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「たたらば」とは、たたらを用いて製鉄を行う場所。あなたは、たたら製鉄を生業とする一族の頭領です。製鉄は、燃料としてたくさんの炭を必要とします。そのため、製鉄を続けるために、森林の長期的な維持が不可欠です。森を管理して、荒れた森になってしまわぬよう、手入れをし、共存していきましょう。森は時が経つにつれて、姿を変えていきます。人の手の行き届いた扱いやすい森に育つのか、人には扱いづらい森に育つのかは、あなたの行動しだい。一番はやく「たたら」を「永代たたら」に改築できた一族が勝利します。
「たたらばと森」は、奥出雲のたたら製鉄と森の共存をテーマにしたボードゲームです。プレイヤーはたたら製鉄を営む一族の頭領となり、自分の「たたら」を「永代たたら」へ改築することを目的とします。自分の手番で、プレイヤーは空いているマスへ木のコマを置く「植林」か、ボード上に既にある木のコマの効果を得る「伐採」アクションを行います。木にはいくつかの種類があり、「植林」をして成長するスピードや、「伐採」で得られる効果が違います。ラウンドの終了時に、「遷移札の公開」フェイズがあり、植林した木がランダムに成長します。
ボード上の木が成長する「森の成長と遷移」を予測しつつ、「植林」と「伐採」のバランスを調整する計画性が試される、繰り返し遊びたくなるボードゲームです。
・箱庭感覚で楽しめるゲームシステム
・木製コマがふんだんに使用された豪華なコンポーネント
・毎回ランダムにゲーム性が変わるモジュラーボード式
6/10
関西の手作りボードゲームサークル「たなごころ」の本格ボードゲーム。
「たなごころ」のゲームはクオリティーが非常に高く、少数のため、プレミア化する傾向が高い中、大手のホビージャパンが本格的に製造するというニュースは当時、衝撃だった。
内容は木をマネジメントしていくというものなのだが、このマネジメントをミスると、不必要な木がバカバカと立ってしまい、どうしようもなくなるという体験ができる珍しいゲーム。
個人的にはゲームというより、予想外に木のマネジメントの難しさを体感できたことは、面白かったのだが、ゲームとして考えると、ちょっとごちゃっとした感はあり、一般人が買うかどうかと言われるとやっぱりまだマニアックすぎた感はいなめず、そこまで評判にならなかった。
これは同人だからこそのクオリティで人気だったのかもしれない。
ただのボードゲームとして見ると、普通どころかただ地味なゲームだが、たなごころというサークルの作品群を見れば、おそらくファンになって欲しくなるであろう作品。
総合的には評価5くらいだが、たなごころというサークルが好きなのと、見た目の良さで+1の6点。
5/10【ブナや杉の木のコマが素敵なボードゲーム 】
『こんな人にオススメ』
●自然や森が好き
●たたら製鉄に興味がある
●ミープルが好き
植林をしたり伐採をしながら、建材を集め、永代たたらの建設を目指すというシンプルそうなルールだが、実際やってみると奥が深いということがわかる。
木の遷移は多少運任せなところもあるが、ブナ林化(ゲーム内では無価値の木)していくのをみるのは楽しい。木の駒も大きくしっかりしており、満足度が高い。
実際に山陰地方での森とたたら製鉄をモチーフにしており、そこらへんの歴史等を調べてみるとこのゲームがより面白くなることがわかる。アナログゲームはゲームシステムが面白ければいいというものではないことを教えてくれるゲームである。設定に馴染みがない人は一度たたら製鉄について調べてみることをオススメする。
※個人的には、カシの木の伐採は1ターンにつき一人1本というルールを追加するのがよいと感じた。自分がやった時は最初みんなまずカシを切りまくっていたのでゲームの流れが同じようになっていたので、このルールを追加すると多様化した。
スタートからゲスト1さんに初期たたらを隣接されてかなり焦る。
嫌々ながらも盤の中央に食い込んでいく。
永代たたらまで残り6金ってところでアカマツを3本立てるが他の二人に囲まれてすべて切り倒されていく笑
はにきぬ包囲網ができてしまった!笑
結局負けたけど、信長になった気分で嬉しかったです笑
植林と伐採を繰り返しながらお金と建材を稼いでいきます。
大きな木のコマを寝かすことで成長過程を表すなどこだわりの作品で、植林しすぎると足の踏み場がなくなるところなど、テーマとシステムがうまくかみ合っています。
得意のひきこもりプレイでアカマツでお金をスギで健在をコツコツ稼いでいく。
他プレイヤーが2つ目のたたらばを作ると若干あせりも感じるけどガマンガマン。
まっすぐ永代たたらばのコストを稼いで見事1位!ありがとうございました!
個人的には、木質バイオマスガス発電という森林を守る系に関係した仕事にもがっつり携わっていたので、ひいき目もあるかもしれませんが、とてもテーマが好きです。
森を守るためには、適切な間伐と植林が必要です。そして森を守る者が、経済的に成り立たなくなると、やっぱり守れません。
奥にそんなテーマを感じながら、ワーカープレイスメントや陣取りといった要素を盛り込みつつ、適度なジレンマとカタルシスを得られる良作ゲームです。
各プレイヤーは、たたらばという製鉄職人組合の棟梁となります。自分のたたらばを、いち早くグレードアップさせたプレイヤーが勝ちです。グレードアップするためには、多くのお金と建材が必要となります。土地に木を植え、成長させ、伐採しながら、富を蓄えていきます。土地の行き来を妨げるように、追加でたたらばを一つ、建設することも出来るので、他のプレイヤーを上手く邪魔しながら、目的を叶えていくことが必要になります。
木は日当たりによって、勝手に成長するのですが、どの土地が成長するのか?運に身を任せながら(各ターンの開始に選ばれた札によるため、カウンティングして、確率を考えながら立ち回ることは出来ます)、どこに足を運び、木を植えるのか、伐採するのか、と行動を決めなければなりません。成長しすぎてしまう場合もあり、その場合、お金にならない自然木へ取って代わられたりもします。これに、他プレイヤーの動きも関わってくるので、行動選択のバリエーションは少ないにも関わらず、非常に多くの事を考慮して悩む仕様となっています。
アートワークもシンプルでほのぼのとしており、特にコンポーネントのコマは、テーマから当然のことながら、木製で暖かいです。
個人的には、エコゲーム賞などがあれば、受賞させたい作品ですね!おススメです。