう。
もちろん、さまざまアクションの効果も最大限に活かす必要があります。
さまざまな効果を持つ建物を都市に建設し地区を形成させ、武力を高め、神殿で祈りを捧げ、塔を建設し・・・と発展の選択肢は多岐に渡るのです。
王道的なダイスプレイスメントですが、ダイスがワーカーからその役目が変わるタイミングも多く、常に右肩上がりで発展し続けるのは難しいつくりとなっています。
その変化とタイミングをうまく戦略に盛り込み、コントロール出来るのか―挑戦しがいのある一作と言えるでしょう。