7/10
個人的には街コロをつくったデザイナーの最高傑作だと思う。
街コロがドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたなら、このゲームもノミネートされるのでは?と噂もされていほどの完成度を誇っていた。
基本的には、プレイヤーは需要のある(買い取ってくれる)茶器カードを探してきて、売ってお金を稼ぐ。
この探してくるシステムが面白くて、ランダムに分けられた8つのカードの山があって、プレイヤーはこれを1つ選んで、一斉に買い付けを行う。ここまでは普通だが、面白いのはここから。
需要のある茶器は毎回変わるのだが、見たことある茶器があったら、またその山札を選ぶ必要があるのだ。つまり、若干記憶要素も入っている。
しかし、毎回それぞれの山札を選ぶのは1人だけなので、選ぶ順番も大事。
選ぶ順番を早くするには、買い付けのときに1番早く終わらせなければならない。
早く終わらせると、売るのも早くできるので、かなり有利だが、もたもたしているとビリになってしまう笑
ここらへんが熱い!あと、プレミアの品が出たりするのも良いね!
そして、無駄(褒め言葉!)に種類のある茶器のイラストが最高!よくぞここまでこだわった!
毎回全ての茶器が出て来るわけでもないので、戦略があるかと言われると微妙かもしれないが、それでも十分に楽しめるテーマとシステムの融合、程よい戦略と運のバランスが絶妙で素晴らしい国産ゲームだと思う。
ゲーマーもグランディングならこれが1番という人も多く、これが欲しいという人も周りに多い。
当時は5000円と結構な価格だったが、それでもいいかなと思う完成度。
残念ながら、今はもう絶版でレアゲーになってしまっているが、まだ手に入りはするんじゃないかな。
ゲーマーからカジュアル層まで幅広い人にオススメできるいいゲーム。