貴重な二人専用トリックテイキングです。とはいえ、カードは同時公開でマストフォローではないので気軽に楽しめます。
各動物カードには「カードナンバー」と「動物力 (攻撃力のようなもの)」が記載されています。
手札から動物カードを出し、各動物の効果を処理しながら動物力の合計で勝敗を決めます。
最初に4枚ずつ手札が配られ、出すカードを1枚選び同時に公開します。相手のカードから判断して2枚目も同時に公開します。この時点で、動物力の合計を出すことなくカードの効果で勝敗が決まる事も多いです。勝確な効果カードが無ければそのまま自分の場に出されたカードの動物力を合計し、数字の大きい方が勝ちです。また、同点の場合はよりカードナンバーの大きい方が勝ちです。
カードを2枚ずつ公開した時、カードを手札から追加して出す事ができます。その場合、「手札から1枚捨てて1枚場に追加する」手順になります。追加したら、相手も同じく追加判断をします。
「1枚捨てて1枚出す」ルールを満たせる限り、何枚でも追加できます。
1勝負終了後、負けた方は「出されたカードから自由に1枚選び手札に加える」、その後、勝った方は「残った場のカードで1番カードナンバーが大きいカードを手札に加える」行動をとり、山札から1枚ずつ手札に加え、次の勝負となります。1勝につき勝利点を2点得る事ができ、先に5点稼いだ方の勝利となります。
何度か遊ぶと動物の相性が分かってきます。また、山札が切れても勝負がついていない場合、捨て札をシャッフルして新しく山札とします。
1枚目に出すと動物力ではほかに勝ち目のない「ライオン」カードも、ハダカデバネズミの効果で負けたりします。
1戦目は運要素がどうしても強くなりますが、2戦目からは「場から相手が何を回収したか」と「何が捨て札に行ってもう出てこないか」という情報が加わるので、戦略要素が増えます。
ゲームバランスは作りこまれていて、「二人専用」なので機能しないカードがあったり等も当然ありません。
どう長考しても長時間にはなり得ないゲームで、要素も少ないのでゲーム初心者から中級者ゲーマーあたりまでは楽しくプレイできるゲームだと思います。