頭脳絶好調にアクションを重ねてコンボでアクション重ねて、とにかくアクションを重ねて色々するゲーム
4人戦でプレイ
【どんなゲーム?】
100年に一度の魔女集会でお互いの偉業を見せつけあうというテーマ。
ゲームはスタートプレイヤーから時計回りに、全員11手番を実行して一番勝利点が高い人の勝ち。
手番では正六角形2つをつなげた、6角形のドミノタイル?みたいなものを1つ、自分の個人ボード(写真左に移っているピンクの丸いボード)に置く。置いたタイルに描かれているアイコン2つのアクションをそれぞれ好きな順序で実行するのだが、同じアイコンが連続するように置くとそのアイコンが連続する個数分アクションが強くなる。ゲーム内ではこれを連鎖という。
例えば上の写真の個人ボード上部に五芒陣アイコンが3つあるが、その隣にさらに五芒陣アイコンが描かれたタイルを置いたとき、五芒陣アイコンが示すアクションを4回実行できる。
ここら辺頭脳絶好調とか、最近の作品でいうとボンファイヤを思い出させる。
そしていくつかのアクションは、ボーナスとしてさらに別のアクションをそのターン中に実行させるという効果を持つ。例えば個人ボード上のクリスタルを動かすアクションは、自分の個人ボードの外に出すように動かすと別のアクションを2アクション分実行できる。
アクションにアクションを重ねるコンボをどんどん決めて、勝利点を稼いでいこう。
画像2:ゲーム終了時。青(自分)は76点、さて1位は何点?
【感想とか】
「くにちーのくせに(こんなに複雑なゲームを作れるなんて)生意気だぞ!」と某漫画のスネ夫のようなことを言ってしまいたくなるくらいに、非常に楽しめました。正確にはデザイナー2人による合作なんですが。
個人ボードの頭脳絶好調パズルが非常に頭を悩ませます。置けるタイルは全体から好きに選べるわけではなく、引いた5枚から選ぶ必要があり、「今このアクションをやりたいけどそれだとアクション数が増えなくて弱い。しかし他のアクションは今やってもそれほど点は稼げないしぐぬぬっ!」とジレンマを味わえます。
様々なアクションは早い者勝ちの要素が多く、またどのアクションも他のアクションを呼び寄せるようになっており、「タイル配置してAアクションを実行→その結果Bアクションを得たので実行→配置したタイルのもう片方のCアクションを実行するがBアクションの結果によって効果増→Cアクションの結果によってDアクションをさらに実行」と僕の考えた最強のコンボを実現できるととても楽しくなります。
その結果としてコンボを決めている間に「今どのアクションが何回分残っているんだっけ?」と、ドミニオンのアクション数並みに分からなくなりがちです。一応各プレイヤーに渡すサマリーシートに残りアクション数を示せる数値が描かれていますが、マーカーが1つしかないので圧倒的に足りません。全部で6アクションあるのでそれぞれの残アクション数を示せるようなシートがあると良かったかなと思います。
まぁこれはゲーム慣れしたメンツでプレイしていたからかと思いますが。
ゲームは全員11手番しかないですが、アクションパズルやコンボの決め方を考え始めると止めどがないのでプレイ時間は伸びがちになるかと思います。だいたい公称通りの60分から90分、初めての人同士や長考派の人が集まった場合は2時間は見た方がよいかもしれません。
プレイ時間は伸びがちですが、頭脳絶好調パズルやアクションコンボはしっかりと考えればよい結果を得られるようになっているので、少し重めのゲームに慣れている人は是非プレイしてみてください。