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メーカー:ニューゲームズオーダー
カードゲーム「ザ・バクダン」の作者であるラインハルト・シュタウペの一番の代表作です。ドイツボードゲームの黄金期である90年代の一翼を担ったクラシックな作品ですが、遊び易さと遊び応えを兼ね備えており、今まさに遊んでいただきたいゲームです。
プレイヤーは「バザリ」と呼ばれる東洋の市場の宝石商となります。市場を巡りながらライバルたちの思惑を読み、4色の宝石を集め、富を成すことを目指します。プレイヤーは全員、まずサイコロを振って市場を時計回りに進み、それから商いのアクションをタイルで選択する、という手順を繰り返します。誰かが試乗を1周したらラウンド終了。各色の宝石について一番たくさん持っている人からポイントを獲得します(赤のトップが14点、黄が12点、ミドリが10点、青が8点)。3ラウンドの後に最も多くのポイントを稼いだ人の勝ちです。
ゲームの肝は何といっても、アクションの選択をめぐる駆け引きです。「サイコロ」「金貨」「宝石」の3つのアクションがあり、それぞれプレイヤーに恩恵をもたらしますが、アクションは全員が行えるわけではありません。タイルを用いて全員がアクションを秘密選択し、一斉に公開します。1人だけが選んだアクションはその人が即座に行えますが、2人の場合はどちらか1人しか行なえません。互いに手持ちの宝石を相手にいくらか支払う定時をして、アクションを譲ってもらう「取引」を行わねばならないのです。そして3人以上が選んだアクションは、誰も行えません!
「サイコロ」のアクションの権利を獲得したら、もう1回サイコロを振って、市場をさらに勧めます。ラウンドが終わった時に1周できていたプレイヤーだけが10点を獲得できますので、これは重要です。「金貨」のアクションでは、止まったマスに記された値分の金貨(つまりポイント)が得られます。「宝石」のアクションでは、止まったマスに描かれた種類と数の宝石をストックから得られます。止まったマスの値や宝石、集めている宝石の色、ゴールまでの距離などにより、思惑はプレイヤーによって様々です。「何をするのか一番得か」だけでなく、「他のプレイヤーの狙いは何だろう」ということも考えて、極力アクションがカブらないことが大切です。でも勝負所は強気で、取引も辞さない!という態度も大事。1時間以内で気軽かつ本格的な駆け引きが楽しめる、ボードゲームの醍醐味が味わえるゲームです。