宅ゲーム会。いくつかやってみて初心者のKさんも慣れてきたところでボードゲームらしいやり取りの活発な「バサリ」を遊ぶ。
ルール自体はシンプルなのでインストは20分も掛からなかった。もちろん初見のKさんと、経験はあるものの記憶が古過ぎてほとんど内容を覚えていなかった
は探り探りアクションを選んでいく。
第1ラウンド一手目はバッティングせず、各自がダイス、宝石、点を得てすぐに二回目のアクション選択へ。二手目からはほぼ毎回誰かしらがバッティングした。多かったのは
とKさんの宝石の取り合いだったように思う。
は最速ゴールの10点に目がくらんでダイス多めの選択をしていたため、あまり被らなかった。三人一致でお流れもたしか無かった。
そんなこんなで
の駒が一周して一回目の得点計算が行われる。宝石の最多所有は獲得に熱心だった
とKさんが赤と黄色をそれぞれを獲得し、
はあまり動きの無かった緑か青のトップを二人と分け合った。この時点での順位はKさん>
>
。各自の点差は5点以内に収まっていた。
第2ラウンド目は前のラウンドよりバッティングが多かった。トップゴールの10点にあまり意味が無いと気づいた
が方針を変え、あまりダイスのアクションを選ばなくなったためかも知れない。相変わらず赤を中心に集めた
は青のトップにもぎりぎり手を出せる状態を維持しながら比較的バッティングの起こりにくいダイスを生かして駒を進める。Kさんは宝石と点を止まったマスによって使い分けながら黄色と緑のトップを確保。
はどの宝石でもいま一つトップを狙えそうに無かったので点のアクションに手を出しがちだった。
の駒が一周してのラストアクションは三人一致のバッティングで打ち消し。二回目の得点を計算してみるとKさん>
>>>>
くらいの差がついていた。もちろん宝石によってついた差である。
そしてラストの第3ラウンド。遅れを取り戻したい
は、図らずも前ラウンドで維持することになった「トップを取るには頼りないけど平均的に多めの宝石」を生かして全種のトップを狙いたいと考える。が、交渉がさっぱり上手くいかず、緑と黄色以外はトップの確保が出来なかった。緑を捨てることで赤を磐石にする
と宝石に執着しないことで細かく点を刻んでいくKさん。二人を相手に交渉していては大きく開いた点差が埋まることも無く、
の駒が最後のゴールを決めて得点計算に。
集計の結果、
約96点
Kさん約95点
約70点
くらいで
の勝ち。
トップ争いの二人の差は、ほぼダイス目の運くらいしかないものと思われる。どちらかの何かが違えば順位は変わっていた。
一方大きく差をつけられた最下位の理由は2ラウンド目の宝石争いにまったく参入出来なかったからだろう。「バサリ」は宝石を集めるゲームであり交渉が重要なゲームである。その辺りをしくじるとこうなりますと言う典型的な例だった。
★以下、個人的な感想とか★
「前回のプレイと間があったのでとても新鮮な気持ちで遊べました。まあ結果ひどいものでしたが。良くてWin-Win、基本は損ばかりの交渉だったように思います。今まで全然そういう認識は無かったのですが、自分は交渉苦手なのかも知れないと、そう思うような結果でした」